なぜRIZAPは建設業界参入を決めたのか?本当のねらいは中間マージン排除と25%コストカット

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2026年4月14日、RIZAPグループは建設業界への本格参入を発表しました。コンビニ型ジム「chocoZAP」の驚異的な出店実績を活かし、新会社RIZAP建設株式会社を通じて内装工事などを請け負う体制を整えます。ユーザーの皆さんが最も気になる「なぜ突然参入したのか」と「本当のねらいは何か」という疑問に、公式発表と関連報道に基づいてお答えします。

この記事のまとめ

  • RIZAPはchocoZAPの1年で1,020店舗というギネス世界記録を支えた独自スキームを外販するため、建設業に参入しました。
  • 本当のねらいは多重下請け構造の中間マージンを排除し、通常費用から25〜30%のコストカットを実現することです。
  • 通常工期の2倍速施工と適正品質をコミットし、業界の「高い・遅い・分かりづらい」という課題を解決します。
  • すでに外部から半年間で186店舗、受注売上約30億円の実績を上げています。
  • グループ内の約500人をリスキリングし、建設人材を創出することで人手不足にも貢献します。
  • 「新3K(健康・快活・給与アップ)」で建設職のイメージを変え、社会課題解決を目指します。

なぜRIZAPは建設業界参入を決めたのか?

RIZAPグループは、chocoZAP事業で全国に小型無人ジムを爆速展開してきました。2023年1月24日から2024年1月23日までの1年間で、24時間営業のジムを1,020店舗オープンさせた実績がギネス世界記録™に認定されています。この記録の裏側には、建設業界の壁に直面した経験がありました。

物価高騰、人材不足、多重下請け構造という課題にぶつかり、RIZAPは自社で店舗開発・施工を内製化する独自の仕組みを構築しました。結果としてコストと工期を大幅に圧縮できたのです。この成功体験を自社だけで留めず、社会に開放する決断を下しました。

外部企業からも出店支援の相談が相次ぎ、まずは選定コンペで2店舗を施工。RIZAPのQCD(品質・価格・早さ)が評価され、正式受注につながりました。わずか半年間で186店舗を完遂した実績が、建設業界本格参入のきっかけとなったのです。RIZAPグループ代表取締役社長の瀬戸健さんは「我々も直面しましたが、建設業界は人手不足で、資材が足りないなどの問題がある中、さまざまなネットワークを作ることで短期間で実現できた」と振り返っています。

本当のねらいは中間マージン排除と25%コストカット

タイトルでお伝えした通り、RIZAP建設の本当のねらいは「中間マージン排除」と「25〜30%コストカット」にあります。従来の建設業界では、資材調達から施工まで複数の業者が間に入る多重下請け構造が一般的です。これにより中間マージンが積み重なり、コストが高止まりし、工期も長期化していました。

RIZAP建設が導入するのは「3直」の独自スキームです。

  • 直取引:製造工場との直接取引により中間コストをカット。独自製造と直輸入を徹底します。
  • 直雇用・直育成:職人を社内で養成し、現場の機動力を最大化。多能工化も進めます。
  • 直発注(直接分離発注):多重下請けから脱却し、中間マージンを徹底排除。資材調達から施工まで一括で管理します。

これにより、通常費用から25〜30%の削減(chocoZAP出店実績の過去比較に基づく)と、通常工期の2倍速を実現。適正品質をコミットします。瀬戸健さんは「多重下請け構造においても中間マージンを排除して、直接的に様々な専門の企業と繋がっていく。建設の常識を覆していく」と力強く語っています。

この仕組みは単なるコストダウンではなく、業界全体の生産性向上につながるものです。資材価格の高騰や人手不足が続く中、「安い・早い・ちょうどいい」施工を提供することで、発注企業の負担を軽減します。

chocoZAPのギネス世界記録が証明する施工力

ギネス記録は単なる数字ではありません。RIZAPの施工力が実証された結果です。1年間で1,020店舗を24時間営業でオープンさせた背景には、AI活用による業務効率化(20%以上向上)もあります。これで捻出された人的リソースを建設分野にシフトさせる基盤ができました。

外部企業からの受注も順調です。2025年10月から2026年3月までの半年間で186店舗を完遂し、受注売上は約30億円に達しました。選定コンペから始まった取り組みが、正式落札につながったのはQCDの高さが認められたからです。この実績が、RIZAP建設の信頼性を裏付けています。

人手不足解決に向けた人材育成の取り組み

建設業界は2040年に約122万人(経済産業省推計)の人材不足が予測される深刻な状況です。RIZAP建設はこれに正面から取り組むため、リスキリングを推進します。今年度中にグループの1割強にあたる約500人を対象に、技能・資格取得を全面支援。すでに50名ほどがキャリアチェンジを果たしています。

RIZAP建設株式会社代表取締役社長の幕田純さんは、研修カリキュラムをすでに開始し、国家資格取得をバックアップする伴走型プログラムを運用中としています。トレーナー育成のノウハウを活かした座学と実技の融合が特徴です。

さらに「新3K」を提唱します。従来の「きつい・汚い・危険」から「健康・快活・給与アップ」へイメージを変え、事務職を上回る年収を目指します。将来的には社外からのキャリアチェンジ希望者も広く受け入れ、日本の建設人材を永続的に輩出するプラットフォームへと進化させる計画です。

さいごに

RIZAPが建設業界に参入した理由は、chocoZAPで培った独自スキームを社会に還元し、業界の常識を覆すためです。本当のねらいである中間マージン排除と25〜30%コストカットは、単なるビジネスではなく、人手不足や生産性向上という社会課題解決への挑戦でもあります。

半年で186店舗・約30億円の実績と、500人のリスキリング計画は、その本気度を示しています。建設業界に「安い・早い・ちょうどいい」選択肢が増えることで、発注企業も職人もwin-winになる未来が近づいています。RIZAP建設の今後の活躍に、ぜひ注目してください。

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