2026ミラノ・コルティナ冬季オリンピックのフィギュアスケートエキシビションで、71歳のジャッキー・チェンが突然姿を現し、会場を大きな驚きで包みました。男子シングル金メダリストのミハイル・シャイドロフ選手がパンダの着ぐるみで演技した直後、ジャッキー・チェンさんがリンクサイドに現れ、パンダのぬいぐるみを手に抱擁を交わしたのです。この感動的なシーンは多くの視聴者を魅了しましたが、「なぜこのタイミングで登場したのか」「中国政府の政治利用ではないか」といった疑問も一部で浮上しています。本記事では、公式報道と本人たちの発言に基づき、事実を整理してお伝えします。
この記事のまとめ
- ジャッキー・チェンは観客席でエキシビションを観戦中、サプライズでリンクサイドに登場しました。
- シャイドロフ選手のパンダ着ぐるみ演技が「カンフー・パンダ」映画をテーマにしたため、映画声優であるジャッキー・チェンさんがぬいぐるみを持って激励しました。
- シャイドロフ選手は「夢が叶った」と大興奮、ジャッキー・チェンさんは「ここにいられることは光栄」と喜びを語りました。
- ジャッキー・チェンさんは香港代表選手の出場を待ちわびるなど、冬季五輪初観戦を楽しんでいました。
- 過去の親中発言が背景にあり、一部で政治利用の声もありますが、イベント自体は映画とスポーツの純粋なコラボレーションです。
- この出来事は、71歳のアクションスターが今も世界を魅了し続ける象徴的な瞬間となりました。
なぜジャッキー・チェンが2026ミラノ五輪エキシビションにサプライズ登場したのか?
ジャッキー・チェンさんはこの日、観客席で静かにエキシビションを観戦していました。地元イタリアのカロリーナ・コストナーさんの演技終了後、中継カメラが観客席を捉え、日本でも「じゃ、ジャッキー・チェン!?」と驚きの声が相次ぎました。
登場のきっかけは、男子シングル金メダリストであるミハイル・シャイドロフ選手の演技でした。シャイドロフ選手は巨大なパンダの着ぐるみに身を包み、映画「カンフー・パンダ」の音楽に合わせてコミカルに滑走。動きにくい衣装ながら3回転トウループを成功させ、会場を沸かせました。演技終了後、ジャッキー・チェンさんがリンクサイドに現れ、二つのパンダのぬいぐるみを持ってシャイドロフ選手を迎えたのです。
これは事前に発表されたものではなく、完全にサプライズでした。ジャッキー・チェンさんが映画「カンフー・パンダ」でマスター・モンキーの声優を務めているため、テーマがぴったり重なった瞬間でした。エキシビションは競技とは異なり、自由な衣装やプログラムが許される「お祭り」のような場。ジャッキー・チェンさんはこの雰囲気に乗じて、ファンサービスとして自ら登場した形です。
ミハイル・シャイドロフ選手のパンダ着ぐるみ演技の詳細
ミハイル・シャイドロフ選手(カザフスタン)は、男子シングルで初の金メダルを獲得した実力者です。エキシビションでは「カンフー・パンダ」をモチーフに選び、大きなパンダの着ぐるみを着用してリンクに登場しました。
音楽が流れ始めると、コミカルな動きで観客を笑わせながらも、軽やかにジャンプを決める姿にどよめきが起きました。着ぐるみの制限がある中で3回転トウループを成功させ、ガッツポーズを取る様子は、技術の高さとエンターテイメント性を両立させた素晴らしいパフォーマンスでした。会場からは大きな拍手と歓声が沸き起こり、国際スケート連盟の公式アカウントも「特別な瞬間」と紹介しています。
この演技がジャッキー・チェンさんの心を動かしたのは間違いありません。パンダのテーマが自身の映画と直結していたからです。
ジャッキー・チェンさんとシャイドロフ選手の感動ハグ
演技を終えたシャイドロフ選手がリンクサイドに戻ると、そこにジャッキー・チェンさんが立っていました。両手にパンダのぬいぐるみを持ち、笑顔で抱きしめ、激励の言葉をかけました。シャイドロフ選手は興奮を隠せず、インタビューで次のように語っています。
「カンフー・パンダは僕のヒーローです。すごく好きなんです。子供の頃から。自分と重なる部分が多い。不器用で陽気で、でも最終的には『龍の戦士』であり続ける」
そしてジャッキー・チェンさんについて、「ジャッキーの映画が大好きなんです。何度も繰り返し見ました。彼に会えたのは本当に突然で信じられない出来事でした。また一つ夢が叶いました」と感激を述べました。
このハグシーンは、スポーツの枠を超えた感動を与えました。71歳のレジェンドが若き金メダリストを温かく迎える姿に、多くの人が胸を打たれました。
ジャッキー・チェンさんの会場インタビュー
エキシビションの休憩時間にも、ジャッキー・チェンさんはパンダのぬいぐるみを手に登場し、場内インタビューに応じました。満員の会場から大きな歓声が上がり、次のように語っています。
「ここにいられることは光栄です」「とてもエキサイティング」
冬季競技の経験を聞かれると、過去に映画の撮影でカナダのオリンピックチャンピオンから指導を受けたことを明かしました。また、「全てのアスリートにおめでとうと言いたい」と出場選手全員への敬意を示し、香港代表選手の出場を心待ちにしている様子でした。
初めての冬季五輪観戦を楽しむ素直な喜びが伝わるコメントでした。
ジャッキー・チェンさんとカンフー・パンダのつながり
ジャッキー・チェンさんは「カンフー・パンダ」シリーズでマスター・モンキーの声を担当しています。陽気でお調子者ながら、敏捷性に優れたキャラクターは、ジャッキー・チェンさん自身のアクションスターらしいイメージと重なります。
シリーズは世界的に大ヒットし、特に中国では人気です。シャイドロフ選手が子供の頃から愛し、演技に取り入れたのも自然な選択でした。今回のコラボレーションは、映画とリアルスポーツが融合した稀有な例と言えます。
中国政府の政治利用疑惑が浮上する背景
ジャッキー・チェンさんは香港出身ながら、中国政府に近い立場を取る発言を過去に複数行っています。例えば2009年には「中国人には管理が必要」と語り、2012年には香港の抗議デモに規制を求めるコメントをし、2021年には「共産党員になりたい」と中国共産党を称賛したことが報じられています。
これらの経歴から、今回の五輪での目立つ登場について、一部で「中国政府のイメージ向上に利用されているのではないか」という声が上がっています。特に香港問題での親中姿勢が知られる中、公の場でのサプライズが政治的に解釈されるケースは少なくありません。
しかし、今回のイベントに関する公式報道では、政治的な意図は一切触れられておらず、純粋に映画ファンとしての交流とされています。ジャッキー・チェンさん自身もアスリートへの純粋な敬意を強調しており、疑惑はあくまで過去の発言を背景とした推測です。
さいごに
2026ミラノ五輪エキシビションでのジャッキー・チェンさんのサプライズ登場は、スポーツの楽しさとエンターテイメントの魅力を改めて感じさせてくれる出来事でした。シャイドロフ選手とのハグは世代を超えた夢の共演であり、71歳とは思えない元気な姿に元気をもらった人も多いでしょう。
政治的な背景を指摘する声がある一方で、まずはこの感動的な瞬間を素直に楽しみたいものです。ジャッキー・チェンさんがこれからも世界を笑顔にする活躍を続けることを願ってやみません。読者の皆さんも、この記事を通じて温かい気持ちになっていただければ幸いです。

