パティシエの林巨樹さんが手がけた美しい飴細工が、大会で会長賞を受賞した直後に、思いがけないハプニングで崩壊してしまったという衝撃のエピソードが話題を呼んでいます。すべてお砂糖で作られた儚い芸術作品の裏側に迫り、その復活の秘訣を探ります。
この記事のまとめ
- 林巨樹さんの大会会長賞受賞飴細工が、テーブルへの衝突で一瞬にして崩壊した経緯と、その美しい破片の魅力。
- 飴細工の制作過程で培われた過酷な練習と、フランス修行の経験から生まれる技術の裏側。
- 崩壊後の作品を食べ物として循環させる考え方と、失敗をバネにした復活の秘訣。
パティシエ林巨樹さんの衝撃のハプニング!大会会長賞受賞飴細工がテーブル衝突で崩壊
林巨樹さんは、フランスでの修行を経験した実力派のパティシエとして知られています。2025年10月16日、大会で会長賞を受賞した飴細工作品をX(旧Twitter)で紹介されました。この作品は、すべてお砂糖で構成された繊細な造形で、受賞の喜びを分かち合う投稿となりました。しかし、わずか数時間後、林巨樹さん自身が「作品があぁぁああああああ」と嘆くような事態が発生します。

それは、作品をテーブルに乗せた瞬間の出来事でした。林巨樹さんは、テーブルに置いた際に角をぶつけてしまい、その衝撃で作品が1秒も経たずに崩壊してしまったのです。瞬きする間もなく、受賞の栄光が儚く散る様子を、崩れた破片の写真とともに共有されました。このエピソードは、多くのフォロワーから共感と驚きの声を集めました。例えば、「砕けてもなお、その儚さが美しい」との反応や、「崩れ方が美しいなあ。こういう作品だと言われたら全然あり」というコメントが寄せられ、壊れた姿さえもアートとして称賛されています。
林巨樹さんは、このハプニングを自らの不注意と振り返り、審査前でなくてよかったと安堵の言葉を漏らしています。パティシエ時代に似た光景を何度も目撃したという声もあり、業界の厳しさを物語っています。この出来事は、飴細工の脆さを象徴する一方で、林巨樹さんの人間味あふれる一面を垣間見せ、ファンをさらに引きつけるきっかけとなりました。
全部お砂糖の儚い芸術の裏側
飴細工は、パティシエの大会で欠かせない種目の一つです。林巨樹さんは、インタビューでこの技法の過酷さを語っています。100度以上の高温の飴を手で触って細工する作業は、初心者にとって想像を絶する痛みを伴います。林巨樹さんは、練習のために手の皮膚を厚くするための「根性焼き」を繰り返し、仕事終わりに翌朝まで没頭しました。こうした根気強い努力が、幼少期からのパティシエへの情熱と結びつき、国内コンクールでの決勝進出や表彰台登壇を果たす原動力となりました。
作品のすべてがお砂糖でできている点が、飴細工の最大の魅力です。艶やかな花びらや透明な蝶、宝石のような輝きを放つアメジストをイメージした花など、林巨樹さんの過去の作品からも、光の透過やグラデーションカラーの美しさが際立っています。フランスのアルザス地方での1年間の修行で磨かれた技術が、こうしたお砂糖だけの芸術を生み出しています。しかし、その美しさゆえに耐久性が低く、わずかな衝撃で崩れる儚さが、作品の真髄とも言えます。林巨樹さんは、こうした特性を「どこか温かみのある優しい色と甘さ」と表現し、お砂糖だからこそ可能な表現だと強調しています。
復活の秘訣
崩壊した作品を前に、林巨樹さんはただ嘆くだけではありませんでした。破片が鋭利で口の中が大変になる一方で、「砕けた飴ちゃん舐めに行きたい」との声に応じるように、食べ物としてエネルギー循環させるのがアートだと語っています。作品のタイトル案として「アノマロカリスとアンモナイトの石と化す」を提案するなど、ユーモアを交えつつ前向きに捉えています。
インタビューでも、林巨樹さんは失敗を成長の糧としています。コンクール優勝者でも経営スキル不足で店が潰れるケースを挙げ、修行中心のキャリアの限界を指摘。独立後のデザートバー運営で苦労した経験から、ITを活用した効率化や働き方改革を推進するに至りました。この飴細工のハプニングも、復活の秘訣として「朽ちる美しさを表現出来たら悔いはない」という生け花の教えを思い起こさせます。林巨樹さんは、壊れた作品を食べてこそ完成するとし、次なる創作への意欲を燃やしています。こうしたマインドセットが、飴細工王子と呼ばれる林巨樹さんの強さの源です。
さいごに
林巨樹さんの飴細工エピソードは、美しさの儚さと創造の喜びを教えてくれます。受賞の栄光から一転の崩壊、そしてそこから生まれる新たな視点が、パティシエの仕事の本質を浮き彫りにします。すべてをお砂糖で紡ぐ芸術に、これからも注目です。林巨樹さんの挑戦が、業界に新たな風を吹き込むことを願っています。

