F1レッドブルのドライバー、角田裕毅さんが2025年シーズン限りで解雇される可能性があるとの衝撃的な報道が、英国のF1専門メディア『F1OVERSTEER』から飛び出しました。
来季は姉妹チームのレーシングブルズからアイザック・ハジャーさんが昇格し、空いたシートに17歳の新星アービッド・リンドブラッドさんが抜擢されるとの構想が報じられています。
このニュースは、角田さんがカナダGP(2025年6月13日開幕)に臨む直前に波紋を広げ、ファンの間で議論が過熱しています。
果たして解雇報道の真相は何なのでしょうか?
また、カナダGPでの角田さんのパフォーマンスがどのような試練に直面しているのかを、最新情報や関連発言を基に掘り下げます。
- 角田裕毅さんのレッドブル解雇報道は『F1OVERSTEER』によるもので、公式発表ではなく信憑性が議論されている。
- 報道では、アイザック・ハジャーさんの昇格とアービッド・リンドブラッドさんの抜擢が計画されているとされる。
- 角田さんの不振はマシン仕様や旧型パーツの影響とされるが、チームの期待に応えられていないとの評価も。
- カナダGPは角田さんの通算100戦目で、アップグレードされたマシンでの結果が解雇報道に影響を与える可能性がある。
- ファンやXの投稿では、解雇報道への疑問やレッドブルのドライバー起用戦略への批判が目立つ。
角田裕毅のレッドブル解雇報道の真相
『F1OVERSTEER』の報道内容と信憑性
英国のF1専門メディア『F1OVERSTEER』は、2025年6月12日、レッドブルが角田裕毅さんを今季限りで解雇し、来季はアイザック・ハジャーさんをレッドブルに昇格させ、レーシングブルズのシートにアービッド・リンドブラッドさんを起用する計画を報じました。
同メディアは「チーム内の協議は最終段階」「非公式な決定」と述べていますが、レッドブルからの公式コメントはなく、情報レベルにとどまっています。
Xの投稿では、ファンから「報道の真偽は不明」「公式発表を待つべき」との声が上がっており、一部では『F1OVERSTEER』の信憑性に疑問を呈する意見も見られます。
また、2024年12月に東スポWEBが報じたクリスチャン・ホーナーさんの「退団勧告」発言や、2025年6月1日のスペインGP予選最下位後の解雇予想など、過去にも角田さんの去就に関する報道があったため、今回のスクープも憶測の一環と見る向きもあります。

レッドブルの公式スタンスと過去の発言
レッドブルの公式な立場は、解雇報道に対して明確なコメントを出していません。
しかし、2025年6月6日のF1-Gate.comの記事では、レッドブル代表が「角田さんの起用継続を示唆し、判断を急がない」と発言したと報じられており、解雇が確定していない可能性を示唆しています。
一方で、2025年3月に角田さんがレーシングブルズからレッドブルに昇格した際、ヘルムート・マルコさんが「今季のシートは安泰」と語っていたにもかかわらず、来季の契約更新には至っていないと『F1OVERSTEER』は指摘しています。
この矛盾から、ファンやメディアはレッドブルのドライバー起用戦略の一貫性のなさを批判しており、Xでは「ホンダとの関係終了が角田さんの解雇につながるのでは」との意見も見られます。
現時点では、解雇報道の真相はレッドブルの公式発表を待つ必要がありそうです。

カナダGPでの試練と角田裕毅の状況
マシン仕様の課題とアップグレード
角田さんは2025年シーズン、レッドブル昇格後7戦で7ポイントしか獲得できず、最高位9位と苦戦しています。
『F1OVERSTEER』は、フェルスタッペンさんとのラップタイム差(平均0.692秒)や、スペインGP予選最下位、モナコGP17位()などの成績不振を解雇理由として挙げています。
しかし、角田さんの不振にはマシン仕様が大きく影響しているとされます。
特に、フェルスタッペンさん仕様のRB21マシンや、エミリア・ロマーニャGPでのクラッシュによる旧型フロアの使用がパフォーマンス低下の原因と指摘されています。
2025年6月10日、F1-Gate.comは、角田さんがカナダGPで自身が提案したRB21の仕様変更をレッドブルが許可したと報じました。
さらに、スペインGP後に行った旧型車でのテストや、カナダGP向けにアップグレードされたフロアの提供により、角田さんは改善の糸口をつかみつつあると述べています。
カナダGPは、こうしたマシン調整の成果を試す重要なレースとなるでしょう。

