2025年シーズン、ロサンゼルス・ドジャースに移籍した佐々木朗希さんが、メジャーリーグでの初勝利を目指して奮闘しています。
4月19日のレンジャーズ戦では6回2失点の好投を見せ、初勝利の権利を得たものの、救援陣の逆転サヨナラ被弾で勝利を逃しました。
「令和の怪物」と称される佐々木朗希さんの初勝利はいつ実現するのでしょうか。
また、球速低下や制球難といった課題を克服し、安定した活躍を見せられるのでしょうか。
この記事では、最新の登板データや関係者の声を基に、佐々木朗希さんの初勝利のタイミングと課題解決の可能性を解説します。
- 佐々木朗希さんは2025年シーズン、4試合に先発し防御率3.20を記録するも、初勝利は未達成。
- 4月19日のレンジャーズ戦で6回2失点の好投を見せたが、救援陣の失点で勝利を逃す。
- 次回登板は5月2日または5月3日のマリナーズ戦が有力で、初勝利のチャンスと予測される。
- 球速は最大156.7km/hとNPB時代より低下、制球難（与四球率4.8）も課題として浮上。
- 米メディアや監督は「23歳の若さを考慮すれば成長の余地あり」と評価、球速と制球の改善に期待。
佐々木朗希のメジャー初勝利はいつになる？
直近の好投と初勝利目前の状況
佐々木朗希さんは2025年4月19日のレンジャーズ戦で、メジャー自己最長の6回を投げ、2安打2失点、4奪三振を記録しました。
78球で3四球を与えたものの、防御率3.20と安定感を見せ、初勝利の権利を得ました。
しかし、9回裏に救援投手が逆転サヨナラ2ランを浴び、チームは4-3で敗北。佐々木朗希さんの初勝利はまたもお預けとなりました。
X上では、「6回4K2失点で渡米後初のQS達成！！」「ただチームはサヨナラ負け」という投稿が見られ、好投を称賛しつつ勝利逃しの悔しさを伝えています。 また、
「朗希の好投が、大谷翔平の長女誕生に華を添えた！」と、試合の意義を前向きに捉えた声も上がっています。
次回登板予測：5月初旬のマリナーズ戦が有力
佐々木朗希さんの次回登板は、ドジャースのローテーションと中6日間隔を考慮すると、5月2日または5月3日のマリナーズ戦が有力です。
ドジャースのロバーツ監督は、佐々木朗希さんを中6日で起用する方針を明言しており、4月19日登板後のスケジュールからこの時期が予測されます。
マリナーズ戦は、佐々木朗希さんの持ち味であるスプリットとフォーシームが活きる相手とされ、初勝利のチャンスが期待されます。
米データサイト「FanGraphs」では、佐々木朗希さんが24試合登板で10勝6敗、防御率3.30を記録すると予測しており、5月上旬の登板で初勝利を挙げる可能性は高いと見られます。
ただし、救援陣の安定性が勝利のカギを握ると、X上でも指摘されています。
球速課題の現状と克服の可能性
球速低下：NPB時代の160km/h超から156.7km/hへ
佐々木朗希さんの最大の武器である速球は、NPB時代に最速165km/hを記録しましたが、2025年シーズンは最大156.7km/hにとどまっています。
3月30日のタイガース戦では平均球速が152.4km/hで、米メディアから「球速不足」との指摘を受けました。
レンジャーズ戦後、佐々木朗希さんは「色々あって、球数を重ねたら解決した」とコメントし、球速回復への手応えを示しました。
米スカウトは、球速低下の原因として「メジャーのマウンドやボールの違いへの適応」を挙げ、調整期間が必要と分析しています。
Xのでは「焦る必要はない」という米記者の評価を引用し、23歳の若さを考慮した成長余地を強調するポストが見られます。
制球難：与四球率4.8と高い数値
佐々木朗希さんのもう一つの課題は制球難です。
5試合で与四球率4.8（9回あたり4.8四球）と高く、3月30日のタイガース戦では2回途中で4四球を記録し降板しました。
米メディアは「変化球の見極めが甘く、打者がストレートを狙っている」と指摘し、制球の安定が急務と報じています。
ロバーツ監督は「深く考えないように」と佐々木朗希さんを擁護し、制球改善に向けてサポートを続ける姿勢を示しました。
4月19日のレンジャーズ戦では、初球ストライク率が72.7％と向上し、制球の進歩が見られました。
克服の可能性：若さと適応力に期待
佐々木朗希さんの23歳という若さは、課題克服の大きなアドバンテージです。
AI予測によれば、2025年シーズンは奪三振率11.63（ナ・リーグ1位相当）を維持しつつ、与四球率2.83まで改善すると見込まれています。
スプリットやスライダーの精度向上も、球速回復と制球安定に寄与すると期待されます。
レンジャーズ戦での好投後、佐々木朗希さんは「いい方向に来ている」と前向きなコメントを残しました。
ドジャースの豊富なコーチングスタッフとデータ分析を活用し、適応を進めている点もプラス材料です。
ドジャースの救援陣と初勝利への影響
佐々木朗希さんの初勝利が救援陣の失点で逃している点は、ドジャース全体の課題です。
4月19日の試合では、9回に救援投手が2ランを浴び、チームは逆転負け。
X上では、「5回まで2失点で初勝利の権利」と好投を称賛する一方、救援陣への不満が散見されます。
米メディアは「ドジャースの救援陣が不安定」と指摘し、佐々木朗希さんの勝利にはブルペンの強化が必要と報じています。
5月以降の登板では、救援陣の安定が初勝利の鍵となるでしょう。
さいごに
佐々木朗希さんのメジャー初勝利は、5月2日または5月3日のマリナーズ戦での実現が期待されます。
球速低下や制球難といった課題は、若さと適応力を武器に克服の兆しを見せており、ファンやメディアの期待も高まっています。
ドジャースの救援陣の安定が整えば、佐々木朗希さんの好投が勝利に直結する可能性は高いです。
「令和の怪物」がメジャーの舞台で初白星を挙げ、さらなる飛躍を見せる瞬間を、ファンは心待ちにしています。
