大空こうきの投稿が大炎上!博士課程学生への生活費支給を日本人限定とする文科省方針の問題点とは

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2025年6月26日、衆議院議員の大空こうきさんがXで、文部科学省の博士課程学生向け生活費支給を日本人に限定する方針を支持する投稿を行い、大炎上しました。

「次世代研究者挑戦的研究プログラム(SPRING)」の受給者の約3割が中国籍留学生であることを強調した発言が差別的と受け取られ、批判が殺到しています。

「なぜこんな発言をしたのか?」「文科省の方針にはどんな問題があるのか?」

この記事では、大空こうきさんの投稿の問題点と、文科省の方針変更が引き起こす懸念を、公式情報やXの反応を基に批判的に解説します。

この記事のまとめ
  • 大空こうきさんは2025年6月26日、SPRINGの生活費支給を日本人に限定する文科省の方針を支持し、特定国籍への言及が差別的と批判され炎上。
  • SPRINGの2024年度受給者1万564人のうち、留学生4125人(中国籍2904人)が占め、「日本人限定」方針が研究の国際化を損なうと問題視された。
  • @shoshihatajunさんや@kageshoboさんが「中国人差別」「差別扇動」と非難し、大空さんの発言の軽率さが批判された。
  • 文科省は2026年度から生活費支給を日本人限定に変更予定だが、研究力低下や留学生排除の懸念が強い。
  • 大空さんの発言は、2024年衆院選での保守層アピールと見なされ、政治家としての資質に疑問を投げかけた。

大空こうきの投稿が大炎上!

大空こうきさんは、2025年6月26日にXで「やっと前進!!文科省は優秀な博士課程の学生に生活費や研究費を支給する支援制度について、生活費の支援を日本人に限定する方向で見直す方針を固めた。『同制度を巡っては、受給者の約3割を中国籍の留学生が占めていることを疑問視する声が国会で上がっていた。』」と投稿しました。

この発言は、文部科学省の「次世代研究者挑戦的研究プログラム(SPRING)」の生活費支給を日本人に限定する方針を支持するものでしたが、「中国籍留学生3割」という表現が特定国への批判と受け取られ、差別的との非難を浴びました。

Xでは、@shoshihatajunさんが「大空がわざわざ『受給者の約3割を中国籍の留学生が占めていることを疑問視』って書いているんだから、中国人差別が目的」と非難。

@kageshoboさんが「差別扇動」と批判し、大空さんの過去の朝鮮学校関連発言も引き合いに出され、特定国籍への攻撃的な姿勢が問題視されました。

@tako_kora_さんが「日本人に限定しても日本人の研究者が増えるわけではない」と投稿するように、発言の目的と効果に疑問が投げかけられています。

日本人限定生活費支給案とは?

「日本人限定生活費支給案」とは、文部科学省が2026年度からSPRINGの生活費支給(年間最大240万円)を日本国籍の学生に限定する方針です。

SPRINGは2021年に始まり、博士課程の学生に生活費(最大240万円)と研究費(50万円)を支給する制度で、国籍要件はありません。

2024年度の受給者1万564人のうち、留学生は4125人(約4割)、その中で中国籍が2904人(約3割)と最多でした。

2025年3月24日の参院外交防衛委員会で、自民党の有村治子さんが「日本人学生への支援が不足」と指摘し、方針見直しが決まりました。

文科省は、生活費支給を日本人限定にしつつ、研究費支給は国籍問わず継続し、成績に応じて増減させる仕組みを導入予定です。

しかし、@pararanさんが「博士に生活費を支給しない場合、優秀な人は博士として残ってくれない。日本人がとかいう話ではない」と投稿するように、制度変更が日本人学生の博士課程進学を促進する効果は疑問視されています。

文科省方針の問題点

文科省の「日本人限定」方針には、以下のような重大な問題点が指摘されています:

  • 研究の国際化への悪影響: @tako_kora_さんが「研究者を目指せる環境を整備する方が重要」と投稿するように、優秀な留学生を排除することで、日本の研究競争力が低下する恐れが。中国のSNSでは「優秀な学生が受けるのは当然」と反論が上がり、国際的な研究環境の後退が懸念されています。
  • 差別的印象の助長: @kitanokuni0711さんが「外国人差別では?」と批判するように、国籍で支援を制限することは、留学生への不公平感を生み、国際交流に悪影響を及ぼします。@Dolphin7473さんが「排外主義を煽る施策」と非難し、政策の排他性が問題視されています。
  • 日本人学生増加の効果薄: 日本人学生が博士課程に進まない原因は経済的問題だけでなく、研究環境やキャリアパスの不透明さにあります。@pararanさんが指摘するように、国籍制限では根本的な解決にならず、支援の効果が限定的です。
  • 安全保障の名目への疑問: @nM.722T50さんが「中国の国家総動員法を考慮すべき」と投稿するように、一部で安全保障の議論がありますが、留学生全体を制限する根拠としては薄弱です。

大空こうきさんの発言の問題点

大空こうきさんの発言は、以下のような問題点で批判されています:

  • 差別的表現の軽率さ: 「中国籍留学生3割」を強調した表現が、@shoshihatajunさんの「中国人差別が目的」との批判を招きました。@kageshoboさんが「差別者を政治家にしてはいけない」と訴えるように、特定国への言及が敵対心を煽りました。
  • 政治的意図の不透明さ: 大空さんの発言は、2024年衆院選での「日本を再び強くする」訴えと連動し、保守層へのアピールと受け取られました。@xdOgnSjP0さんが「中国人が恩を感じると思うのか」と皮肉るように、発言の動機が人気取りと見なされ、信頼を損ねました。
  • 影響力への無自覚: 25歳の若手議員として注目された大空さんですが、@akamerajioさんが「こんな非常識な事が罷り通ってた事実に絶望する」と投稿するように、影響力ある立場での軽率な発言が批判されました。

大空さんは、東京15区から無所属で当選し、NPO法人「あなたのいばしょ」元理事長として孤独・孤立対策を掲げてきました。

しかし、今回の発言は政治家としての資質に疑問を投げかけました。

世論の反応と今後の影響

Xでの反応は批判が主流です。

@shoshihatajunさんが「中国人差別が目的」と非難し、@kageshoboさんが「差別扇動」と批判。

@Dolphin7473さんが「排外主義を煽る」と投稿し、@kitanokuni0711さんが「外国人差別」と疑問を呈しました。中国のSNSでも「優秀な学生への支援を国籍で制限するのは不当」と反発が。支持する声は少数です。

大空さんの発言は、議会活動や次期選挙に悪影響を及ぼす可能性があります。

@kageshoboさんが「政治家にしてはいけない」と訴えるように、信頼回復が課題です。文科省の方針は2026年度から適用予定ですが、研究力低下や国際交流への影響が懸念されます。

さいごに

大空こうきさんのSPRING生活費支給の「日本人限定」支持発言は、特定国への言及が差別的と受け取られ、大炎上しました。

文科省の方針は日本人学生の支援を目的としますが、研究の国際化を損なうリスクや排他性の問題が浮き彫りに。

25歳の若手議員としての注目度が、逆に発言の軽率さを際立たせ、政治的信頼を揺らがせました。

日本の研究環境と公平な支援のあり方を考える上で、大空さんの今後の発言には厳しい監視が必要です。

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