山口弁のぶるとっぴんってどんな意味?フルスピードの新しい方言の背景と例文は?

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山口県宇部市周辺で使われるユニークな方言「ぶるとっぴん」が、テレビ番組「秘密のケンミンSHOW極」で紹介され、注目を集めています。

「大急ぎ」や「フルスピード」を意味するこの言葉は、山口弁の中でも比較的新しく、若者を中心に親しまれています。

Xでは「宇部以外では通じなかった」との声もあり、その地域性や語源に興味を持つ人が増えています。

この記事では、「ぶるとっぴん」の意味、背景、例文を詳しく解説します。

この記事のまとめ
  • 「ぶるとっぴん」は山口県宇部市や山陽小野田市で使われる方言で、「大急ぎ」「フルスピード」の意味。
  • 比較的新しい方言で、1960年代頃から流行し始めたとされる。
  • 語源は「full top speed」説が有力だが、諸説あり詳細は不明。
  • 主にくだけた会話で使われ、宇部市以外では通じにくい地域限定の方言。
  • 例文:「ぶるとっぴんで支度せーや」(急いで支度しろ)など。

山口弁のぶるとっぴんってどんな意味?

「ぶるとっぴん」は、山口県の宇部市や山陽小野田市周辺で使われる方言で、「大急ぎ」「超高速」「フルスピード」を意味します。

たとえば、「ぶるとっぴんで支度せーや」は標準語で「急いで支度しろ」という意味になります。

マイナビニュースさんの「意味が難しい山口県の方言」ランキングで1位に輝き、1613票を獲得するなど注目度が高いです。

この方言はくだけた会話で使われることが多く、フォーマルな場面ではあまり登場しません。

Xの投稿では、「子供の頃、ぶるとっぴんと言いながら遊んだ」との声があり、親しみやすい表現として地元で愛されていることがわかります。

インタビュー記事は見つかりませんでしたが、宇部市の情報サイト「UBE TOPPIN PLUS」さんでは、「とっぴん」が「早く」を意味し、「ぶる」を付けることで最上級の「超高速」を表現すると解説されています。

フルスピードの新しい方言の背景

「ぶるとっぴん」は山口弁の中でも比較的新しい方言で、1960年代頃から宇部市周辺で流行し始めたとされています。

語源については諸説あり、最も有力なのは英語の「full top speed(全力疾走)」が由来とする説です。

「ぶる」が「full」、「とっぴん」が「top speed」を表し、山口県の工業都市・宇部市で英語の影響を受けた若者言葉として生まれた可能性が指摘されています。

しかし、語源は完全には解明されておらず、「まだ不明」とする意見もあります。

Xの投稿では、「最近流行りの若者言葉かと思ったが、宇部・小野田周辺の方言らしい」と驚く声や、「下関や岩国では使わない」と地域差を指摘する声が上がっています。

山口県内でも、防府市や下関市ではほとんど通じない、宇部市周辺限定の方言として知られています。

ぶるとっぴんの例文と使い方

「ぶるとっぴん」は日常のくだけたシーンで使われることが多く、以下のような例文があります:

  • 「ぶるとっぴんで行くね」(大急ぎで行くね)
  • 「ぶるとっぴんで支度せーや」(急いで支度しろ)
  • 「ぶるとっぴんで走ったら間に合った!」(超早く走ったら間に合った!)

Xの投稿では、「宇部市で『ぶるとっぴん』と言いながら走るのが懐かしい」との声があり、特に若い世代や子どもが使うシーンが多いようです。

宇部市の情報サイト「UBE TOPPIN PLUS」さんによると、この言葉は地域の情報を「早く」伝えるというコンセプトにも取り入れられ、サイト名の一部になっています。

さいごに

「ぶるとっぴん」は、宇部市周辺で愛されるユニークな山口弁で、「フルスピード」の活気ある響きが魅力です。

英語の「full top speed」が語源とする説や、1960年代からの流行など、背景には地域の文化や歴史が感じられます。

Xの声からも、地元民の懐かしさや他地域での知られざる驚きが伝わってきます。

山口県を訪れる際や地元の方と話すとき、「ぶるとっぴん」を使ってみると、会話が一気に盛り上がるかもしれません。

地域の言葉の魅力を楽しみながら、ぶるとっぴんで山口弁を学んでみてください!

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