タレントとして知られるデヴィ・スカルノさんが、2025年4月16日に暴行の疑いで書類送検されました。
この事件は、彼女が代表を務める「12（ワンニャン）平和党」を設立し、2025年夏の参院選出馬を表明した直後の出来事で、大きな注目を集めています。
書類送検が彼女の政治活動や選挙戦にどのような影響を与えるのか、気になるところです。
この記事では、参院選への影響を中心に、事件の詳細、ワンニャン平和党の政策、SNSの反応を整理して解説します。
- デヴィ・スカルノさんは、2025年2月に事務所従業員にシャンパングラスを投げつけた疑いで書類送検されたが、容疑を否認。
- 書類送検が帰化申請や参院選キャンペーンに与える影響は不明だが、党のイメージや集票力に懸念。
- ワンニャン平和党は犬猫の食用禁止法制化や殺処分ゼロを掲げ、2～5議席を目指す。
- SNSでは、事件が参院選出馬や党の信頼性に悪影響を与えるとの意見や、選挙妨害を疑う声が見られる。
参院選出馬への影響は？
デヴィ・スカルノさんの書類送検が参院選出馬やワンニャン平和党の政治活動に与える影響については、現時点で具体的な情報が不足しており、結論は出せません。
以下の点が注目されています。
帰化申請の不透明さ
デヴィ・スカルノさんはインドネシア国籍のため、参院選出馬には日本国籍への帰化が必要です。
2024年10月から帰化申請中ですが、書類送検が審査に影響するかどうかは不明です。
専門家は、「いまのところ日本国籍を取得したという情報には接していない。
今回の一件が日本国籍取得に影響があるかどうかは現時点ではわからない」と指摘しています。
帰化が認められなければ、出馬自体ができません。
選挙キャンペーンの制約
書類送検の結果が出ていない場合、自治体によっては警備が厳しくなり、聴衆との握手や写真撮影が制限される可能性があります。
専門家は、「容疑がかかったままだと、外部との接触を禁止する傾向にある。そうなると、集票にも影響がある」と分析しています。
デヴィ・スカルノさんの知名度を活かした集票戦略に影響が出る恐れがあります。
党のイメージへの影響
ワンニャン平和党は動物愛護を掲げますが、暴行疑惑は党の信頼性に影を落とす可能性があります。
永田町では、「デヴィ夫人が日本国籍を取得できなければ、参院選で政党として出馬することはないだろう」との声も聞かれます。
デヴィ・スカルノさんは事件後も政治活動を継続し、インスタグラムで動物愛護セミナーを告知するなど、影響を最小限に抑える姿勢を見せています。
デヴィ・スカルノさんの書類送検の経緯は？
デヴィ・スカルノさんは、2025年2月、東京・渋谷区の飲食店で、自身の事務所の女性従業員にシャンパングラスなどを投げつけたとして、暴行の疑いで書類送検されました。
事件は、事務所関係者6人ほどが参加した女性従業員の送別会で発生。
デヴィ・スカルノさんと退職予定の女性が、政治活動や芸能活動の方針を巡って口論になり、グラスを投げつけたとされています。
被害女性にケガはなかったものの、警視庁が捜査を進め、書類送検に至りました。
デヴィ・スカルノさんは警視庁の調べに対し、「グラスは投げていません」と容疑を否認しています。
報道によると、被害女性はワンニャン平和党の政治活動に反対していたとされ、事務所内の対立が事件の背景にある可能性が指摘されています。
ワンニャン平和党の政策とは？
ワンニャン平和党は、2025年2月12日にデヴィ・スカルノさんが設立を発表した政治団体で、犬猫の愛護を主要政策に掲げています。主な政策は以下の通りです：
- 犬猫の食用禁止の明確な法制化
- 犬猫の殺処分ゼロ
- 動物虐待の厳罰化
- ブリーダー免許制の導入
- アニマルポリスの設置
デヴィ・スカルノさんは記者会見で、「人と犬猫が共生できる社会を目指している。私の人生の集大成として政界に一石を投じようと立ち上がった」と述べ、日本国内で犬肉を提供する店舗が約50～100軒あると主張し、法制化の必要性を訴えました。
党は比例区と選挙区で10～30人の候補者を擁立し、選挙プランナーの藤川晋之助さんが戦略を担当。
藤川さんは「最低2～3議席、できれば5議席」を目標に掲げていましたが、2025年3月11日に惜しくも亡くなられています。
共同代表には、世界愛犬連盟創設者の堀池宏さんが就任。
デヴィ・スカルノさんは参院選出馬のため、2024年10月から日本国籍への帰化申請を行っています。
SNSの反応は？
Xでの反応を見ると、書類送検がワンニャン平和党や参院選出馬に悪影響を与えるとの意見が目立ちます。
これらの投稿は、事件が党の信頼性や選挙戦にマイナスとの見方が強い一方、選挙妨害や宣伝策との陰謀論的な憶測も存在することを示しています。
もちろん、これらのXの意見は一部の声であり、全体の世論を代表するものではありません。
さいごに
デヴィ・スカルノさんの書類送検は、ワンニャン平和党の参院選出馬という新たな挑戦の直前に発生し、帰化申請や選挙キャンペーンの行方に注目が集まっています。
動物愛護という独自の政策で支持を集めようとする党にとって、今回の事件は大きな試練となるでしょう。
事件の真相や捜査の進展、党の対応策が今後の選挙戦を左右する可能性があり、参院選までの動向から目が離せません。
