最近、日本橋三越本店で開催されたイタリア展2026で、フォカッチャ専門店フォカッチャモのスタッフによる衛生管理に関する問題が明るみに出ました。店長が手袋を着用したまま試食する様子を収めた動画がSNSで拡散され、多くの利用者が不安や不快を感じる事態となりました。これを受け、日本橋三越本店は公式サイトでお詫びを発表しています。本記事では、事件の経緯から謝罪の理由、双方の対応までを事実に基づいて詳しくお伝えします。
この記事のまとめ
- 2026年4月22日から27日まで開催されたイタリア展PART1で、フォカッチャモのスタッフが手袋着用で試食する不適切な行為を行い、動画がSNSで拡散されました。
- 動画では店長が黒い調理用手袋のまま食材を口に運び、同じ手袋で容器や器具に触れる様子が映っており、交差汚染のリスクが指摘されています。
- 日本橋三越本店は5月5日に公式サイトでお詫びを発表し、行為を「明らかに不適切」と認め、心よりお詫び申し上げました。
- 三越は保健所への報告・相談を行い、衛生管理体制の強化と今後の出店審査基準の見直しを表明しています。
- フォカッチャモ側も同日にInstagramでお詫びを投稿し、動画の削除や衛生教育の再実施などの対策を発表しました。
- この一件は、百貨店催事における食品衛生の重要性を改めて浮き彫りにしています。
手袋試食動画が原因で日本橋三越が謝罪した理由
日本橋三越本店が謝罪に至った直接の原因は、フォカッチャモ店長による手袋試食動画の拡散です。2026年4月22日から27日まで開催されたイタリア展PART1の出店ブース内で撮影されたこの動画が、SNSを通じて急速に広がりました。動画では、店長の平野栞さんが黒い調理用手袋を着用したまま、自店のフォカッチャサンドやローストビーフの肉塊を直接手でつかみ、口へ運ぶ様子が映っています。試食後、同じ手袋のまま周囲の食材容器や調理器具に触れる動作も確認されました。また、マスクや調理帽の着用が確認されない点も指摘されています。
この行為は、食品を扱うプロとしての衛生管理に反するものとして、多くの消費者から強い批判を招きました。日本橋三越本店は食品衛生を最優先事項として位置づけ、出店者への管理を徹底してきましたが、今回の事案は百貨店の信頼を損なう重大な問題と判断したのです。結果として、5月5日に公式サイトで迅速にお詫びを発表するに至りました。検索ユーザーの多くが「なぜ三越がここまで強く謝罪したのか」と疑問に思う背景には、こうした動画の内容と百貨店としての責任感が深く関わっています。
動画の内容と炎上の経緯
問題の動画は、フォカッチャモの店長である平野栞さんが自ら撮影・投稿したものです。主にInstagramで公開され、商品の魅力を伝えるPR目的だったとされています。しかし、内容が不適切であるとしてThreadsやXなどで拡散され、大きな波紋を呼びました。具体的には、手袋を着用した状態で食材を口に直接運ぶ行為が「下品」「不衛生」との声とともに広がりました。
炎上は短期間で拡大し、消費者からは「客に出す食品を汚すな」「交差汚染の極み」といった厳しい意見が相次ぎました。日本橋三越本店はイタリア展という人気イベントの主催者として、来場者の安心を最優先に考えなければなりません。このため、動画の内容が明らかになった時点で、公式な対応を決定したのです。事件はPART1の開催期間終了後、5月5日に表面化し、即時対応が求められる事態となりました。
不適切行為がもたらした交差汚染のリスク
手袋試食行為が問題視された最大の理由は、交差汚染のリスクです。調理用手袋は本来、食品に直接触れる際に衛生を守るためのものです。しかし、口に触れた手袋でそのまま食材容器や器具に触れると、唾液や細菌が移る可能性があります。動画ではこの一連の動作が克明に記録されており、飛沫や毛髪混入の懸念も指摘されました。
食品衛生の観点から、このような行為は利用者に不安を与えるものです。日本橋三越本店は催事出店者の管理責任を負っており、消費者目線で「明らかに不適切」と認識したのです。こうしたリスクが、謝罪という強い対応につながりました。
日本橋三越本店の公式謝罪内容
日本橋三越本店は2026年5月5日、公式サイトに【お詫びとお知らせ】を掲出しました。全文は以下の通りです。
「このたび、4月22日(水)から4月27日(月)の期間で開催しておりましたイタリア展PART1の出店者である<FOCACCIAMO>のスタッフが不適切な衛生管理行為を行い、お客さまにご不安、ご不快の念をおかけいたしました。心よりお詫び申し上げます。
当社は食品衛生を最優先事項と位置づけ、その徹底に取り組んでまいりましたが、今回の事案は明らかに不適切なものであると認識しております。現在、当該出店者の催事販売は終了しておりますが、継続開催中のイタリア展PART2においても、改めて衛生管理の徹底を強化しております。
また本案件については保健所に報告・相談のうえ、衛生管理体制の強化、今後の出店審査基準の見直しを速やかに行い、再発防止策を徹底いたします。本件に関する新たな事実が判明した場合には、速やかにお知らせいたします。」
この声明では、行為の不適切さを明確に認め、保健所への報告や出店審査の見直しを具体的に約束しています。これが「なぜ謝罪したのか」という疑問に直接答える内容です。
フォカッチャモ側の対応と対策
一方、フォカッチャモ側も同日、Instagramでお詫び文を投稿しました。問題の動画を削除した上で、全スタッフへの衛生教育の再実施、試食ルールの明確化、SNS投稿チェック体制の強化などを報告しています。店長の平野栞さんも、配慮が欠けていた点を深く反省する旨を述べました。
ただし、投稿のコメント欄を閉鎖した対応については、一部で「誠意が感じられない」との声も上がりました。フォカッチャモは大阪の人気店としてこれまでSNSを活用してきましたが、今回の件で衛生管理の重要性を改めて認識したようです。
今後の再発防止策と三越の取り組み
日本橋三越本店は、今回の事案を教訓に具体的な再発防止策を進めています。継続中のイタリア展PART2では衛生管理をさらに強化し、出店者への周知徹底を図ります。また、保健所との相談結果を踏まえ、出店審査基準の見直しを速やかに実施します。これにより、百貨店催事全体の信頼回復を目指します。
フォカッチャモ側も試食工程の分離や手洗い・消毒の再徹底を約束しており、両者の連携が今後の鍵となります。消費者としては、こうした取り組みが実際に守られることを期待したいところです。
さいごに
日本橋三越の謝罪は、手袋試食動画という一つの不適切行為がもたらした結果です。食品衛生を最優先とする百貨店としての責任感が、迅速で透明性の高い対応につながりました。この一件を通じて、事業者も消費者も衛生管理の大切さを再確認できる機会となったと言えます。今後、三越をはじめとする催事イベントがより安心して楽しめる場となることを願っています。ご覧いただきありがとうございました。

