なぜ『その警察官、ときどき野獣!』のアニメ制作が中止に?製作委員会の「諸般の事情」の真相とは

※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

2025年放送予定だった『その警察官、ときどき野獣!』のTVアニメ化が、わずか4ヶ月で制作中止という異例の発表となり、ファンの間に衝撃が走りました。

人気TL漫画のアニメ化ということで期待が高まっていただけに、突然の知らせに多くの疑問が寄せられています。

この記事では、公式発表や関連情報を基に、なぜアニメ化が中止になったのか、製作委員会が言う「諸般の事情」の真相に迫ります。

この記事のまとめ

  • 『その警察官、ときどき野獣!』のアニメ制作が2025年8月4日に中止を発表
  • 製作委員会は「諸般の事情」と説明したが、具体的な理由は非公開
  • 原作は一迅社「LOVEBITES」で連載中の人気TL作品で、単行本は10巻まで発売
  • アニメ中止と同時に、原作のレーベル移籍と連載再開が発表
  • インタビュー記事では、原作者・虎井シグマさんがキャラクターへの思いを語る
  • X上ではマンパワー不足や原作者側の事情など、様々な憶測が飛び交う

アニメ制作中止の理由は?「諸般の事情」の背景

2025年8月4日、『その警察官、ときどき野獣!』の公式サイトおよび公式Xアカウント(@tokidoki_yajuu)が更新され、TVアニメの制作中止が発表されました。

製作委員会は「平素より、『その警察官、ときどき野獣!』を応援いただきありがとうございます。

2025年放送として『その警察官、ときどき野獣!』のTVアニメ制作を進めておりましたが、諸般の事情により、TVアニメの制作を中止とさせていただくことになりました。

心待ちにしてくださったファンの皆様、ご協力いただいた関係者の皆様には、心よりお詫び申し上げます」とコメントしています。

しかし、「諸般の事情」の具体的な内容については一切明らかにされておらず、ファンの間では様々な憶測が飛び交っています。

X上では、「関係者が何かやらかした?」「なんらかのコードに引っかかったかな」といった声や、製作側のマンパワー不足、原作者側の事情を推測する投稿が見られました。

例えば、@ganbarunosindoiさんは「制作側のマンパワー不足か原作者側に何かあったかのどっちかかな?」と投稿し、@matsumoto0007さんは「なんらかのコードに引っかかったかな」と推測しています。

また、@takasama2aさんは「兄弟企業の光文社の不祥事が影響か」とコメントしましたが、これは具体的な根拠のない推測に過ぎません。

注目すべきは、アニメ制作中止の発表と同時に、原作漫画のレーベル移籍と連載再開が発表された点です。

原作者・虎井シグマさんは自身のXアカウント(@sigmatry)で、第50話をもって一迅社「LOVEBITES」での連載を終了し、第51話以降はタイトルを『続・その警察官、ときどき野獣!』に変更してオークラ出版の「ミンティ」で2025年8月22日から配信すると発表しました。

虎井シグマさんは「変更により混乱を招く形になってしまい、申し訳ございません。

これからも丁寧に物語を紡いでまいりますので、引き続き応援いただけましたら幸いです」とコメントしています。

このタイミングから、一部ではレーベル移籍がアニメ中止に関係しているのではないかとの推測も出ていますが、公式な情報では関連性は確認できません。

アニメ業界では、「諸般の事情」による制作中止は珍しくなく、予算不足、スケジュール遅延、スタッフやキャストの問題、権利関係のトラブルなどが一般的な理由として挙げられます。

しかし、今回の場合は具体的な情報が一切公開されておらず、真相は製作委員会内部に留まっています。

現時点でわかっているのは、2025年3月27日にアニメ化が発表されてからわずか4ヶ月での中止という、異例のスピードでの決定であることです。

『その警察官、ときどき野獣!』とはどんな作品?

『その警察官、ときどき野獣!』は、虎井シグマさんが一迅社の電子書籍レーベル「LOVEBITES」で2019年12月から連載中のTL(ティーンズラブ)漫画です。

2025年3月時点で電子版を含む累計発行部数は200万部を突破し、単行本は10巻まで発売されています。

物語は、平和な街に住む平凡なOL・ひよりさんが、子供を助けようとした警察官・熊野啓吾さんに巻き込まれ、腕を骨折してしまうところから始まります。

責任を感じた熊野さんがひよりさんの家で家事を手伝うため同居を始めますが、普段は頼れる警察官の熊野さんが時に「野獣」のような一面を見せる、という展開が魅力です。

コミックナタリーのインタビューで、虎井シグマさんは熊野さんについて「私の好きを詰め込んだキャラクター」と語り、「実直で優秀な警察官が、ひよりに対してだけ我慢できずに大暴走するギャップが魅力」と述べています。

このインタビューでは、アニメ化中止に関する言及はありませんが、虎井シグマさんのキャラクターへの愛着が伝わり、ファンがアニメ化に期待していた背景がうかがえます。

アニメ化発表からわずか4ヶ月での異例の中止

アニメ化は2025年3月27日に発表され、総監督に戸田和裕さん、監督・脚本にみうらさぶろうさん、助監督に牧野行洋さん、キャラクターデザインに神山遥奈さん、音響監督にひらさわひさよしさん、アニメーション制作にラビットゲートが決定するなど、具体的なスタッフ情報も公開されていました。

しかし、わずか4ヶ月後の8月4日に制作中止が発表され、異例の速さでの決定に驚きの声が上がりました。

X上では、「難しい作品だよね」との声もあり、TLジャンルの特性上、アニメ化における表現の調整や視聴者層のターゲティングが難しかった可能性も指摘されています。

レーベル移籍と連載再開の影響は?

アニメ中止の発表と同時に、原作のレーベル移籍が明らかになりました。

一迅社「LOVEBITES」での連載は第50話で終了し、2025年8月22日からオークラ出版の「ミンティ」に移籍して『続・その警察官、ときどき野獣!』として連載が再開されます。

虎井シグマさんは、移籍に伴う混乱を詫びつつ、「これからも丁寧に物語を紡いでまいります」と意気込みを語っています。

この移籍がアニメ中止に直接関係しているかどうかは不明ですが、ファンからは「何か裏があるのでは?」との声も上がっています。

さいごに

『その警察官、ときどき野獣!』のアニメ制作中止は、ファンの期待を裏切る突然の発表でした。

製作委員会の「諸般の事情」という曖昧な説明では、真相は闇の中ですが、レーベル移籍や連載再開の動きから、原作は今後も新たな展開を見せそうです。

虎井シグマさんの情熱が込められた作品だけに、ファンは漫画の続編に期待を寄せつつ、アニメ化の再挑戦を願っていることでしょう。

引き続き、公式発表や新たな情報に注目していきたいです。

タイトルとURLをコピーしました