マクドナルドのハッピーセットに「ちいかわ」のおもちゃが登場し、2025年5月16日から全国で販売が始まりました。
しかし、発売直後から店舗での売り切れが相次ぎ、さらにはハンバーガーなどの食品が大量廃棄されている映像がSNSで拡散され、大きな話題となっています。
なぜこのような事態が起きたのでしょうか?
この記事では、ちいかわハッピーセットをめぐる大量廃棄問題と、転売ヤーの買い占めの実態について、信頼できる情報をもとに解説します。
- マクドナルドのハッピーセット「ちいかわ」は、発売初日から大人による買い占めで多くの店舗が売り切れに。
- おもちゃ目当ての購入により、ハンバーガーなどの食品がゴミ箱に捨てられる大量廃棄問題が発覚。
- 転売ヤーがフリマアプリでちいかわおもちゃを高額出品する一方、利益が出にくい状況も報告されている。
- マクドナルドは購入制限や転売禁止を呼びかけたが、効果は限定的で早期販売終了を発表。
- 問題の背景には、大人ファンの需要と転売目的の購入が混在している状況がある。
マクドナルドのハッピーセット「ちいかわ」でハンバーガーが大量廃棄されるのはなぜ?
おもちゃ目当ての買い占めによる食品廃棄
マクドナルドのハッピーセット「ちいかわ」は、2025年5月16日から販売開始され、ちいかわやハチワレなどの人気キャラクターがマクドナルドクルーに扮したおもちゃが付属しています。
このおもちゃを目当てに、多くの大人がハッピーセットを大量購入した結果、店舗では発売初日から売り切れが続出しました。
しかし、問題は購入したハンバーガーやポテトなどの食品が食べられずに廃棄されている点です。
週刊女性PRIMEの記事によると、「おもちゃだけを抜き取り、ハンバーガーやポテトはゴミ箱にポイ」という行為がXで拡散され、怒りの声が広がっています。
特に、横浜クイーンズスクエア店では、大量のハッピーセットの食品が放置されている写真がXに投稿され、大きな反響を呼びました。

SNSでの怒りと批判
この大量廃棄の映像に対し、ネット上では強い批判が巻き起こりました。仮面女子の猪狩ともかさんは自身のXで、「転売ヤーって本当悪質。滅びてほしい」「おもちゃだけゲットしてハンバーガー捨ててる写真とか見ると胸が痛む」と発信し、食品を粗末にする行為に心を痛めています。
また、Xユーザーからは「ハンバーガー大量廃棄は酷いな」「食べ物を粗末にするなよ」といった声が上がり、転売ヤーのモラルに疑問を投げかける投稿が相次いでいます。

転売ヤーの買い占め問題の真相とは?
フリマアプリでの転売とその実態
ハッピーセットのおもちゃは、発売直後からフリマアプリで転売される事態が発生しました。
週刊女性PRIMEによると、ちいかわのおもちゃは4点セットで2500円前後で出品されている一方、ハッピーセット自体の価格は550円程度であるため、転売による利益は限定的です。
Xでは、「メルカリで1個600円くらいで転売されているけど、そもそもハッピーセットがそれくらいの価格」「売れずに価格崩壊はじまった?」と、転売ヤーの戦略が失敗に終わりつつあるとの声も見られます。
さらに、ちいかわグッズは市場に多く出回っており、マクドナルドの大量供給により転売価値が下がっているとの指摘もあります。

マクドナルドの対策と限界
マクドナルドは、転売問題を防ぐため、公式ウェブサイトやニュースリリースで「おひとりさま4セットまでのご購入をお願いしております」「転売または再販売、その他営利を目的としたご購入はお控えください」と呼びかけました。
しかし、発売初日から早朝に行列ができる店舗や、注文から受け取りまで1時間以上待つ状況が発生し、対策の効果は限定的でした。
結局、5月18日にハッピーセット「ちいかわ」第1弾の早期販売終了が発表され、第2弾への不安も高まっています。
転売ヤーの背景と動機
買い占めには日本人だけでなく海外の人も関与していると報じられています。
週刊女性PRIMEでは、「買い占め、転売ヤーは日本人だけでなく海外の人も多く見受けられた」とのグルメライターのコメントが紹介されています。
Xでも、「中国人転売ヤーらしいですね」との投稿が見られ、特定の国籍を名指しする声もありますが、問題の根源は転売目的の購入そのものにあります。
ちいかわの大人気キャラクターとしての魅力が、こうした転売需要を加速させている一方、子供向け商品が大人に買い占められる状況に批判が集まっています。

さいごに
マクドナルドのハッピーセット「ちいかわ」をめぐるハンバーガーの大量廃棄は、おもちゃ目当ての転売ヤーによる買い占めが主な原因です。
フリマアプリでの転売や食品廃棄の映像が拡散され、ネット上では怒りと悲しみの声が広がっています。
マクドナルドは購入制限や転売禁止を呼びかけましたが、問題は完全には解決せず、早期販売終了に至りました。
ちいかわの人気は素晴らしいものですが、子供たちに届けられるはずのハッピーセットが転売や廃棄の対象となるのは残念な現実です。
この問題を通じて、食品ロスやモラルの大切さを改めて考えるきっかけになればと思います。
