はじめに
10月16日からTBSの日曜劇場(毎週日曜日よる9時放送)で山﨑賢人主演の『アトムの童』がスタートしましたね。
この日曜劇場のドラマ枠は『半沢直樹』や『下町ロケット』などの熱血ドラマが多く、最近では『TOKYO MER~走る緊急救命室~』、『オールドルーキー』などが印象に残っています。
今回の『アトムの童』は、ゲーム業界を舞台に「ゲーム業界のバンクシー」と呼ばれる若い天才ゲーム開発者が、周りの人々と協力しながら、大企業に立ち向かい成長していく物語。
現時点(10月22日時点)で、まだ第1話が放送されたところですが、気になるキャストについて紹介したいと思います。
気になるキャスト
安積 那由他(あづみ・なゆた)・・・山﨑 賢人
主人公の「ゲーム業界のバンクシー」と呼ばれる天才ゲーム開発者役が山﨑賢人。
実は、山﨑賢人のドラマは初めて観るのですが、こんな役者さんが日本にもいるのだな、という印象を受けました。
スマートでイケメンですが、あまりなよなよしておらず、少しギラつく感じは最近あまり見ないタイプの若手俳優さんだと思いました。
キレキレの存在感を与えている割には、嫌みな感じがせず、個人的にはとても好意を持ちました。
ドラマの内容も大事ですが、主演の俳優さんの人柄がドラマ全体の基調になるように思うので、山﨑賢人がこれからどんな演技をするのかとても期待しています。
富永 海(とみなが・うみ)・・・岸井 ゆきの
主人公にゲームの製作依頼するヒロイン。老舗玩具メーカー「アトム玩具」の社長の娘役が岸井ゆきの。
岸井ゆきのと言えば、NHKの連続ドラマ小説『まんぷく』の主役夫婦の長女役が印象に残ってます。
とても好感の持てる女優さんで、こちらも楽しみな配役ですね。
気取りがなくて、がしがしとドラマを引っ張っていく役になるんじゃないでしょうか。甘いラブストーリーにはならないで、現実的な存在感をもったキャストですね。
興津 晃彦(おきつ・あきひこ)・・・オダギリジョー
インターネット検索サービスの大企業「SAGAS」の社長。オンラインゲーム事業にも乗り出すが、主人公の那由他との間にはいろいろと因縁があるようです。
その社長・興津 晃彦役にオダギリジョー。
なんかふわっとした存在感ながら、いけ好かない感じがよく出ていて、このドラマのラスボスとして存在感のある演技をされてますね。
ちなみに、この役は当初、香川照之がキャスティングされていたようですが、いろいろと不祥事があり、急遽オダギリジョーに決まった、という経緯があるようです。
この日曜劇場のドラマ枠に香川照之は欠かせない俳優さんでしたが、これを機にオダギリジョーの曲者感が定着するのを期待します。
森田 聡(もりた・さとし)・・・岡部 大(ハナコ)
主人公の那由他の友人でネットゲームカフェの店長の森田役を、お笑いトリオ「ハナコ」の岡部 大。
お笑い芸人がドラマに出るのがあたり前の時代になりましたが、この森田 聡も脇役ながら存在感のある役。コントでも味のある演技を見せる岡部 大の演技力に注目ですね。
ドラマの中では、那由他のこれまでの事情を知る友人として活躍しそうです。
八重樫 謙吾(やえがし・けんご)・・・でんでん
「アトム玩具」の専務。社長の右腕、という存在。その役を、でんでん。
最近の若い人は、でんでんがお笑い芸人だということをあまり知らないかも知れませんね。
すっかり、演技力のある名バイプレイヤーという印象です。
はるか昔、「お笑いスター誕生」でネタを披露してましたよね。懐かしいです。
各務 英次(かがみ・えいじ)・・・塚地 武雅(ドランクドラゴン)
「アトム玩具」の造形師役をお笑いコンビ「ドランクドラゴン」の塚地 武雅。
でんでんとコンビで「アトム玩具」を支える社員の役。この二人がドラマにコメディ要素を与えていて楽しいです。
富永 繁雄(とみなが・しげお)・・・風間 杜夫
「アトム玩具」の社長で、海の父親役に風間 杜夫。
個人的には、大好きな役者さん。なんといっても演技に深い味があります。
8年前のテレビ東京のドラマ「ごめんね青春!」(脚本・宮藤官九郎)での主人公の父親役が印象に残ってます。
ちょっと時代から取り残された感のあるデリカシーに欠けたおじさんを演じさせると絶品です。
もともと、スマートな役者さんなので、そういうおじさんの役でもどこかに可愛らしさが出てくるんですね。
このドラマでは、主人公の那由他がリスペクトする玩具クリエーターでもある、という、なんかわくわくするキャストです。楽しみしかないですね。
菅生 隼人(すごう・はやと)・・・松下 洸平
主人公の那由他とゲーム開発をしてきた仲間・菅生役を松下 洸平。
那由他と共同で「ジョン・ドゥ」という名前を語っていた。この「ジョン・ドゥ」がゲーム業界のバンクシーと呼ばれる存在だったんですね。
いろいろ訳アリのようなのですが、第1話では、まだ少ししか登場していないので存在感を示すのはこれから、ですね。
那由他と「アトム玩具」の人々がこれから、興津社長率いる「SAGASU」に立ち向かっていく上で、キーマンになる役のようです。
1話の時点では、まだ「SAGASU」側の人間のようなので、これからどうなるんでしょう。
原作は無く、脚本は神森万里江
『アトムの童』は、原作はありません。つまり完全オリジナル。
脚本は神森万里江さん。
2021年に話題になった森 七菜がヒロインを演じた『この恋あたためますか』の脚本を書かれた人ですね。『この恋あたためますか』ではオリジナルのデザートがコンビニで販売されるなど、とても美味しくて、心あたたまるラブストーリーでした。
他にもドラマ『相棒』の脚本なども担当されており、今後のドラマ展開が楽しみですね!
まとめ
というわけど、2022年10月開始の日曜劇場『アトムの童』は、思っていたよりも面白そうで、これから注目していきたいと思います。どんな展開になるのか、今から楽しみです。