タレントとして活躍した小島瑠璃子さんが、2025年4月1日、亡夫・北村功太さんが創業したサウナ事業会社「Habitat（H社）」の代表取締役に就任しました。
H社は利益剰余金約3億円の赤字を抱える経営難の状況で、彼女の決断に注目が集まっています。
なぜ小島さんは負債のある会社を引き継ぎ、どのような戦略で立て直しを図るのでしょうか。
本記事では、その背景と今後の可能性を探ります。
- 小島瑠璃子さんがH社の代表取締役に就任した理由は、亡夫の遺志を継ぎ、会社を立て直すため。
- H社は赤字約3億円、利用可能な施設が2軒のみのサウナアプリ事業で経営難に直面。
- 就任の背景には、夫婦愛や取締役不在の危機的状況の解消が影響。
- 立て直し戦略は不明だが、個人事業との両立や解散の可能性も議論される。
- 小島さんの芸能界からの転身は、新たなキャリアの第一歩として注目。
小島瑠璃子がHabitatの代表取締役に就任した理由
小島瑠璃子さんがH社の代表取締役に就任した理由は、夫・北村功太さんの急逝（2025年2月4日）による取締役不在の危機を解消するためとされています。
H社の株主に送られた2025年3月21日付のメールでは、以下のように記載されています。
「北村氏の配偶者である小島氏からご相談をいただき、代表取締役不在のまま会社の意思決定ができない状況を解消するため、小島氏を新たな代表取締役に選任することを目的とした臨時株主総会を…開催させていただくこととなりました」
この臨時株主総会は4月1日に開催され、小島さんが代表取締役に選任されたと見られます。
Xの投稿では「うるわしい夫婦愛」との声が上がり（）、彼女の決断が北村さんの遺志を継ぐ思いや夫婦の絆に根ざしていると受け止められています。
小島さんは、2025年2月5日のインスタグラムで夫の死を報告し、「後悔がたくさんあります」と綴っており、個人的な思いも就任の背景にあると考えられます。
また、司法書士法人小田桐事務所の小田桐史治氏は、小規模企業の代表急死後、親族が代表に就任して経営再建や解散処理を行うケースがあると指摘し、小島さんのケースもこれに該当する可能性を述べています。
これにより、彼女の就任はH社の存続か清算かを決めるための緊急措置の側面もあると推測されます。
H社の経営難：赤字3億円の現状
H社は、サウナや温浴施設向けのDXツール「habitat」や、完全予約制サウナ施設「CAVE by alpha」を運営するベンチャー企業です。
しかし、2024年8月の第3期決算公告では、純利益が約1億4,496万円の赤字、利益剰余金が約3億円の赤字、総資産が1,844万円と、深刻な経営難が明らかになっています。
Xの投稿でも「がっつり債務超過」「資金繰りに困っていた」との声が上がり、事業の実態への疑問が広がっています。
特に、H社の「温泉アプリ」は利用可能な施設が2軒のみで、提携先支配人が「契約した覚えはない」と語るなど、サービス内容が不透明です。
公式サイトも1年半更新されておらず、Xでは「実態は無くて実質的なダミー会社」との厳しい意見も見られます。
2021年にユナイテッド株式会社から資金調達を受け、浦和レッズのスポンサー契約を結んだものの、2024年シーズンではスポンサー一覧から名前が消えるなど、事業の縮小が顕著です。
小島さんの立て直し戦略は？
小島さんがH社の立て直しにどのような戦略を取るかは、現時点で明確な情報がありません。
H社と小島さんに質問を送ったものの、回答は得られていないと報じられています。
ベンチャー企業関係者は、H社が「競合が増えて経営不振だった」と述べ、サウナブームの波に乗ったDX事業が期待されたものの、市場での競争力不足が課題とされています。
Xでも「サウナ事業はコロナでの補助金ありきの起業」との意見があり、事業環境の厳しさが指摘されています。
一方、小島さんが個人で美容サービスを目的とした合同会社を設立していることも報じられており、H社を継ぐメリットへの疑問が投げかけられています。
別のベンチャー関係者は「負債のある夫の会社を継承するメリットはないはず」と述べ、彼女の戦略が経営再建ではなく解散や残務処理に絞られる可能性も示唆されています。
小田桐氏は、こうしたケースでは「経営の再建を目指すなり、会社の解散などの残務処理をしていく」と解説しており、小島さんが短期的な処理を優先する可能性も考えられます。
芸能界からビジネスウーマンへの転身
小島さんは、2009年にホリプロタレントスカウトキャラバンでグランプリを獲得し、バラエティやスポーツ番組で「こじるり無双」と言われる活躍を見せました。
2022年8月に中国留学を宣言し芸能活動を休止、2023年2月にホリプロを退社、3月に北村さんと結婚、8月に第1子妊娠を報告し、2025年初頭に出産しています。
Xでは「新たな挑戦」との声が上がり、彼女のキャリア転換に注目が集まっています。
H社代表就任は、芸能界からの完全な転身を象徴する出来事です。
北村さんが小島さんの中国留学を支え、自身も「小島」姓を名乗るなど、夫婦の絆が彼女の決断に影響を与えたと考えられます。
Xでは「妻の活動に配慮した」との投稿も見られ、夫婦の相互支援が話題に。
しかし、子育て中の彼女が負債を抱える会社をどう管理するかは、読者の関心事です。
夫の急逝と夫婦愛の背景
北村さんの急逝（2025年2月4日）は、小島さんがH社を継ぐ大きな契機となりました。
彼女は外出先から帰宅し、意識不明の北村さんを発見、自身もショックで救急搬送されたと報じられています。
Xでは「無理心中の可能性」「亡くなった理由はなんだろう」と憶測が飛び交い、遺書が見つかったことも関心を集めています。
小島さんのインスタグラムでは、「家族思いで優しく責任感の強い人でした」と夫を偲び、「未だ受け入れることができません」と綴っています。
北村さんは、浦和レッズの熱烈なファンで、2022年にH社としてスポンサー契約を結び、「青春すべてを彩った」とコメントしていました。
この夫婦愛と北村さんの情熱が、小島さんの就任決意に影響を与えた可能性は高く、Xでも「夫婦愛」との声が寄せられています。
さいごに
小島瑠璃子さんがHabitatの代表取締役に就任した理由は、亡夫・北村功太さんの遺志を継ぎ、取締役不在の危機を解消するためと考えられます。
赤字3億円のサウナベンチャーの立て直しは容易ではありませんが、彼女の決断には夫婦愛と新たな挑戦への意欲が込められています。
現時点で具体的な戦略は不明ですが、経営再建か解散かの選択は、彼女のビジネスウーマンとしての第一歩を象徴するでしょう。
Xでの「新たな挑戦」「夫婦愛」の声が示すように、小島さんの今後の動向に注目が集まります。
あなたは、彼女のこの挑戦をどう見ますか？