通算100戦目と重圧
カナダGPは角田さんにとってF1通算100戦目の節目となるレースです。
2025年6月12日のF1-Gate.comの記事では、角田さんが「大好きなカナダで結果を出したい」と意気込みを語っており、ファンからも期待が寄せられています。
しかし、過去3回のジル・ヴィルヌーヴ・サーキットでの最高位は14位と相性が悪く、解雇報道による重圧も加わる中、厳しい試練に直面しています。
『F1OVERSTEER』は、カナダGPでフェルスタッペンさんとのタイム差を縮めなければ「最後の言い訳を失う」と厳しく指摘し、ホーナーさんやマルコさんが結果を注視していると報じています。
Xでも「カナダで優勝して見返してほしい」や「思いっきり走ればいい」と応援する声がある一方、解雇報道を「人種差別」と批判する意見も見られ、角田さんへの注目度の高さが伺えます。

解雇報道の背景とレッドブルの戦略
ハジャーとリンドブラッドの起用計画
『F1OVERSTEER』の報道によると、レッドブルは来季、アイザック・ハジャーさんをフェルスタッペンさんのパートナーとして昇格させ、レーシングブルズのシートにアービッド・リンドブラッドさんを抜擢する計画です。
ハジャーさんはルーキーながら3戦連続入賞(16ポイント)でドライバーランキング9位と好調で、レッドブルから高い評価を受けています。
一方、リンドブラッドさんは17歳でスーパーライセンスの特例発行が承認された「神童」として、チームの若手育成戦略の一環で起用が検討されています。
Xでは、ハジャーさんの昇格に「妥当」とする声がある一方、角田さんのシート喪失に「不公平」との批判も見られ、レッドブルの若手重視の戦略が議論を呼んでいます。
2025年6月8日の東スポWEBでは、ホーナーさんのドライバー契約業務の制限が角田さんの去就に影響する可能性が報じられており、チーム内の政治的ゴタゴタが背景にあるとの見方もあります。

角田のキャリアと今後の可能性
角田さんのレッドブル昇格は、2025年3月の日本GPからで、リアム・ローソンさんの不振を受けて実現しました。
しかし、記事ではローソンさんがレーシングブルズのシートを維持し、角田さんがチームを離れると報じられており、ファンの間で不満が高まっています。
Xでは、角田さんが他チーム(アルピーヌ、アウディ、ハースなど)への移籍を模索すべきとの意見や、バルテリ・ボッタスさんが後任候補として名乗りを上げたとの報道も話題になっています。
角田さんは2021年のF1デビュー以来、安定した成績を残し、2025年開幕戦オーストラリアGP予選5位、中国GPスプリント6位と好調なスタートを切った実績があります。
そのため、解雇報道が事実でも、角田さんのキャリアが終わるわけではなく、新たなチームでの活躍が期待されています。

さいごに
角田裕毅さんのレッドブル解雇報道は、『F1OVERSTEER』のスクープによって大きな注目を集めていますが、現時点では公式発表がなく、真相は不明です。
カナダGPは、角田さんがマシンアップグレードを活用し、フェルスタッペンさんとのタイム差を縮める重要な機会であり、通算100戦目の節目としての結果が解雇報道の行方を左右するかもしれません。
レッドブルの若手起用戦略やチーム内の政治的動向も背景にあり、ファンからは応援と批判が交錯しています。
角田さんの今後のキャリアとカナダGPでの走りに注目しつつ、レッドブルの公式声明を待つ必要があるでしょう。
