2025年4月25日、広島市内の広島銀行ATMでロト7の1等12億円当せんが生まれ、大きな話題となりました。
この巨額当せんの鍵は「キャリーオーバー」という仕組みにあります。
ロト7や宝くじに詳しくない方でも分かるよう、キャリーオーバーで12億円が当たる仕組みやその背景を初心者向けに解説します。
この記事を読めば、ロト7の魅力と高額当せんの秘密が分かります!
- ロト7は1~37の数字から7つを選ぶ宝くじで、1等当せん確率は約1030万分の1です。
- キャリーオーバーは1等当せん者不在時などに当せん金が次回に繰り越される仕組みです。
- 2025年2月14日からキャリーオーバー時の1等最高額が12億円に増額されました。
- キャリーオーバーにより、1等当せん金が理論値7億円から最大12億円まで上昇します。
- 高額当せんを狙うには、キャリーオーバー発生時の購入が有効な戦略です。
ロト7のキャリーオーバーで12億円当たる仕組みとは?
ロト7のキャリーオーバーとは、1等当せん者が出なかった場合や1等当せん金が上限を超えた場合に、その金額が次回の1等当せん金に繰り越される制度です。
具体的には以下の場合に発生します。
- 1等当せん者不在:1等当せん確率は約1030万分の1で、該当者がいない場合、1等の当せん金が次回に持ち越されます。
- 上限超過分:1等当せん金がキャリーオーバーなしで7億円、キャリーオーバーありで12億円を超える場合、超過分が次回に繰り越されます。
この仕組みにより、キャリーオーバーが積み重なると、1等当せん金が通常の理論値7億円から最大12億円まで増額されます。
2025年2月14日(第613回)から、キャリーオーバー時の1等最高額が10億円から12億円に改定されたことで、広島の12億円当せんのような高額当せんが生まれました。
ロト7の基本ルールをおさらい
ロト7は、1~37の数字から7つの数字を選んで購入する数字選択式宝くじです。
1口300円で、毎週金曜日の18:45に抽せんが行われます。抽せんでは7個の「本数字」と2個の「ボーナス数字」が選ばれ、以下の等級で当せん金が決まります。
- 1等:本数字7個一致(理論値7億円、キャリーオーバー時最大12億円)
- 2等:本数字6個+ボーナス数字1個一致(約610万円)
- 3等:本数字6個一致(約50万円)
- 4等:本数字5個一致(約6,500円)
- 5等:本数字4個一致(約1,400円)
- 6等:本数字3個+ボーナス数字1個一致(約1,000円)
当せん金額は発売総額や当せん口数により変動し、キャリーオーバー発生時は2等以下の当せん金も増えることがあります。
キャリーオーバーの歴史と12億円改定の背景
ロト7は2013年の発売開始時からキャリーオーバー制度を採用し、当初の1等最高額は8億円でした。
2017年2月3日(第198回)から10億円に増額され、2025年2月14日(第613回)からは12億円に改定されました。
この変更に伴い、キャリーオーバーなしの1等理論値も6億円から7億円に引き上げられています。
過去の高額当せん例として、2019年3月29日(第310回)では、キャリーオーバー22億円以上により1等9億3,358万円が3口(総額28億円)発生しました。
このケースでは、同一人物が複数口購入した可能性が指摘されています。
高額当せんを狙うためのコツ
キャリーオーバーによる12億円当せんを狙うには、以下のポイントが役立ちます。
キャリーオーバー発生時の購入
キャリーオーバー発生時は1等当せん金が大きくなるため、購入の絶好の機会です。
みずほ銀行の公式サイトや宝くじ売り場で「キャリーオーバー発生中」の表示を確認してください。
広島の12億円当せんも、キャリーオーバーが積み重なった回での当せんでした。
クイックピックの利用
数字選びが難しい場合、コンピュータが自動で数字を選ぶ「クイックピック」が便利です。
広島の当せんがATM購入だったことから、クイックピックが使われた可能性があります。
ATMでの購入は簡単で、初心者にもおすすめです。
複数口購入の戦略
キャリーオーバー回では、複数口購入する人が増える傾向があります。
2018年5月25日(第265回)では、楽天銀行で2口当せん(総額19億円超)が同一人物による可能性が高いと、宝くじ研究家の石川さんが分析しています。
「2口が別々の当せんなら公開するはず。それを伏せる対応から、1人が19億円余りを当てたのは間違いないでしょう」と石川さんは述べています。
ただし、購入は予算内で計画的に行いましょう。
キャリーオーバーの注意点
キャリーオーバーを狙う際は、以下の点に注意してください。
- 当せん確率は不変:キャリーオーバーがあっても、1等当せん確率(約1030万分の1)は変わりません。高額当せんに期待しつつ、運次第であることを理解しましょう。
- 過度な購入のリスク:12億円の魅力に惹かれて多く購入したくなるかもしれませんが、宝くじは娯楽として楽しむことが大切です。
- キャリーオーバーロス:高額当せんが出ると、キャリーオーバーが消化され、販売額が減少する「キャリーオーバーロス」が起こることがあります。2021年4月16日(第415回)では、48億円のキャリーオーバーが6口で消化され、販売額が30億円から20億円前後に落ちました。
さいごに
ロト7のキャリーオーバー制度は、12億円という夢のような当せん金を生み出す鍵です。
広島の12億円当せんは、この仕組みがもたらした奇跡の一例です。キャリーオーバーの仕組みを理解し、発生タイミングを見極めれば、
高額当せんを狙うチャンスが広がります。宝くじは運試しの一環として、無理のない範囲で楽しみましょう。
次の12億円当せん者は、あなたかもしれません!