2025年4月、黒崎煌代さんが初主演を務める映画『見はらし世代』が第78回カンヌ国際映画祭の監督週間に選出され、大きな話題となっています。
NHK連続テレビ小説「ブギウギ」で鮮烈なデビューを飾った彼は、若手俳優として急速に注目を集めています。
この記事では、黒崎煌代さんの経歴やカンヌ出品作について、公開情報をもとに詳しくお伝えします。
黒崎煌代の経歴は?
黒崎煌代さんは、2002年4月19日生まれ、兵庫県三田市出身の俳優です。
以下に、彼の主な経歴をまとめます。
2022年:芸能界入り
レプロエンタテインメントの30周年記念「主役オーディション」に約5000人の中から合格し、演技未経験で芸能界に飛び込みました。
このオーディションが彼のキャリアの第一歩となりました。
2023年:俳優デビューと受賞
NHK連続テレビ小説「ブギウギ」で、ヒロイン・鈴子(趣里さん)の弟・六郎役を演じ、俳優デビュー。
自然体の演技が話題となり、同年公開の映画『さよなら ほやマン』で映画デビューを果たしました。
この作品で第33回日本映画批評家大賞新人男優賞(南俊子賞)を受賞するなど、高い評価を受けました。
2025年:初主演とカンヌ出品
映画『見はらし世代』で初主演を務め、団塚唯我監督とともにカンヌ国際映画祭の監督週間に参加。
監督週間は大島渚さんや北野武さんなど著名監督が選ばれてきたセクションで、黒崎さんのキャリアにとって大きな飛躍です。
インタビューで黒崎さんは、映画への情熱を語っています。
「映画を観て脚本を書き起こすのが趣味で、父親が米国で映像関係の仕事をしていた影響もあり、幼い頃から映画に囲まれて育ちました」と、自身のルーツを明かしています。
カンヌ出品の『見はらし世代』とは?
『見はらし世代』は、団塚唯我さんが監督・脚本を手がけた長編デビュー作です。
以下に作品の概要を紹介します。
ストーリー
再開発が進む東京・渋谷を舞台に、母親の死をきっかけに残された父親と息子の関係性を描いた物語。
家族の普遍性と個々の風景を丁寧に紡ぐ作品として注目されています。
キャストとスタッフ
黒崎煌代さんが主人公・蓮を演じ、遠藤憲一さん、井川遥さん、中村蒼さん、木竜麻生さんなど実力派俳優が出演。
撮影は古屋幸一さん、音楽は寺西涼さんが担当し、製作はシグロとレプロエンタテインメントが手がけました。
カンヌでの意義
本作は団塚監督が日本人史上最年少で監督週間に選出された快挙でもあります。
黒崎さんは団塚監督について、「私のキャリアを最初から近くで観ていてくれた団塚監督だからこそ100%の信頼をもって撮影に臨むことができました。
映画を好きで本当に良かったです」と信頼を語っています。
黒崎さんは作品について、「家族という、普遍的だけれど、どの家族にもそれぞれの風景がある存在を、紡いでいく人たちへの愛おしさを感じました」とコメント。
カンヌでの上映を「寛容な心と素直な目線で観ていただけることを願い、届いていくことを楽しみにしています」と期待を寄せています。
黒崎煌代のプロフィール
【氏名】黒崎煌代(くろさき・こうだい)
【性別】男性
【生年月日】2002年4月19日
【星座】おひつじ座
【出身地】兵庫県
【ジャンル】俳優
【デビュー作】ブギウギ (NHKテレビ)
【特技】ドッジボール スキー
【趣味】映画鑑賞 映画を観て脚本を書き起こすこと
さいごに
黒崎煌代さんの急成長は、日本映画界に新たな風を吹き込んでいます。
以下に、記事のまとめを箇条書きで示します。
- 黒崎煌代さんは2022年にオーディションで芸能界入りし、「ブギウギ」でデビュー。
- 『さよなら ほやマン』で新人男優賞を受賞し、演技力を証明。
- 初主演作『見はらし世代』がカンヌ監督週間に選出され、団塚唯我監督と世界に挑む。
わずか数年で朝ドラからカンヌの舞台へ駆け上がった黒崎煌代さん。
彼の映画への情熱と誠実な姿勢は、多くの観客を魅了するでしょう。今後の活躍から目が離せません。