ヴィレッジヴァンガードコーポレーション(以下、ヴィレヴァン)は、「遊べる本屋」として独自のサブカルチャー文化を築いてきましたが、2025年5月期に42億円の最終赤字を計上し、81店舗の閉店を発表しました。
この記事では、2025年の株主総会で明らかになった赤字の真相、悪化の原因、そして再建に向けた具体策を、Xのポストや公開情報を基に詳しく解説します。
ヴィレヴァンの現状と未来について、ファンや投資家が気になるポイントを整理しました。
この記事のまとめ
- ヴィレヴァンは2025年5月期に42億円の最終赤字を計上、去年の11億円から大幅悪化。
- 赤字の主因はコロナ禍の影響、店舗拡大によるコスト増、消費者嗜好の変化。
- 再建策として81店舗閉店とオンライン事業強化を推進。
- 株主総会では社長が「コロナ禍の膿を出し切る」と発言、再生への決意を示す。
- ファンからは「アングラ文化の喪失」を惜しむ声も。
42億赤字の真相:株主総会2025で何が語られた?
ヴィレヴァン全店まわるひとさん(@village_vanvan)のXポストによると、2025年の株主総会で白川社長は「恥ずかしながら大変厳しい決算となりました」と述べ、42億円の赤字について言及しました。
社長は赤字の要因として、「コロナ禍中の膿を前期で全て落として新たに出発しよう」と説明。
これは、コロナ禍での売上低迷や店舗運営の非効率性が累積し、財務に大きな影響を与えたことを示唆しています。
また、ポストでは金融機関からの借入金(約20億円)が2年連続赤字で取り上げられるリスクが議論され、経営陣がこれを回避する動きを見せていることも明らかになりました。
赤字が11億から42億に悪化した原因
2024年5月期の最終赤字は11億円でしたが、2025年5月期には42億円へと大幅に悪化。
日本経済新聞によると、ヴィレヴァンは全国293店舗(2025年5月時点)で運営を続けてきましたが、店舗拡大に伴うコスト増が負担に。
コロナ禍での客足減少に加え、ショッピングモールへの出店による独自性の喪失も指摘されています。
ITmediaの記事では、「サブカル不調」「人材不足」だけでなく、品揃えの変化も要因と分析。
かつての「裏社会の本」や「奇抜なアクセ」といったアングラな商品が減り、ドンキやAmazonで入手可能な一般的な商品が増えたことで、ヴィレヴァンらしさが薄れたとされています。
幸定さん(@tkoujou)のポストもこの点を裏付け、「非日常的なアングラな世界がそこにはあった」と過去の魅力を振り返っています。
さらに、消費者嗜好の変化も影響。
やまねこ。さん(@yama_neko)は、店舗が「韓国寄り」の品揃えになり、「面白い本」の仕入れが減ったと批判。
これにより、従来のファンが離れ、売上減少につながった可能性があります。
再建策:81店舗閉店とオンライン事業の強化
ヴィレヴァンは2026年5月期以降に全店舗の約3割(81店舗)の閉店を計画。
都市商業研究所によると、これは不採算店舗の整理と経営効率化を目指す動きです。
同時に、オンライン事業の強化を推進。
公式サイトでは、SNSを活用した最新情報の発信やコラボグッズの販売(例:東方神起やリアルピースとのコラボ)が積極的に行われており、オンラインでの売上拡大を狙っています。
しかし、日刊SPA!は、オンライン化には「壁」があると指摘。
物流コストやデジタルインフラの整備、競合他社との差別化が課題とされています。
ファンと投資家の声:ヴィレヴァンの未来は?
株主総会での議論やXのポストからは、ファンと投資家の複雑な心境が伺えます。
ヴィレヴァン全店まわるひとさん(@village_vanvan)は、総会の雰囲気を「ヘビーかつロング」と表現しつつ、ユーモアを交えてレポート。
投資家視点では、赤字と借入金のリスクに懸念が集まっています。
一方、盆地さん(@bon_chi33)は、ヴィレヴァンの閉店ニュースを受け、昭和のサブカル店舗(大中、宇宙百貨など)を懐かしむ声を投稿。
ファンからは、ヴィレヴァンの「アングラ文化」が失われたことへの失望が目立ちます。
さいごに
ヴィレッジヴァンガードの42億円赤字は、コロナ禍の影響、店舗拡大の失敗、消費者嗜好の変化が重なった結果です。
81店舗の閉店とオンライン事業強化は、厳しい状況を打破するための現実的な一歩と言えるでしょう。
しかし、かつての「遊べる本屋」の魅力を取り戻すには、独自のアングラ文化をどう再構築するかが鍵となります。
ファンとして、投資家として、ヴィレヴァンの今後を見守りたいですね。

