はじめに
家具は大きい物や高額な物が多く、そう簡単に買い替えたりできるものではありません。
その為、一度購入した家具は少しでも長く使用したいと考えるのは当然です。
では、家具を長持ちさせるためには、どのようなことに気を付ければ良いのでしょうか。
また、家具の素材で長持ちしやすい物などはあるのでしょうか?
本記事では、家具を長持ちさせるために気を付けるべきことについて調べてみました。

直射日光のあたる場所を避ける
直射日光を当てることは家具を傷めることにつながります。
その理由は、日光に含まれる紫外線。紫外線は家具の変色や劣化を起こす原因となります。
特に要注意なのは、革製品の家具です。革はデリケートなので、直射日光を受けるとシミや変色の原因となります。
どうしても直射日光を避けられない場合は、レースカーテンなどを閉めることで紫外線の多くをカットし、ダメージをかなり防ぐことができます。
湿気のたまらない置き方をする
湿気も家具を傷める原因になります。
家具を湿気から守るためには、家具を置く場所に工夫が必要です。
壁を背に配置する家具は、どうしても壁にピタリとくっつけて置きたくなりますが、そのような置き方は、家具の背面に風が通らずそこに湿気がたまってしまうのです。
そうした湿気によって、家具の背面にカビが繁殖し、その結果、家具を傷めてしまう事になります。
壁を背にして設置する場合は、風の通り道を作るために10センチほど壁から離して設置するのがよいでしょう。
適切な手入れをする
日ごろから、適切な手入れも大事です。手入れといっても難しく考える必要はありません。
例えば、何かをこぼしたり、汚れたりしたらすぐに拭き取る、などこまめに対処しましょう。
ただ、家具の素材によっても拭き取り方が変わってきます。濡れたタオルで拭いていい場合とそうでない場合がありますので、それぞれの素材に合った手入れが必要です。
長持ちしやすい素材を知る
家具が長持ちする素材としては、スチール製やアルミ製、あるいはガラス製の家具なども多く販売されています。これらの素材は、天然の木製や革製とくらべると比較的長持ちするといえるでしょう。
もちろん、木製や革製の家具でも正しい使用方法と手入れを行えば、数十年でも使用できます。
どのような物でも、粗雑にあつかえば、すぐに劣化してしまいます。素材も大事ですが、使い方や手入れの仕方が大事になってきます。
家具の素材や特性を把握し、適切な使い方や手入れの方法を学びましょう。
長持ちする家具が持つ「3つの特徴」
ところで、長持ちする家具にはどのような特徴があるでしょうか。
実は、長持ちする家具には次のような特徴があります。
- 耐久性が高い
- 汚れに強い
- 耐水性に優れいている
これらは、家具の素材となる木材が決め手になることが多いです。
それぞれの特徴を詳しく紹介します。
1. 傷に強く、耐久性がある
そもそも耐久性のある、丈夫な材質が使われている家具は、多少の傷やへこみに強く、長持ちします。
例えば、「無垢材」と呼ばれる、丸太からそのまま切り出した素材などは、木の温もりを感じられる素材として人気がありますが、乾燥に弱く反りや割れが生じることがあり、品質や強度にばらつきがあります。
合板や繊維板などの基材の表面に木目の部分を薄くスライスした板を張り付けた「突板材」は、日本の多湿な気候に適しており、品質的に安定した素材となっています。
ホームセンターなどで売られている安価な家具には、傷がつきやすいパイン材などが使われていることが多く、耐久性が高いとは言えません。
長持ちする家具は、耐久性の高い素材を使っているのです
2. 汚れに強い
子どもさんがいるご家庭であれば、汚れに強い「ウレタン塗装」の家具を選ぶのが良いでしょう。
ウレタン塗装は、傷に強く、水のシミができにくい特徴があります。
そのため、細かなメンテナンスは不要で、長期間の使用が可能となります。
3. 耐水性に優れている
普段、食事の際などに使用するテーブルは、水分によるシミができにくい、耐水性のあるものを選びたいですね。
耐水性のある素材には「ナラ材」があります。ナラ材でできたテーブルは、ダイニングテーブルなどに使用され、シミができにくく、長く使用することができます。
「耐水性があるか」という要素も、長持ちする家具の大事な特徴といえるでしょう。

まとめ
家具は、価格も高く、長く使うものでもあるので、できるだけ長持ちするものを選択し、長持ちするような使い方で愛用していきたいものですね。
また、最近では、家具は「所有する」のではなく、サブスクリプションで「レンタルする」サービスも増えてきました。
例えば、以下の記事では、家具のサブスクリプションサービスについてご紹介しています。
家族の数や、生活のサイズに合わせて、大事に手元に置きながら長く使う家具と、レンタルでこまめに交換しながら使いやすいものを選んでいく家具を使いわけ、暮らしやすい柔軟な家具選びをしていきたいものですね。
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