鴻上尚史ワークショップのジェンダー表現批判は何があった?X炎上から鴻上尚史氏謝罪までの経緯を徹底まとめ

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劇作家の鴻上尚史氏が主催するオープンワークショップで、ジェンダー表現に関する参加者からの批判がX上で広がりました。参加者が性役割に基づく言動に不快感を訴え、鴻上尚史氏本人がXで詳細を説明し謝罪する事態となりました。この記事では、出来事の経緯を時系列で整理し、事実に基づいてお伝えします。

この記事のまとめ

  • オープンワークショップで「男性は1回、女性は2回手を叩く」などの性別によるワークが、ジェンダー表現の観点から批判されました。
  • 参加者の石川空さんがXに詳細を投稿し、強固な異性愛規範や過度な身体接触、性的話題の繰り返しなどを指摘しました。
  • 鴻上尚史氏は投稿を見て「納得できる指摘」と受け止め、参加者にメールで謝罪しました。
  • 鴻上尚史氏はXでワークの目的を説明しつつ、「傷つけてしまったことを深くおわびします」と謝罪文を公開しました。
  • 謝罪では今後「人を傷つけず、より簡単に参加できるワークショップ」を目指す姿勢を明らかにしました。
  • 出来事は2026年2月23日の参加者投稿から24日の謝罪まで、短時間で進行しました。

鴻上尚史ワークショップのジェンダー表現批判は何があった?

2026年2月22日頃から開催された鴻上尚史氏のオープンワークショップに参加した石川空さんが、ワークの内容に強い不快感を覚えました。主な指摘は、性役割を前提とした指示や言動が複数回あった点です。

具体的には、自己紹介後の最初のワークで、参加者が順番に名前を言い、全員でその人に手を叩くという内容でした。基本は「自分の名前を言って手を叩く」ですが、次に「男性は1回、女性は2回手を叩く」というルールが加わりました。さらに「メガネをかけていたり、マスクをしている人は男女関係なく3回手を叩く」という指示も出されました。

石川空さんはこのワークについて「信じられなかった」と表現し、全体として「強固な異性愛規範や性役割に基づいた言動が多々あり、かなりしんどかった」と述べています。また、参加者が性別の見分けを間違えたように見えた場合、鴻上尚史氏が「おいおい、今のはどう見ても男(or女)だっただろ」などと指摘する場面もあったそうです。

さらに、石川空さんは一度きりではなく、同意を得る時間が十分にないまま過度な身体接触を伴うワークが行われたと指摘しています。例として頬を擦り合わせる動作やお姫様抱っこをさせるワークを挙げ、「不必要に何度もセックスの話を持ち出す」ケースもあったと記しました。これらの点が、ジェンダー表現や参加者の心理的安全性に影響を与えたとして問題視されました。

石川空さんはファンとして鴻上尚史氏の作品を評価しており、「朝日のような夕日をつれて」を観劇し脚本を購入したこと、次の公演チケットも抽選で取ったことを明かしています。投稿の目的は「揚げ足取り」ではなく、世界を良くするために声を上げたかったと説明しています。

参加者がXで声を上げた経緯

石川空さんの最初の投稿は2026年2月23日夜に行われました。ワークショップに参加して「一昨日から」過ごした直後のタイミングです。投稿では「昨日の夜からずっと、言うか迷っていたんですけど、やっぱり声を上げないと世界は良くならないと思うので、言いました」と心境を記しています。

投稿はすぐに注目を集め、演劇関係者や一般のユーザーからさまざまな反応が寄せられました。石川空さんは追加で「誰かが間違うと鴻上さんが…と言う」「ここまで権威を持ってしまうと誰も教えてくれないのかもしれない。今一度学び直して欲しい」と具体的に続けました。これにより、ワークショップ内のジェンダー表現が広く議論されるきっかけとなりました。

鴻上尚史氏の対応と謝罪文全文

批判の投稿から約12時間後の2026年2月24日、鴻上尚史氏本人がXで「オープンワークショップについて」と題した投稿をしました。そこでは参加者の指摘を「基本的には、納得できる指摘でしたので、メールで謝罪しました」と受け止め、詳細な説明と謝罪を展開しています。

以下が鴻上尚史氏の謝罪文全文です。

「オープンワークショップに参加した方で、とても不快だったというXがあります。僕自身の言動について、僕自身の認識とは少し違う所もありますが、基本的には、納得できる指摘でしたので、メールで謝罪しました。

『まず自分の名前を言って手を叩く』次に『男性は一回、女性は二回、名前を言って手を叩く』次に『メガネをかけていたり、マスクをしている人は、男女関係なく三回手を叩く』というワークでのことです。

これは、演劇的には『アイスブレイク』『リズム感』『自意識のゆるめ』『観察』などの目的があるのですが、僕自身、『ジェンダーやセクシャリティーの問題もあるのですが』という注釈をつけながら指示しましたが、『他にもっと分かりやく明快なゲーム的きっかけはないか』と思いながら、ずっと続けてきてしまいました。そのことで、傷つけてしまったことを深くおわびします。

また、『男女ペアになって』という指示は、『ジブリッシュ』(むちゃくちゃ語)のワークの時に数回指示しました。これは、ジブリッシュは、言葉がムチャクチャであるだけに、何も意味のないことをしゃべってしまう可能性が高いので、このワークの時は、『男女』が一般的に心が動きやすいと考えた結果です。

演技は『心の旅』を見せるものだと僕は考えていて、なるべく、その時その時のワークで、『心の旅』がしやすいケースを考えています。

なので、『食事の相談』を二人でするよりも、『デートの誘い』のようなもののやりとりの方が心が動きやすいと演出家として考えたわけです。

ですが、この分け方も、Xで指摘してもらった人のように不快に感じる人がいることは当然だと今、あらためて考えます。本当に申し訳なかったと思います。

僕自身は、これからはこんなことがないようにすると共に、演劇の『指導者』として、『人を傷つけず』『より簡単に』『より心が動き』『より手軽』に参加できるワークショップや演技の練習方法を考え続けたいと思います。本当に申し訳ありませんでした。」

この投稿で鴻上尚史氏は、指摘されたワークの演劇的な意図を丁寧に説明しつつ、参加者が傷ついた事実を認め、深くおわびしています。特に「ジェンダーやセクシャリティーの問題もあるのですが」という注釈を自身でつけていたことにも触れ、継続使用への反省を述べました。

謝罪で明らかになった反省点と今後の姿勢

鴻上尚史氏は謝罪の中で、ワークの目的を「アイスブレイク」「リズム感」「自意識のゆるめ」「観察」と位置づけています。一方で、性別による分け方が参加者に不快感を与えた可能性を「当然だと今、あらためて考えます」と認めています。

また、「男女ペア」の指示については「心の旅」がしやすいケースを選んだ演出家の判断だったと説明しつつ、同じく不快を感じる人がいることを受け止めました。全体として、自身の認識と指摘に一部違いがあるとしながらも、基本的には納得し、メールでの個別謝罪と公開での説明・謝罪という迅速な対応を取っています。

最後に「演劇の『指導者』として、人を傷つけず、より簡単に、より心が動き、より手軽に参加できる」方法を考え続けると宣言し、改善への強い意志を示しました。

さいごに

鴻上尚史ワークショップをめぐるジェンダー表現批判は、参加者の勇気ある投稿から始まり、鴻上尚史氏の誠実な謝罪で一つの区切りを迎えました。演劇という表現の場で、誰もが安心して参加できる環境づくりが改めて重要であることを、この出来事は教えてくれます。事実を丁寧に振り返り、今後のワークショップがより多くの人に開かれたものになることを願います。

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