『人新世』の研究者・斎藤幸平さんはどんな人?家族や生い立ちは?

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はじめに

著書『人新世の「資本論」』が話題のマルクス主義研究者・斎藤幸平さんは、最近、テレビなどでもよく姿を拝見するようになりました。

今回は、その斎藤幸平さんの生い立ちや家族について調べてみました。

斎藤幸平さんの生い立ちは?

斎藤幸平さんの学歴は、

・東京の芝高校卒業
・東京大学理科二類に入学後、奨学金を得てアメリカの名門・ウェズリアン大学へ進学
・2009年 ウェズリアン大学政治経済学部卒業
・2012年 ベルリン自由大学の哲学科修士課程修了
・2015年 ベルリン・フンボルト大学の哲学科で博士課程修了

2018年、日本語版『大洪水の前に』でドイッチャー記念賞を最年少で受賞。
2021年には著書『人新世の「資本論」』が50万部のベストセラーとなっています。

大学時代にアメリカ南東部で起きた大型ハリケーンの被災地に赴き、ボランティアをしたことがきかっけで大国の深刻な格差問題を痛感。

ハリケーンの被害にあった人のために、炊き出しのボランティアに行ったんです。黒人の方の家は壊れたままで、貧しい人が多くいました。リベラルの資本主義の議論はきれいごとと感じました。
(出典:週刊朝日 2021年4月16日号 インタビュー記事より)

そこで、マルクスを学ぶためにドイツの大学院に進みます。

ドイッチャー記念賞を受賞した『大洪水の前に』は当初ドイツ語で書かれた博士論文だったんですね。

東日本大震災を機に資本主義とエコロジー問題を深めたいと考え、マルクスに倣い、理論と実践を追求。

斎藤幸平さんは、資本主義というシステムの本質的な問題点を指摘し、マルクスの思想を読み直し、バラバラな個人が自発的に結びつき、ボトムアップで共同体を構築するアソシエーション型社会を提案されています。

斎藤幸平さんの家族は?

斎藤幸平さんには、2023年時点で5歳の息子さんと、3歳の娘さんがいます。

幼稚園のお迎えなども斎藤幸平さんがされているようで、イクメンパパであることが知られています。

斎藤幸平さんの妻はピアニスト?

斎藤幸平さんの奥さんはクラシック音楽のピアニストだと言われています。

詳しい情報は公表されていないのですが、以前のインタビューで引越しの時に奥さんのグランドピアノが置けるマンションを探す苦労について語っていました。

斎藤幸平さんプロフィール

【氏名】斎藤幸平(さいとう・こうへい)
【生年月日】1987年1月31日
【出身地】東京都
【職業】東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻准教授
【学歴】ベルリン・フンボルト大学哲学科博士課程修了。博士(哲学)。
【専門】経済思想、社会思想
【著書/訳書】『未来への大分岐』『大洪水の前に マルクスと惑星の物質代謝』『人新世の「資本論」』

さいごに

斎藤幸平さんのような、新しい社会システムの具体的なイメージをもった若い思想家が登場することで、現代の閉塞した社会状況を打破できるといいな、と心から思います。

斎藤幸平さんのアイデアが広く共有されることで、いまよりもずっと風通しのよい時代がきて欲しいなぁ。

これからも、引き続き斎藤幸平さんの活動には注目してきたいですね!

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