ミセスの横浜ライブで音漏れが問題に？近隣住民からの苦情の実態とは？

2025年7月26日と27日に横浜の山下ふ頭で開催されたMrs. GREEN APPLEの10周年記念野外ライブ「フィヨルド」は、多くのファンを魅了しましたが、同時に近隣住民から音漏れに関する苦情が寄せられる事態となりました。

この記事では、横浜ライブでの音漏れ問題とその背景、近隣住民の声、そして関係者の対応について、具体的な情報をもとに詳しくお伝えします。

この記事のまとめ

Mrs. GREEN APPLEの野外ライブ「フィヨルド」は、2025年7月26日と27日に横浜の山下ふ頭で開催されました。

このライブは5万人規模の大型イベントで、横浜の街全体を巻き込んだ企画が話題となりました。

しかし、ライブの音が予想以上に遠くまで届き、近隣住民から騒音に関する苦情が多数寄せられています。

特に、横浜市内の鶴見区や新横浜の大倉山、川崎市の浜川崎、さらには東京都大田区や目黒区といった遠方の地域でも、重低音が聞こえたという報告がX上で確認されています。

@ZKMT801さんは、「比較的近い横浜駅あたりだと特にクレームは出てないけど、主に現場から北方面の鶴見付近でクレーム投稿が集中している」と投稿しています。

具体的な声としては、@tomo_spbv7373さんが「窓閉めてリビングテレビ付けてても聞こえるベース重低音」「曲は聞こえないんだよドドドドーッて音がヤバい」と、音の質について詳細に述べています。

また、@muchausaさんは川崎市に住んでいるにもかかわらず、「19時くらいに帰宅した時なんか音がするなぁって思ったら横浜でやってるミセスのライブの音だったみたい」と驚きを投稿しています。

これらの声から、音漏れが広範囲にわたり、特に重低音が住民に不快感を与えていることがわかります。

音漏れの原因として、X上の投稿では会場である山下ふ頭の立地やスピーカーの配置が指摘されています。

@imaiyaatodeさんは、「海側に向かってスピーカーを設置したことで建物に遮られずに鶴見、川崎、蒲田あたりにダイレクトに音が届いている」と分析しています。

山下ふ頭は海に面した開放的な場所であり、音が風に乗って遠くまで伝わりやすい環境だった可能性があります。

また、@kamie_asukiさんは「風向きや、スピーカーなどの配置が影響しているのかな」と推測しており、気象条件も音漏れの範囲に影響を与えたと考えられます。

影響範囲は横浜市内に留まらず、川崎市や東京都の一部地域にまで及んでいます。

@miwakiti726さんは、「重低音部隊の音が横浜から例えば都内までとかの広範囲に騒音として2時間は届いていてやばかった」と投稿し、音漏れの深刻さを強調しています。

これにより、ライブ会場から離れた地域の住民も騒音被害を感じ、日常生活に影響が出たと訴える声が多く見られました。

一方で、音漏れを目的に会場周辺に集まるファンの行動も問題視されています。

音漏れスポットとして、山下公園、大さん橋、マリンタワー周辺が話題に上がり、「しっかり聞こえた」という声もあるものの、こうした行為が近隣住民や関係者への迷惑につながる可能性が指摘されています。

公式サイトでは、

「音漏れを目的に、チケットをお持ちでない方が会場周辺に集まる行為は、会場周辺や近隣施設、一般の通行人の方々へのご迷惑となるほか、天候によっては体調を崩される原因にもなりかねません」

と明確に呼びかけ、こうした行動を控えるよう求めています。

また、Yahoo!知恵袋では、「音漏れを聞きに行くのは、マナー的には一般の方やミセスの迷惑になるのでやめた方が良い」との意見が投稿されており、音漏れを目的とした集まりが将来的にライブ開催の制限につながる懸念も示されています。

実際に、過去の野外ライブでも音漏れを目的に集まった人々が問題を引き起こし、関係者からの信頼が損なわれたケースがあるため、ファンとしてのマナーも問われています。

現時点で、Mrs. GREEN APPLEやイベント主催者からの公式な謝罪メッセージは確認されていませんが、X上では「バンドとイベントの責任者は謝罪メッセージ出さなきゃかもね」との声も上がっています。

音漏れ問題は野外ライブの宿命とも言えますが、近隣住民への配慮として、スピーカーの配置や音量調整、事前の告知強化など、今後の改善が求められます。

特に、@garannodou0217さんが「ミセスを好きな人ばかりじゃないんだからライブやるなら近隣にちゃんとした配慮しろよ」と投稿するように、ファン以外の住民への影響を最小限に抑える努力が重要です。

Mrs. GREEN APPLEの横浜ライブ「フィヨルド」は、ファンにとって特別なイベントでしたが、音漏れによる近隣住民への影響が大きな話題となりました。

広範囲にわたる騒音被害や、音漏れを目的としたファンの行動は、今後の野外ライブ開催における課題を浮き彫りにしています。

音楽を楽しむ一方で、地域住民との共存を考えることが、こうした大型イベントを継続的に開催するための鍵となるでしょう。

関係者には、さらなる対策と丁寧なコミュニケーションが期待されます。