テレビや書籍で「謎解き」の魅力を広めてきた松丸亮吾さんが、2025年3月に東京大学を中退し、起業の道に全てを懸けると宣言しました。
その中心にあるのが、彼が率いるRIDDLER株式会社です。「謎解きを文化に」という大きな夢を掲げるこの会社、名前は聞いたことがあるけれど、実際どんな企業なのか気になりませんか?
今回は、RIDDLER株式会社の事業内容やこれまでの実績、そして世間からの評価を徹底的に掘り下げます。
松丸亮吾さんの決断が話題となる中、彼の会社がどんな価値を生み出しているのか、一緒に見ていきましょう。
この記事のまとめ
- RIDDLER株式会社は松丸亮吾さんが率いる謎解きクリエイター集団
- 謎解きイベント、教育事業、メディア展開で実績
- 評価は概ね高く、松丸亮吾の世界大会優勝やファンからの支持が強み
- 事業規模や競争環境での具体的な立ち位置は公開情報が少ない
- 松丸亮吾は東大中退を機に起業に専念
RIDDLER株式会社とは?
RIDDLER株式会社は、タレントであり謎解きクリエイターとして知られる松丸亮吾さんが代表取締役を務める企業です。
2019年に設立され、東京大学出身の謎解きクリエイターを中心に構成されています。
公式サイトによると、企業理念は「最高のひらめき体験を生み出し、考えることを誰もが好きになれる世界をつくる」であり、謎解きを通じて「考える楽しさ」を広めることを目指しています。
松丸亮吾さんは、東京大学在学中に謎解き制作サークル「AnotherVision」の2代目代表を務め、その経験を基にRIDDLERを立ち上げました。
2025年3月には東大を中退し、起業の道に専念する決断を発表しています。
主な事業内容と実績
謎解きイベントの企画・制作
RIDDLER株式会社は、テレビ番組やリアルイベント、オンラインコンテンツなど多岐にわたるメディアで謎解きを提供しています。
たとえば、2020年にはイオンファンタジーと共同で「ヒラメキ探偵リョウのナゾトキ事件簿」をイオンモール6店舗で開催しました。
この周遊型謎解きイベントは、家族や友人と楽しめる内容で、「考えることが楽しくなる」体験を届けています。
松丸亮吾さんはこのイベントについて、「大人も子どもも夢中になって楽しめる謎解きを盛り込んでいます」とコメントしています。
また、2023年には「らくらく謎解き懇親会」という企業向けパッケージをリリース。
最短1週間で開催可能なこのサービスでは、松丸亮吾さんが映像で司会を務め、企業の忘年会やチームビルディングを盛り上げています。
教育分野への展開
教育にも力を入れており、2023年には「リドラボ」というひらめき学習塾を開校しました。
松丸亮吾さんは塾長として、「自分で考える力」を育むことを重視しています。
「先生が解き方を教えて反復する学習では『教えてもらわないと分からない』という思考に陥りやすい。
だからこそ、自ら解き方を模索する体験が必要」と語っています。
カリキュラムは東京大学大学院の藤本徹准教授が監修し、謎解きを通じて自然に思考力が身につく設計です。
メディアとのコラボレーション
松丸亮吾さんの知名度を活かし、テレビ番組や書籍でも実績を積んでいます。
監修した『東大ナゾトレ』シリーズは2022年3月時点で累計160万部以上を売り上げ、謎解きブームを牽引しました。
また、フジテレビの『今夜はナゾトレ』やテレビ東京の『おはスタ』でレギュラー出演し、幅広い世代に謎解きの魅力を伝えています。
RIDDLER株式会社への評価
ポジティブな声
RIDDLER株式会社は、謎解きを通じたエンターテインメントと教育の融合で高い評価を受けています。
特に、松丸亮吾さんが2023年に脱出ゲームの世界大会で優勝した実績は、謎解きクリエイターとしての信頼性を裏付けています。
X上でも、「東大中退後も変わらず頑張る姿を応援したい」「謎解きを文化にする夢が素敵」と支持する声が見られます。
企業向けサービスでは、手軽さとクオリティが好評です。
「らくらく謎解き懇親会」は準備が簡単で、参加者にテレビ番組のような体験を提供できる点が幹事から高く評価されています。
課題や不明点
一方で、事業規模や収益に関する具体的なデータは公開されておらず、外部からの評価が難しい面もあります。
謎解き市場にはSCRAPなどの競合が存在し、RIDDLERがどの程度シェアを獲得しているのかは不明です。
また、松丸亮吾さんの個人ブランドに依存しているとの指摘もあり、長期的な成長にはさらなる展開が求められそうです。
さいごに
RIDDLER株式会社は、松丸亮吾さんのユニークな視点と情熱が詰まった企業です。
謎解きを通じて「考えること」を楽しさに変えるその取り組みは、多くの人々に新たな体験をもたらしています。
今後、彼がどんな挑戦を仕掛け、RIDDLERがどこまで成長していくのか、その一歩一歩を見守っていきたいですね。