サントリーホールディングス(HD)の新浪剛史さんが、2025年9月1日付で代表取締役会長を辞任しました。
大麻由来成分「THC」を含むサプリメントの輸入疑惑で福岡県警の捜査を受けたことが背景にあります。
さらに、新浪さんが社内で「クーデターにはめられた」と発言したと報じられ、注目を集めています。
この記事では、疑惑の詳細、捜査の経緯、社内での動き、そして経済界への影響について、事実に基づいて解説します。
福岡県警の捜査やサントリーHDの対応を中心に、真相に迫ります。
この記事のまとめ
- 新浪剛史さんが大麻成分「THC」含むサプリメントの輸入疑惑で福岡県警の捜査を受け、9月1日付でサントリーHD会長を辞任しました。
- 捜査では違法薬物は見つからず、尿検査も陰性でしたが、ガバナンス上の問題で辞任に至りました。
- 新浪さんが「クーデターにはめられた」と社内で発言し、社内対立の可能性が浮上しています。
- 福岡県警は7月の違法薬物事件の関連で捜査を進め、新浪さんの知人女性が関与している可能性があります。
- 経済同友会代表幹事の辞任や経済財政諮問会議への影響が注目されています。
大麻スキャンダルとクーデターの真相は?
新浪剛史さんが購入したサプリメントに、大麻由来の成分「THC」が含まれていた疑いが浮上しました。
THCは日本で違法とされる成分で、幻覚作用や依存性があるとされています。
新浪さんは「適法な製品だと思っていた」と主張しています。
さらに、「知人女性が一方的に送りつけてきた」と説明していると報じられています。
しかし、福岡県警の家宅捜索では問題のサプリメントは発見されませんでした。
簡易尿検査も陰性だったため、違法薬物の所持や使用は確認されていません。
それでも、サントリーHDは「トップとしての資質を欠く」と判断し、辞任を求めました。
スポニチアネックスの記事によると、新浪さんが社内で「クーデターにはめられた」と発言したそうです。
この発言は、社内の権力闘争や対立を示唆しています。
関係者によると、取締役会で「このままでは解任」と迫られたことが辞任の背景にあるようです。
新浪さんは辞任に納得していないとされており、社内での軋轢がうかがえます。
具体的な「クーデター」の詳細は明らかになっていませんが、社内政治の複雑さが注目されています。
福岡県警の捜査の全貌
福岡県警は2025年8月22日、新浪剛史さんの東京都港区の自宅を家宅捜索しました。
これは、7月に摘発された違法薬物事件の関連捜査の一環でした。
捜査関係者によると、新浪さんがアメリカからTHCを含むサプリメントを輸入した疑いが浮上したとのことです。
捜査は麻薬取締法違反の容疑に基づいて行われました。
しかし、捜索ではサプリメントや違法薬物は見つからなかったと報じられています。
また、新浪さんの簡易尿検査も陰性だったため、捜査は慎重に進められています。
時事ドットコムの記事では、新浪さんが「知人女性が注文し、一方的に送ってきた」と供述し、関与を否定したと伝えています。
福岡県警は、7月の逮捕事件の関係先として新浪さんの名前を把握したようです。
捜査対象は、米国から輸入された大麻由来成分「THC」を含む製品でした。
現時点で逮捕や起訴はなく、警察は刑事責任の有無を慎重に調べている模様です。
サントリーHDの緊急記者会見では、鳥井信宏社長と山田賢治副社長が出席し、詳細を説明しました。
NHKの報道によると、山田副社長は「捜査の結果を待つまでもなく、資質を欠く」と述べ、辞任の判断を強調しています。
警察は、国内での規制の認識などを焦点に捜査を進めているようです。
新浪剛史さんの経歴と経済界への影響
新浪剛史さんは1959年生まれで、慶應義塾大学卒業後、三菱商事に入社しました。
ハーバード大学でMBAを取得し、国際的な視野を持った経営者として知られています。
2002年からローソン社長を務め、12年連続の増収増益を達成しました。
2014年にサントリーHD社長に就任し、海外売上比率を60%に引き上げました。
経済同友会代表幹事や経済財政諮問会議の民間議員を歴任し、財界の顔でした。
辞任により、経済同友会の代表幹事も辞任する可能性が高まっています。
日本経済新聞の記事では、財界に衝撃が広がっていると報じられています。
後任人事や経済政策への影響が注目されています。
サントリーHDの株価は乱高下し、ブランドイメージへの懸念も出ています。
さいごに
この事件は、企業トップのコンプライアンスの重要性を改めて示すものです。
新浪さんの辞任は、捜査の進展次第でさらに注目を集めるでしょう。
サントリーHDは信頼回復に取り組む姿勢を強調していますが、経済界全体への波及が懸念されます。
今後の動向を注視していきたいと思います。

