2025年3月20日に全国公開予定のディズニー実写版『白雪姫』で、プレミアム吹替版の白雪姫役を務める吉柳咲良さん。
彼女の透き通った歌声と演技が注目を集める中、そのキャリアの原点に意外な人物が関わっていることが明らかになりました。
それは、同じホリプロ所属の先輩女優、石原さとみさんです。
吉柳咲良さんが白雪姫役にたどり着いた背景には、石原さとみさんへの憧れが大きく影響していると言います。
今回は、彼女の芸能界入りのきっかけと、白雪姫役に繋がるストーリーを探ります。
石原さとみへの憧れが芸能界への第一歩に
吉柳咲良さんが芸能界に足を踏み入れるきっかけとなったのは、2016年の「第41回ホリプロタレントスカウトキャラバン PURE GIRL 2016」でグランプリを獲得したこと。
この時、彼女はわずか12歳で、史上最年少での受賞となりました。しかし、そもそもなぜ彼女はこのオーディションを受けたのでしょうか?
その答えは、2025年2月25日に都内で開催された『白雪姫』プレミアム吹替版ジョナサン役声優お披露目イベントでの発言にあります。
吉柳咲良さんは、自身を導いた「運命の人」について問われると、迷わず「石原さとみさんだと思います」と回答。以下のように語りました。
「私が芸能界に入ったきっかけも、石原さとみさんのことがすごく好きで、大尊敬していたので。『さとみさんみたいになりたい!』と思ったのがきっかけで、オーディションを受けたんです。石原さとみさんがいなかったら、私は今ここで白雪姫をやっていることもなかったと思います」(モデルプレス、2025年2月25日)
この言葉から、吉柳咲良さんにとって石原さとみさんがどれほど大きな存在だったかが伝わります。
石原さとみさんの活躍に憧れを抱いた少女が、オーディションを経て芸能界入りし、ついにはディズニープリンセス役を射止めるに至ったのです。
白雪姫役に込められた思いと石原さとみの影
吉柳咲良さんが白雪姫役に決まった背景には、彼女の努力と才能がもちろんありますが、石原さとみさんへの憧れが間接的に影響しているとも言えます。
イベントでは、映画の劇中歌「夢に見る 〜Waiting On A Wish〜」を披露した彼女に対し、監督のマーク・ウェブさんから「白雪姫そのもの」との称賛が贈られました。
このコメントに感涙した吉柳咲良さんは、次のように心境を明かしています。
「オーディションとかも、めちゃくちゃ緊張してて。私にとって、プリンセスはすごく遠い存在だったからこそ、『夢見てもいいのかな?』っていう風に思っていたところもあったので。夢見てよかったんだなという風に、今の監督の言葉を聞いて、すごく思いました」(モデルプレス、2025年2月25日)
この「夢見てもいいのかな」という気持ちは、かつて石原さとみさんに憧れて芸能界を夢見た少女時代の彼女と重なります。
石原さとみさんの存在が、吉柳咲良さんに「夢を追いかける勇気」を与えたことは間違いないでしょう。
そしてその夢が、『白雪姫』という形で結実したのです。
ホリプロの系譜と石原さとみの影響力
吉柳咲良さんと石原さとみさんは、同じホリプロに所属する女優です。
ホリプロタレントスカウトキャラバンは、初代グランプリの榊原郁恵さんをはじめ、深田恭子さん、石原さとみさんといったスターを輩出してきた歴史あるオーディション。
吉柳咲良さんがその系譜に名を連ねたことは偶然ではなく、事務所の育成力と先輩たちの背中を見ながら成長した結果とも言えます。
特に石原さとみさんは、吉柳咲良さんが芸能界を目指すきっかけとなっただけでなく、彼女のキャリアに精神的な支えを与えた存在。
吉柳咲良さんがイベントで涙ながらに語ったように、「石原さとみさんがいなかったら」という言葉には、深い感謝と尊敬が込められています。
司会者が「我々からも石原さとみさんありがとうです」とコメントした際、吉柳咲良さんが照れ笑いを浮かべた様子からも、その思い入れの強さが伺えます(ORICON NEWS、2025年2月25日)。
吉柳咲良のプロフィール
【氏名】吉柳咲良(きりゅう・さくら)
【性別】女性
【生年月日】2004年4月22日
【星座】おうし座
【血液型】B型
【身長】154cm
【出身地】栃木県
【ジャンル】女優 、歌手・アーティスト
【デビュー年】2017年
【デビュー作】ピーターパン (舞台・ミュージカル)
【デビューしたきっかけ】第41回ホリプロタレントスカウトキャラバングランプリ
【代表作】ピーターパン (舞台・ミュージカル)/2017年
初恋ロスタイム (映画)/2019年
天気の子 (映画・アニメ)/2019年
ブギウギ (NHKテレビ)/2024年
【特技】ダンス 歌
さいごに
吉柳咲良さんの白雪姫役は、単なる声優としての挑戦にとどまりません。
彼女にとって、それは石原さとみさんに憧れた少女時代からの夢の集大成であり、自己実現の象徴でもあります。
石原さとみさんの影響がなければ、彼女がこの大役を務めることはなかったかもしれない――そう考えると、このキャスティングには運命的な何かを感じざるを得ません。
公開を目前に控えた2025年3月13日時点で、吉柳咲良さんの白雪姫に対する期待は高まるばかり。
彼女の歌声や演技が、観客にどのような感動を与えるのか楽しみです。
そして、その背後にある石原さとみさんへの憧れが、どれだけ彼女を輝かせているのかにも注目したいですね!