東大病院の准教授として知られる松原全宏容疑者の逮捕が、2025年11月19日に報じられ、社会に大きな衝撃を与えています。医療機器選定をめぐる収賄容疑で、警視庁に逮捕されたこの事件は、医療現場の信頼を揺るがすものです。
本記事では、松原容疑者の経歴とプロフィールを詳しく掘り下げ、逮捕の背景にある何をしたのか、賄賂の総額、業者との癒着の全貌を、入手可能な情報に基づいて徹底解説します。
この記事のまとめ
- 松原全宏容疑者は、東京大学医学部附属病院の准教授で、整形外科や救急・集中治療科を専門とする53歳の医師です。
- 逮捕容疑は、医療機器メーカー「日本エム・ディ・エム」から奨学寄付金名目で現金を受け取り、私的に流用した収賄罪で、総額は約100万円から150万円に上るとみられています。
- 何をしたのか:メーカーの製品を優先的に選定する見返りに、2021年9月と2023年1月の2回にわたり、病院口座に計80万円を振り込ませ、うち約70万円を私的流用。
- 業者との癒着:元営業所長の鈴木崇之容疑者らとの間で、医療機器の納入優先と引き換えの現金授受が疑われており、警視庁はさらに5社からの寄付金約150万円の使途も捜査中です。
- インタビュー引用:本事件に関する直接のインタビュー記事は確認できませんでしたが、大学関係者への取材(東京新聞)では、「松原容疑者は都内の有名私立高校から東大に入学し、整形外科の外傷診療部門の責任者として機器選定の立場にあった」との指摘があります。
松原全宏の経歴とプロフィールは?
松原全宏容疑者の経歴とプロフィールは、医療界のエリートとして注目を集めていました。以下では、経歴とプロフィールを分けて詳しく紹介します。逮捕のニュースが流れるまで、患者や同僚から信頼されていた人物像が浮かび上がります。
松原全宏の経歴
松原全宏は、1997年に東京大学医学部を卒業後、同大学附属病院に採用されました。東大病院での勤務を基盤に、整形外科の分野でキャリアを積み重ねています。主な経歴は以下の通りです。
- 1997年:東京大学医学部卒業。東大病院に医師として入職。
- 2007年:出向先から東大病院に復帰。以降、15年以上にわたり同病院で勤務。
- 2022年:東京大学医学部准教授に就任。整形外科の外傷診療部門の責任者を務め、手術用医療機器の選定に携わる立場に。
- 専門分野:整形外科学、救急・集中治療医学。大腿骨インプラントなどの医療機器選定を担当し、日本の医学・医療の最前線で活躍。
これらの経歴から、松原全宏は東大医学部の卒業生として、病院内の重要なポジションを担っていました。特に、機器選定の権限を持つ立場は、今回の事件の背景として警視庁が注目しています。
松原全宏のプロフィール

- 氏名:松原全宏(まつばら たけひろ)
- 生年月日・年齢:1972年生まれ(53歳、2025年時点)
- 所属:東京大学医学部附属病院准教授、整形外科・救急・集中治療科
- 住所:東京都台東区上野桜木
- 学歴:都内の有名私立高校卒業後、東京大学医学部卒業
- 専門:整形外科学(外傷診療担当)、救急・集中治療医学
- 役割:医療機器選定の責任者として、病院の購買プロセスに影響力を持つ
東大病院医師が収賄容疑で逮捕の経緯
東大病院の医師として長年勤務してきた松原全宏容疑者が、なぜ収賄容疑で逮捕されたのでしょうか。事件のきっかけは、長野県での別の事件から派生した捜査でした。警視庁捜査2課は、医療機器メーカーの不正を追う中で、東大病院の選定プロセスに不自然な点を発見。2025年11月19日、松原容疑者を逮捕しました。
この逮捕は、単なる個人の不祥事ではなく、医療業界全体の透明性を問うものとなっています。国立大学法人である東大病院の教職員は「みなし公務員」として収賄罪の対象となり、警視庁は容疑者の認否を明らかにしていません。
