TikTokやYouTubeで力強い歌声と心に響く歌詞が話題のシンガーソングライター、うぴ子さん。
元看護師という異色の経歴を持ち、誹謗中傷を乗り越えて音楽で多くの人を勇気づけています。
この記事では、うぴ子さんの本名や経歴、プロフィールを詳しく紹介し、彼女の音楽の魅力と誹謗中傷克服の物語に迫ります。
インタビュー記事を引用しながら、うぴ子さんのリアルな声をお届けします。
- うぴ子さんの本名は宇佐川綾乃さん（公表情報に基づく）。
- 山口県防府市出身で、看護師として働いた後に2020年に上京し音楽活動を本格化。
- TikTokの「なりきって作詞作曲してみた」シリーズや「匿名の檻」で注目を集める。
- 誹謗中傷の経験を歌詞に込め、被害者や悩む若者に寄り添うメッセージを発信。
- ハスキーボイスと社会問題をテーマにした楽曲が「令和の中島みゆき」と称される。
うぴ子の本名・経歴・プロフィール
本名は宇佐川綾乃？うぴ子の名前の由来
うぴ子さんの本名は、複数の情報源によると宇佐川綾乃さんとされています。
「うぴ子」という活動名は、本名をもじったあだ名「うっぴー」に由来しているそうです。
彼女自身、SNSで「うぴ子と呼ばれることが多いため、自分の本名を忘れてしまうことがある」とユーモラスに語っています。
この親しみやすい名前が、ファンとの距離を縮める一因となっています。
経歴：看護師からシンガーソングライターへ
うぴ子さんは1998年6月26日生まれ、2025年現在26歳です。
山口県防府市出身で、地元の経験が彼女の音楽や人格形成に大きな影響を与えています。
中学時代には先輩から嫌がらせを受けた経験があり、このことが後の楽曲に反映されています。
高校は中村女子高等学校に通い、看護師の資格を取得できるコースで学びました。
2022年頃まで看護師として働き、コロナワクチンの接種業務では「看護師のうぴ子です」と自己紹介して場を凍らせたというお茶目なエピソードも。
2020年11月、音楽活動のために上京。
TikTokやYouTubeでアコースティックギターと歌のみの動画を投稿し、悩める若者の心情をストレートに歌う歌詞と圧倒的な歌唱力が話題に。
特に、アニメのキャラクターの心情を歌った「勝手になりきって作詞作曲してみた」シリーズがTikTokで大ヒットしました。
現在は事務所に所属せず、フリーで活動しながらファンクラブ「うぴっ子るーむ」を運営しています。
プロフィール：多彩な才能とハスキーボイスの魅力
うぴ子さんのプロフィールは、音楽だけでなく多才な一面を物語っています。
身長は非公開ですが、モデル並みの165cm程度と推定され、2018年にはモデルオーディションに挑戦したことも。
特徴的なハスキーボイスは、学校のストレスで喉が荒れたことがきっかけだそうです。
また、SNSでは自作キャンドルの投稿も話題で、香りのバリエーションを増やすなどクリエイティブな活動を展開しています。
彼女の音楽スタイルは、ネット上の誹謗中傷や国際情勢、自殺志願者の心情など社会問題をテーマにしたものが特徴。
2024年に発表した「カラス」は世界各国から称賛され、インスタグラムの動画が1週間で1000万回再生を突破するなど、国内外で注目を集めています。
うぴ子のプロフィール
【氏名】うぴ子
【本名】宇佐川綾乃（うさがわ・あやの）
【誕生日】1998年6月26日
【身長】165cm程度（推定）
【体重】非公開
【出身地】山口県防府市
【出身高校】中村女子高等学校(調理科)
【資格】調理師、准看護師、メンタル心理カウンセラー
【所属事務所】なし
【レーベル】JEWEL BOX
誹謗中傷を乗り越えた物語
誹謗中傷の経験と「匿名の檻」
