JO1の中国公演中止が突然発表され、ファンの間で大きな衝撃が広がっています。高市早苗総理の就任後、日中関係が急速に冷え込んでいる中で、この出来事はエンターテイメント業界にまで波及しています。本記事では、中止の背景に潜む日中関係の悪化と、安全保障政策の影響を詳しく掘り下げ、JO1の今後のアジアイベントの行方も探ります。
この記事のまとめ
- JO1の中国ファンイベントが「不可抗力」の影響で中止となり、背景には高市総理の台湾有事に関する国会答弁が引き起こした日中関係の悪化が指摘されています。
- 中国側は日本への渡航自粛を呼びかけ、経済・文化交流に影響が出ています。
- 高市総理の安全保障優先の外交スタンスが、JO1のようなエンタメイベントにまで及ぶ形で現れています。
- JO1の今後のアジアイベントは、韓国や東南アジアを中心に予定されていますが、日中関係の改善次第で全体の展開が変わる可能性があります。
- ファンからは失望の声が上がり、代替案の早期発表が求められています。
JO1中国公演突然中止の真相
JO1は、2025年11月28日に中国・広州で開催予定だった「JO1ファンパーティー」を中止することを、公式に発表しました。このイベントには、佐藤景瑚さん、金城碧海さん、木全翔也さんの3人が出演予定で、ファンの期待が高まっていました。しかし、発表では「不可抗力の影響により」とのみ記され、具体的な理由は明かされていません。
この中止のタイミングは、高市早苗総理の就任後という文脈で注目を集めています。高市総理は2025年10月21日に第104代首相に就任し、女性初の総理として国内外に強い印象を与えました。就任直後から、安全保障を重視した外交姿勢を鮮明にし、特に台湾有事に関する国会答弁で中国側を刺激した形です。11月7日の衆院予算委員会で、高市総理は台湾有事について「存立危機事態」に該当する具体例を挙げ、中国の反応を呼びました。これに対し、中国外務省は11月14日、日本への渡航自粛を呼びかけました。
この渡航自粛は、単なる注意喚起にとどまらず、日中間の交流全体に影を落としています。JO1のイベント中止も、この流れの中で起きたものです。SNSでは、「高市総理の発言が原因でJO1のチャンスが失われた」「エンタメまで影響が出るなんて」との声が相次いでいます。実際、中国側は高市総理の台湾発言を「日中関係の雰囲気を損なう」と問題視しており、民間レベルのイベント開催にも慎重姿勢を示しています。
深掘りすると、中止の「不可抗力」とは、法的には天災や政情不安などを指しますが、今回のケースでは政治的な緊張が該当すると見られます。中国の旅行会社が日本旅行の販売を停止する動きも報じられており、JO1のイベントはこうした対抗措置の余波を受けた可能性が高いです。高市総理の答弁は、安全保障の観点から必要不可欠なものですが、結果として文化交流の機会を減少させる側面もあります。
高市総理就任後の日中関係悪化で影響?
高市早苗総理の就任は、日中関係に新たな転機をもたらしました。就任会見では、経済対策を最優先に掲げつつも、外交面では安倍政権の遺産を継ぐ強硬姿勢を強調しました。特に、日中首脳会談では、尖閣諸島問題、レアアース輸出規制、邦人拘束、南シナ海の行動、香港・新疆ウイグル自治区の人権問題、台湾問題などを習近平国家主席に直接伝えました。これらは、過去の首脳会談では控えめだった指摘を、率直にぶつけた点で異彩を放っています。
このスタンスは、中国側から「戦略的互恵関係」の確認を求めつつも、懸念を表明する形でバランスを取っています。しかし、中国外務省の渡航自粛呼びかけは、こうした発言への対抗措置と見なされています。日中フォーラムのような民間外交イベントの延期も相次ぎ、経済面では日本産水産物や牛肉の輸入再開が停滞する可能性が指摘されています。
JO1の公演中止は、この悪化の象徴的な事例です。エンターテイメントは国境を超えた交流の架け橋ですが、政治的な緊張が高まると、ビザ発行や会場手配が難航します。ファンの反応として、X(旧Twitter)では「高市総理の外交がエンタメを苦しめている」との投稿が見られ、若者層の間で政治への不満が高まっています。一方で、高市総理の支持者からは「安全保障を優先するのは当然」との声もあり、意見が分かれています。
インタビュー記事として、元RKB解説委員長の飯田和郎さんがラジオで解説した内容を引用します。飯田さんは、「高市総理の答弁は外交上の『あいまいさ』を欠き、中国の激烈な反応を招いた。存立危機事態の明言は、台湾有事のリスクを明確にしたが、日中関係の冷え込みを加速させた」と指摘しています。この見解は、中止事件の背景を理解する上で重要です。
安全保障優先の影響でアジアイベントはどうなる?
高市総理の安全保障優先政策は、アジア全体のイベントに波及する懸念を生んでいます。JO1は2025年に「JO1DER SHOW 2025 ‘WHEREVER WE ARE’」としてワールドツアーを展開中ですが、中国以外の地域への影響を最小限に抑える工夫が見られます。例えば、韓国や東南アジアでの公演は予定通り進んでおり、LAPOSTA 2025 Supported by docomoなどのイベントも確認されています。
しかし、日中関係の悪化がアジア全体のムードを冷やせば、JO1の活動にも間接的な影響が出る可能性があります。中国市場はK-Pop/J-Popの巨大なファン層を抱えており、中止が連鎖すれば、他のアジア公演の集客力低下を招く恐れがあります。高市総理の政策は、台湾問題での明確な立場を示すことで日本国民の安全を保障しますが、ソフトパワーの発信機会を失うジレンマを抱えています。
今後の展望として、JO1の公式サイトでは代替イベントの検討が示唆されています。ファンクラブ限定のオンラインイベントや、他のアジア都市での追加公演が期待されます。安全保障と文化交流のバランスを取るため、政府とエンタメ業界の連携が鍵となります。
さいごに
JO1の中国公演中止は、高市総理の安全保障重視の外交がもたらす現実的な影響を象徴しています。日中関係の改善なくしては、こうした出来事が繰り返される可能性がありますが、一方で日本の立場を明確にする重要性も忘れてはなりません。
JO1のメンバーさんたちは、ファンへの感謝を忘れず、次なるステージで輝きを放つでしょう。私たちも、政治とエンタメの交差点を注視し、ポジティブな交流を支えていきたいものです。JO1の今後の活躍を、心より応援しています。