一体何をした?逮捕容疑の詳細
松原全宏容疑者が一体何をしたのか、逮捕容疑の核心は医療機器の選定をめぐる便宜供与です。具体的には、以下の行為が疑われています。
- 2021年9月ごろ:日本エム・ディ・エム社(以下、日本MDM)の製品(大腿骨インプラントなど)を優先的に使用する見返りに、奨学寄付金名目で40万円を東大病院の専用口座に振り込ませる。
- 2023年1月ごろ:同様に、別の40万円を振り込ませ、計80万円を受け取り。
- 私的流用:病院口座に入金された資金のうち、約70万円を私的に使用。病院の取り分を除いた残りを不正に着服した疑い。
これらの行為は、医療機器の公正な選定を歪め、患者の安全や病院の信頼を損なうものでした。警視庁によると、松原容疑者は日本MDMの元営業所長、鈴木崇之容疑者(41)から贈賄を受けていたとみられています。
賄賂総額と業者との癒着の全貌
タイトルで最も注目される「賄賂総額と業者との癒着の全貌」について、入手可能な情報を基に深掘りします。この部分は事件の闇を象徴しており、読者の検索意図である「どれだけの金額が動いたのか」「どんなつながりがあったのか」を中心に解説します。
賄賂総額の内訳
逮捕容疑の直接的な総額は80万円ですが、警視庁の捜査はこれにとどまりません。2020年3月から2023年1月にかけて、日本MDMを含む5社から「奨学寄付金」名目で計約150万円を受け取っていたとみられています。内訳は以下の通りです。
- 日本MDMからの直接受領:計80万円(うち私的流用約70万円)。
- 他の4社からの寄付:計約70万円(使途不明、警視庁が私的流用を調査中)。
- 全体総額の見込み:約150万円以上。東大病院の奨学寄付金制度では、企業からの寄付の約85%が医師に配分される仕組みですが、松原容疑者はこれを悪用した疑いです。
これらの金額は、医療機器の納入契約(数億円規模)と比較すると少額ですが、癒着の象徴として深刻視されています。大学関係者への取材(東京新聞)では、「松原容疑者は機器選定の責任者として、こうした寄付を誘導できる立場にあった」と指摘されています。
業者との癒着の全貌
癒着の中心は、日本MDMの鈴木崇之容疑者です。鈴木容疑者は同社の元東京第二営業所長で、松原容疑者との間で以下の関係が疑われています。
- 関係構築の経緯:2016年12月頃から、松原容疑者が日本MDMの製品を積極的に推奨。鈴木容疑者はこれに応じ、寄付金を「奨学支援」として病院に送金。
- 癒着の仕組み:松原容疑者が整形外科の外傷診療部門でインプラントなどの機器を優先選定する代わりに、鈴木容疑者から現金授受。東大病院のホームページによると、松原容疑者は救急部に所属し、機器の購買決定に大きな影響力を持っていました。
- 他の業者の関与:日本MDM以外に4社が絡み、総額150万円の寄付。警視庁は、これらが一連の癒着ネットワークの一部とみて、メールや通話記録を押収中です。
- 事件の広がり:長野県での医療機器不正事件が端緒となり、警視庁捜査2課が東大病院に及んだ。松原容疑者の私的流用は、病院の研究支援を装った典型的な手口です。
この癒着は、医療機器業界の「闇」を露呈しており、警視庁はさらに容疑者の自宅や病院を家宅捜索。鈴木容疑者も贈賄容疑で逮捕され、両者の供述から全貌が明らかになる可能性があります。
さいごに
松原全宏容疑者の逮捕は、医療現場の公正さと信頼を根本から問い直す出来事です。エリート医師の経歴が輝いていた一方で、賄賂総額約150万円規模の癒着が明らかになったこの事件は、業界全体の透明化を促すきっかけとなるでしょう。
患者の命を預かる立場にある医師の倫理が問われる中、私たちも医療制度の健全性を注視していく必要があります。本記事が、事件の理解を深める一助となれば幸いです。最新情報が入り次第、更新をお知らせします。