うぴ子さんは高校時代に誹謗中傷や嫌がらせを受け、一時期SNSをやめるほど悩んだ経験があります。
この経験を元に制作したのが、2020年に発表した「匿名の檻」。この曲は、ネットの誹謗中傷による自殺事件に触発され、俳優の斎藤工さんをはじめ多くの著名人から共感を得ました。インタビューで彼女は次のように語っています：
「誹謗中傷というのはその固まっていないセメントに思いっきり爪を立てて引っ掻くような行為だと私は思っていて。そういう経験をすると、大人になってセメントが固まっても『傷』として残り続けてしまう。そのくらい誹謗中傷は怖いものだし、やられた人にしか気持ちはわからないと思うんです。」
この曲は、被害者に寄り添うだけでなく、加害者への強いメッセージも込めており、歌い出しの「代償は必ずお前に返ってくるから 楽しみに待っときな」が特に印象的です。
音楽で伝えるメッセージ
うぴ子さんは、誹謗中傷だけでなく、LGBTQや自殺志願者など社会の「窮屈さ」を抱える人々に向けた楽曲も制作。
2023年のワンマンツアーファイナルでは、こうしたテーマを通じて「生きる人へ」メッセージを伝えました。
彼女の歌は、ネットでの誹謗中傷に対するアンチテーゼや、恋する女子の心情、自殺志願者に寄り添う歌詞が特徴で、1stアルバムには「女の子はみんな可愛い」「自殺志願者の唄」など全6曲が収録されています。
うぴ子の音楽の魅力
心を揺さぶる歌詞と歌声
うぴ子さんの音楽は、ダークで力強い歌詞とハスキーな歌声が特徴。
「令和の中島みゆき」と称されるほど、魂を揺さぶる表現力が高く評価されています。
代表曲「カラス」は、劣等感や人間関係の複雑さ、誹謗中傷への怒りを反映し、ファンから高い人気を誇ります。
また、中島みゆきの「ファイト！」をカバーした路上ライブ動画はYouTubeで200万再生を超え、尾崎豊さんや長渕剛さんに似た「心にダイレクトに響く」歌声が話題に。
ライブパフォーマンスとファンとの絆
うぴ子さんのライブは、観客との距離が近いことで知られています。
2023年のワンマンライブでは、コロナ禍後初めて声出しが解禁され、客席からの「うぴ子！」「うーちゃん、可愛い！」という声援に感動を表しました。
「ライブってこんな感じなんだね！」と語る彼女の純粋な反応が、ファンとの強い絆を象徴しています。
2025年には「UPIKO TOUR 2025 羅針盤 / COMPASS 〜Life goes on〜」やスイスでのフェス出演が決定し、国内外での活躍が期待されます。
カバー曲とオリジナル曲の融合
うぴ子さんはオリジナル曲だけでなく、カバー曲にも力を入れています。
2022年のプロジェクト『Old To The New』では、THE HIGH-LOWSの「日曜日よりの使者」をカバー。
彼女はこの曲について次のように語っています：
「アップテンポの明るい曲調で、歌詞もシンプルでありながら深みもあって。心に希望を持って未来へと突き進んでいくことが、いかに大切であるかを全編にわたって訴えかけている、まさにいま歌い継ぐべき曲だなと感じたんですよね。」
このカバーは、Goose houseの影響を受けつつ、うぴ子さん自身のメッセージを重ね合わせたもので、彼女の音楽の幅広さを示しています。
さいごに
うぴ子さんの音楽は、誹謗中傷や社会の闇を乗り越えた彼女自身の経験が息づいています。
元看護師としての過去、TikTokでのバズり、そして国内外での評価——その全てが、彼女が「誰かのために歌いたい」という信念を貫く原動力です。
2025年もツアーや海外フェスで活躍するうぴ子さんの歌声が、さらなる希望と勇気を届けてくれるでしょう。
これからも彼女の音楽に注目し、応援していきたいですね。
