TBSは2026年3月6日に開催された2026年4月期番組改編説明会で、人気バラエティー番組『クレイジージャーニー』のゴールデン帯全国ネットレギュラー放送を3月末で終了することを正式に発表しました。2015年にスタートし、過酷な海外ロケや独自の旅人密着で長年支持を集めてきた番組だけに、多くの視聴者が終了の理由を気にしています。この記事では、公式発表の内容と報道に基づく視聴率低迷および制作費高騰の背景を、事実を基に詳しく解説します。
この記事のまとめ
- TBSはゴールデン全国ネットレギュラーとして3月終了と発表し、それ以上の詳細は「今日の時点でお伝えできること」として明言を避けました。
- 報道では平均世帯視聴率が3~4%台に低迷し、3%を下回る回もあったことが終了の一因とされています。
- 海外ロケ中心の番組特性から、円安による制作費高騰が大きな負担となったと局関係者が指摘しています。
- 番組は2015年スタート、2019年一時終了、2022年復活の11年歴史を持ち、松本人志さんの活動休止後も継続されていました。
- 後番組には坂上忍さんと中島健人さんによる新ランキング番組が決定しています。
- 今後は特番やローカル枠での継続可能性が報じられています。
TBS公式発表の内容と3月終了の背景
TBSコンテンツ戦略局コンテンツ戦略部長の三島圭太さんは、改編説明会で次のように説明しました。「ゴールデンの全国ネットレギュラーという形では終了します。それが今日の時点でお伝えできることです。」
この発言から、TBSは終了の詳細な理由を公式には明らかにしていません。後番組として、月曜午後10時枠に坂上忍さんと中島健人さんが出演する『プロフェッショナルランキング』がスタートすることも同時に発表されました。
番組はこれまで月曜午後10時枠で放送されており、全国ネットのゴールデン帯レギュラーという位置づけが終了する形です。公式発表は簡潔で、視聴率や制作費に関する直接的な言及はありませんでした。しかし、終了が決まった背景として、以前から複数の報道で視聴率低迷と制作費高騰が繰り返し指摘されてきました。これらの報道内容を基に、以下で詳しく見ていきます。
視聴率低迷の実態とは
報道によると、『クレイジージャーニー』の最近の平均世帯視聴率は3~4%台で推移していました。ビデオリサーチ調べ(関東地区)では、3%を下回る回もあったとされています。
ゴールデン帯復活当初は比較的高い数字を記録していましたが、近年は徐々に低下傾向にありました。特に2025年7月以降はレギュラー放送の回数が減少し、2時間特番としての編成が増えていた点も低迷を示す状況でした。
局関係者は「映像の過激さに視聴者が慣れてしまった面もあるのでは」「コアな内容だけに深夜帯の方が相性が良かったのかもしれない」と分析しています。インターネットの普及により、海外の珍しい情報が簡単に手に入るようになったことも、番組の独自性が薄れた一因とされています。
この視聴率低迷は、ゴールデン帯に求められる安定した数字とのギャップを生み、改編の対象となったと報じられています。公式データではないものの、複数のスポーツ紙が一致してこの数字を伝え、終了判断の大きな材料になったとされています。
制作費高騰の要因を解説
もう一つの大きな要因として、海外ロケ中心の番組特性による制作費の高騰が挙げられています。局関係者は「海外ロケが多いため、最近の円安で予算も厳しくなったのでは」と語っています。
円安の進行により、渡航費、安全対策費、現地コーディネート費用などが大幅に上昇しました。世界情勢の不安定化も重なり、過酷なロケ地の取材コストはさらに増大しています。
番組の魅力は、ジャーナリストや冒険家が世界の裏側に潜入する点にありましたが、この強みが逆に高コスト構造を生んでいました。報道では、視聴率低迷と制作費高騰の両方が重なったことで、継続が難しくなったと分析されています。
TBSは過去にも制作過程について「番組の制作過程についてはお答えしていません」と回答しており、詳細なコストデータは公開されていません。しかし、複数のメディアが局関係者の声を基にこの点を報じており、改編説明会直前の報道でも同様の内容が繰り返されていました。
番組の11年歴史とこれまでの課題
『クレイジージャーニー』は2015年に正月特番としてスタートし、同年4月からレギュラー放送が始まりました。当初のMCは松本人志さん、設楽統さん、小池栄子さんの3人体制でした。
2016年にはギャラクシー賞を受賞するなど高評価を得ましたが、2019年9月に不適切な演出が発覚し、一時終了となりました。その後、2021年の特番を経て2022年10月からゴールデン枠で復活し、2025年10月には放送100回を迎えました。
松本人志さんの活動休止後は、設楽統さんと小池栄子さんの2人体制で継続され、丸山ゴンザレスさんをはじめとする旅人の密着企画が人気を支えていました。しかし、復活後も視聴率の安定にはつながらず、今回の終了に至りました。
この11年の歩みの中で、独自の紀行バラエティーとして大きな役割を果たしてきた一方で、ゴールデン帯への移行が課題を浮き彫りにした形です。
後番組と今後の可能性
3月終了後の月曜午後10時枠は、坂上忍さんがチェアマンを務め、中島健人さんがプレゼンターを担当する『プロフェッショナルランキング』に切り替わります。この新番組は、各分野のプロが投票で本当のNo.1を決めるランキング形式です。
TBSは『クレイジージャーニー』について「ゴールデンの全国ネットレギュラーという形では終了」と繰り返しており、関東ローカル枠や特番としての継続可能性を残しています。根強いファンの声も多く、今後の展開が注目されます。
さいごに
『クレイジージャーニー』は、世界のまだ見ぬ場所を伝える貴重な番組として11年間多くの視聴者を魅了してきました。公式発表では終了理由は明言されませんでしたが、報道で伝えられる視聴率低迷と制作費高騰の背景を知ることで、テレビ業界の厳しい現実が見えてきます。
今後も特番などで旅人の冒険が届けられることを願いながら、番組の思い出を振り返るのも良い機会です。新しい後番組『プロフェッショナルランキング』にも注目していきましょう。

