人気VTuberの月ノ美兎さんが、埼玉県にある八潮秘宝館を取材した動画を公開したところ、施設側から「無断取材」や「マネージャーの不適切な対応」を理由に強い抗議を受け、大きなトラブルに発展しました。
この問題はSNSやニュースで急速に拡散し、炎上する事態に至っています。
この記事では、トラブルの経緯や双方の主張を整理し、なぜこのような炎上に発展したのかを解説します。
- 月ノ美兎さんが八潮秘宝館を取材した動画を公開したが、館長が無断取材とマネージャーの対応に激怒し、公式ブログで抗議を表明。
- 八潮秘宝館は「予約なしでの取材」「無断撮影・録音」「マネージャーの非礼な対応」を問題視し、にじさんじからの取材を今後拒否。
- 月ノ美兎さんは取材許可の認識に齟齬があったとし、個人情報削除を依頼したことが発端と説明、謝罪を発表。
- 一部のファンが八潮秘宝館のレビューを荒らし、炎上がさらに拡大する事態に。
月ノ美兎が八潮秘宝館とトラブルに!経緯を整理
2025年6月、月ノ美兎さんがYouTubeに公開した八潮秘宝館に関する動画が発端となり、トラブルが発生しました。
八潮秘宝館の公式ブログは6月20日に「今後、にじさんじからの取材は受けません」と題した声明を発表。
声明では、月ノ美兎さん側が「予約なしで突然取材に来て勝手に撮影した」「館長や同席者に無断で録音した」「マネージャーの連絡が非礼だった」と批判されました。
これに対し、月ノ美兎さんは同日、Xで経緯を説明する声明を発表しました。
月ノ美兎さんによると、取材許可の認識に齟齬があり、館長が個人情報を含むブログを公開したため、にじさんじのマネージャーが削除を依頼したことがトラブルの発端だったとしています。
また、「館長様に不快な思いをさせてしまったことは誠に申し訳なく思っております」と謝罪しました。

なぜ無断取材疑惑が浮上したのか?
八潮秘宝館側は、月ノ美兎さんが事前の取材申請や許可なく撮影・録音を行ったと主張しています。
公式ブログでは、「予約無しで突然やって来る」「取材目的が館長の指摘で露呈した」「隠し録音が行われた」と具体的な問題点を列挙。
特に、館長が取材を承諾したとされる状況について、月ノ美兎さん側と認識の違いがあるようです。
一方、月ノ美兎さんは、取材の許可を得ていたと認識していたと説明。
Xの投稿で「秘宝館巡りの動画に関しまして、八潮秘宝館の館長様のブログにて、無断で取材をした・無断で音声を録音したといったご指摘をいただきました」と述べ、許可の認識に齟齬があったことを認めつつ、意図的な無断取材ではなかったと主張しています。
一部のXユーザー、例えば@mon_emonさんは、「館長が『YouTuberならカメラを回して取材しても良いよ』と持ち掛けた」と投稿し、館長側の対応にも問題があった可能性を指摘しています。

館長の怒りとマネージャーの対応
八潮秘宝館の館長は、月ノ美兎さんのマネージャーの対応にも強い不満を示しました。
公式ブログでは、マネージャーが「対等な立場で話せない」「非礼な態度だった」と批判され、具体的に「ブログ内の個人情報削除を求めるメールが不躾だった」と述べられています。
これが、館長の怒りをさらに増幅させ、にじさんじ全体への取材拒否宣言につながったようです。
月ノ美兎さんはこの点についても触れ、「マネージャーからの連絡が不躾であった」との指摘に対し、謝罪とともに経緯を説明しました。
にじさんじ側が個人情報の削除を求めた際、館長とのコミュニケーションがうまくいかなかったことが、トラブルの一因となった可能性があります。

炎上に発展した背景とファンの反応
このトラブルは、八潮秘宝館の声明と月ノ美兎さんの説明が公開された後、Xやニュースメディアを通じて急速に拡散しました。
KAI-YOUの記事では、「双方の主張が食い違っている点もあり、問題が複雑化している」と報じられています。
一部のファンが八潮秘宝館のGoogleレビューを荒らし、評価が☆4から☆2.5以下に急落する事態も発生。
これに対し、@seikyou_warabeさんは「文面での主張ではなく対面で再度話し合ってお詫びしたほうが良い」と、解決に向けた対話を提案しています。
一方、月ノ美兎さんのファンからは擁護の声も上がっており、@htmk73さんは「ブログ内の個人情報に関わる部分の削除をお願いしたことが発端」とする月ノ美兎さんの説明を共有し、支持する姿勢を示しました。
このように、ファンと施設側の対立が炎上をさらに加速させています。

さいごに
月ノ美兎さんが八潮秘宝館とトラブルに巻き込まれた背景には、取材許可の認識の齟齬やマネージャーの対応を巡る問題がありました。
八潮秘宝館の館長の強い抗議と、にじさんじへの取材拒否宣言が炎上を招き、一部のファンの行動が事態をさらに複雑化させています。
月ノ美兎さんの謝罪にもかかわらず、双方の主張の食い違いは解消されておらず、今後の対話による解決が期待されます。
この事例は、VTuberと取材先のコミュニケーションの重要性を改めて浮き彫りにしました。
冷静な議論と相互理解が、こうしたトラブルを防ぐ鍵となるでしょう。
