2025年12月10日、東京都議会での一般質問で、立憲民主党所属の東由貴議員(36)が自身をパンセクシュアルであると公表しました。性的マイノリティの当事者として、自身の体験を語りながら、同性パートナーシップ制度の実効性を指摘する発言は、多くの注目を集めています。この記事では、東由貴議員のプロフィールと経歴、政策、そして公表の背景について詳しくまとめます。
この記事のまとめ
- 東由貴議員は1989年生まれ、福岡県出身で、現在東京都議会議員(品川区選出・立憲民主党)として活動中です。
- 看護師として11年間勤務した後、品川区議を経て2025年の都議選で初当選しました。
- 2025年12月10日、都議会でパンセクシュアルであることを公表し、性的少数者の支援制度の充実を訴えました。
- 政策の中心は、誰もが自分らしく暮らせる社会の実現で、特にLGBTQ+関連施策や医療・福祉分野に注力しています。
- 公表の背景には、支援制度から排除された苦しみと、支援が得られた喜びの体験があります。
東由貴のプロフィール
- 氏名:東由貴(ひがし ゆき)
- 生年月日:1989年(2025年現在36歳)
- 出身地:福岡県福岡市
- 血液型:O型
- 学歴:福岡大学医学部看護学科卒業
- 所属:立憲民主党(東京都議会「立憲ミライネット・無所属の会」)
- 選挙区:東京都議会 品川区選挙区(定数4)
- 当選:2025年東京都議会議員選挙で初当選(1期目)
- 前職:看護師(昭和大学病院などで11年間勤務)、品川区議会議員
- 趣味:漫画、商店街散策、ボルダリング
東由貴の経歴
東由貴議員は母子家庭で育ち、福岡県福岡市で幼少期を過ごしました。福岡大学医学部看護学科を卒業後、看護師として昭和大学病院(品川区旗の台)などで11年間勤務しました。この期間に、患者さんや家族のさまざまな状況に触れ、医療現場での支援の重要性を強く実感したそうです。
2023年の品川区議会議員選挙で初当選し、区政で地域の課題に取り組みました。特に、福祉や医療関連の施策に注力し、住民の声を反映した活動を展開しました。
2025年6月の東京都議会議員選挙では、立憲民主党公認で品川区から立候補し、初当選を果たしました。都議会では、看護師としての経験を活かし、医療・福祉分野の改善を求めています。
パンセクシュアルとは?
パンセクシュアル(pansexual)とは、性的指向の一つで、相手の性別や性自認、ジェンダーアイデンティティに関係なく、人を好きになることができる指向を指します。
「パン(pan)」はギリシャ語で「すべての」という意味を持ち、バイセクシュアル(両性愛)が男性と女性の両方を対象とするのに対し、パンセクシュアルは「男性」「女性」「ノンバイナリー」「トランスジェンダー」など、あらゆるジェンダーに対して恋愛・性的魅力を感じることができます。
東由貴議員は都議会で「私はパンセクシュアルで、性別にかかわらず人を愛します」と述べ、自身の指向を明確に説明しました。この言葉は、性別という枠を超えて人を愛する姿勢を示しており、性的マイノリティの多様性を伝える重要な発言となりました。
パンセクシュアルであることを公表した背景
2025年12月10日の東京都議会一般質問で、東由貴議員はパンセクシュアルであることを公表しました。公表の背景には、支援制度から排除された苦しみと、支援が得られたときの喜びの体験があります。
東由貴議員は、自身の体験を踏まえて「誰も置き去りにされない社会をつくりたい」と語り、東京都の同性パートナーシップ制度が十分に機能していない点を指摘しました。制度導入から約3年で1,915組が利用していますが、入院時の面会などで証明書が認められる医療機関は約60施設にとどまっているため、「制度が形骸化している」と批判しています。
東由貴の主な政策
東由貴議員の政策は「誰もが自分らしく輝ける社会」を目指すものです。看護師としての現場経験を基に、以下の分野に重点を置いています。
医療・福祉分野
- 看護師経験を活かした医療体制の強化
- 誰もが安心して受診できる医療環境の整備
- 母子家庭や子育て世帯への支援拡大
LGBTQ+関連施策
- 同性パートナーシップ制度の実効性向上(面会・相続・住宅などでの活用促進)
- 性的少数者の差別解消と支援の充実
- 誰もが自分らしく生きられる社会の実現
地域活性化
- 品川区内の商店街振興
- ボルダリングなどのスポーツを通じた地域コミュニティ活性化
さいごに
東由貴議員は、看護師から区議、そして都議へとキャリアを積み重ねながら、自身の性的指向を公表することで、性的マイノリティの声を都政に届けています。パンセクシュアルであることを明かす勇気ある発言は、LGBTQ+の可視化を進め、誰もが安心して暮らせる社会の実現に向けた大きな一歩となりました。今後の活動に注目が集まります。

