ワークマンは、作業服のイメージを覆すカジュアル衣料で急成長を遂げた企業です。
2020年にスタートした「#ワークマン女子」は、女性向けの新業態として注目を集めました。
しかし、2025年に「Workman Colors」への改名とともに戦略を見直し、話題になりました。
なぜワークマン女子はコケたのか、ユーザーの声や公式情報を基に、その誤算を探ります。
この記事のまとめ
- ワークマン女子は、女性向けサイズの実用性を軽視し、デザイン性を優先したことで支持を失いました。
- ユーザーはメンズウェアの小さいサイズを求めていたのに、ポケット削減やカラフルなデザインが不評でした。
- 「ワークマン女子」というブランド名への批判やジェンダー観の問題も、失敗の一因です。
- 2025年の「Workman Colors」への改名は、男女両方をターゲットにした戦略転換でした。
なぜワークマン女子はコケたのか?ユーザーの期待とのズレ
ワークマン女子は、2020年10月に横浜のコレットマーレで1号店をオープンしました。
開店当初は3時間待ちの行列ができるほどの人気でした。
しかし、Xでのユーザーの声を見ると、女性客が求めていたのは「メンズウェアの小さいサイズ」だったことがわかります。
旦那君さんは、「徹底的に実用性のみを追求したプロダクトから滲み出る味が好きだったのに、女性にウケるように作りましたみたいなのがスベった」と投稿しています。
ワークマンの強みは、低価格で高機能な作業服にありました。
女性客もその実用性を愛用していたのに、ワークマン女子はポケットを減らし、カラフルなデザインを採用しました。
倹約家のにゃこさんは、「ワークマン女子に求めるのはメンズのサイズ小さい版なのに、ポケット減らして機能減らしてカラフルにしたんじゃ売れるわけない」と指摘しています。
耳点ワズポワレさんは、「大きいポッケたくさんあって便利!シンプルな見た目だからギリギリ普段着として使える!」という点が支持されていたのに、ボディライン重視でポケットを減らしたことが失敗だったと分析しています。
女性が本当に欲しかったのは「実用性の高い小さいサイズ」
ユーザーの声からは、女性向けサイズの作業服や安全靴への強いニーズが伺えます。
へっぽこ堅物ハゲさんは、「現場出てた時に困ったのが安全靴が25以上、作業着もウエスト70以上しかなかった」と自身の経験を語ります。
「足が23.5でウエスト62だった当時の私は本当に困った」と続け、女性向けサイズの必要性を強調しています。
黒色球体さんも、「望まれてたのは『ワークマンブランドの女性向けサイズ』であって、『女性向けアレンジされたワークマン』じゃない」と述べ、ユーザーの期待とのズレを明確にしています。
おいしいお茶子さんは、「ただその機能性を女性向けのサイズで欲しかったのに変にデザイン重視して欲しいものでないものばかり出された」と不満を表明しています。
これらの声から、女性客はワークマンの実用性をそのまま小さいサイズで欲しかったのに、ブランドがデザイン性を優先したことが失敗の大きな要因だったと考えられます。
ブランド名「ワークマン女子」への批判とジェンダー観の問題
ワークマン女子という名称自体も、支持を失う一因となりました。
「女子」という言葉が、ジェンダーに対する現代の価値観と合わないと感じる声が上がりました。
まるまささんは、「女性ファンが増えたとしても、あくまで『徹底的に実用性のみ追求したプロダクトに魅了された女性ファン』」と指摘し、女性向けアレンジが的外れだったと述べています。
インタビュー記事として、公式な情報では、ワークマンが「Workman Colors」への改名を発表した際、ジェンダーレスなブランドを目指したことが明らかです。
この改名は、「女子」という名称が一部の顧客に受け入れられなかったことを反映していると言えます。
戦略転換で過去最高決算へ
ワークマンは2025年、「ワークマン女子」を「Workman Colors」に改名し、戦略を転換しました。
この変更は、女性だけでなく男性客も取り込むことを目指したものでした。
公式発表によると、地方への展開強化とカジュアル衣料の拡充が功を奏し、過去最高決算を達成したとされています。
旦那君さんは、「マキタとかが若者にウケるように『おしゃれマキタ』とかやり出して実用には関係ない装飾ゴテゴテ付けてパステルカラー展開とかやり出したら嫌だろ」と例えて、ワークマン女子の失敗を「実用性からの逸脱」と分析しています。
この戦略転換により、ワークマンは再び実用性を重視したブランドイメージを取り戻しつつあります。
さいごに
ワークマン女子は、女性客のニーズを捉えきれず、実用性よりもデザインを優先したことでコケました。
ユーザーの声からは、ポケットや機能性をそのままに、女性向けサイズを提供してほしかったという強い願いが伝わります。
「Workman Colors」への改名は、こうした失敗を教訓に、男女問わず実用性を求める顧客に焦点を当てた新たな一歩です。
ワークマンの今後の展開が、ユーザーの声に応えられるのか、注目していきたいです。

