新幹線に乗るとき、特定の号車にこだわりを持つ人は少なくありません。特に「9号車しか乗らない」と公言する有名インフルエンサーがいるという話題が、X上で大きな反響を呼んでいます。表向きは「グリーン車に挟まれているから上質な空間」という理由ですが、ネット上では「実は自己防衛のため」という別の解釈が拡散され、賛否両論が巻き起こっています。本記事では、その発言の本当の背景と、実際に寄せられたさまざまな意見を整理してお届けします。
この記事のまとめ
- 表向きの理由:「9号車は8号車・10号車のグリーン車に挟まれているため、より落ち着いた上質な空間」
- ネット上で拡散された“本当の理由”:普通車で事件が起きた場合、グリーン車が最初に被害を受け、9号車は「防御力が高い」から安全
- 実際の反論も多数:過去の事件では9号車でも殺人事件が発生、防弾ガラス装備は一部編成のみなど事実関係に誤りがある指摘も
- グリーン車選択の別の理由として「自由席客によるトイレ占拠やデッキの混雑回避」も挙がっている
9号車を選ぶ「表向きの理由」とは
ある有名インフルエンサーが語る9号車推しの理由は、非常にシンプルです。
「8号車と10号車がグリーン車だから、その間に位置する9号車はより上質な人しかいない空間で落ち着ける」
これは一種のブランディングでもあり、「自分は雑魚とは違う」という主張を上品に言い換えたものだと指摘する声もあります。実際、グリーン車に近い普通車は乗客のマナーも良い傾向にある、という体験談は多くの人が持っています。
「自己防衛説」が拡散されたきっかけ
この「上質な空間」説に対して、河原 由次さん(@kawachan0104)がXに投稿した内容が火付け役となりました。
暴露する。 とある有名インフルエンサーが 「新幹線は9号車しか乗らない」と言ってる本当の理由。
(中略)
電車で犯罪を起こすのって、ほぼ例外なく普通車なんだ。
だから彼は、その間に挟まれている9号車を選んでる。
理由はただひとつ。自分の身を守るため。
安全面を考えたときに一番防御力が高いのが9号車だから。
この投稿は「なるほど!」と納得する人が続出し、一気に拡散されました。
「普通車から襲撃された場合、まずグリーン車が犠牲になるから9号車は安全」という発想は、確かにゲーム感覚で考えると合理的に聞こえます。
自己防衛説への反論と事実確認
しかし、この自己防衛説に対しては多くのツッコミが入っています。
過去の事件では9号車でも被害が発生
morimoriさん(@morimorigege)は以下のように指摘しています。
1993年に起きた、のぞみ24号車内での殺人事件は9号車で発生。犯人も被害者も9号車の乗客。
実際に過去の事件を調べてみると、9号車だからといって絶対に安全というわけではないことがわかります。
防弾ガラスは一部編成のみ、真ん中が安全という保証はない
冬雨さん(@fuyusame0104)はVIP移動の観点から9号車を擁護しましたが、実際の防弾ガラス装備はごく一部の編成に限られ、すべての列車に適用されるわけではありません。
また「編成の真ん中だから逃げやすい」という意見もありますが、逆に「前後どちらから来られても逃げ場がない」と考える人もいます。
「無敵の人」なら逆にグリーン車を狙うという指摘
たぬきちさん(@tanukichi0530)のコメントは鋭いものでした。
俺が無敵な人なら ほぼ確実に上流な人が座ってるのがわかっているからそこを狙うけどな?
実際に「金持ちを狙う」タイプの犯罪者であれば、グリーン車やその周辺を優先的に標的にする可能性は十分に考えられます。
実際に9号車を推す人が挙げる「現実的な理由」
一方で、自己防衛とは別に「9号車が快適」という現実的な意見も多く見られました。
KAZ万博32回さん(@epfnwbGY74K8QC)はこう書いています。
8号車に乗ると、自由席券持ちが、7-8号車間にあるトイレを長期間占領したり、大人数がデッキに立って騒いでいたりかなりのストレスを与えられる。
自由席は基本的に1~7号車(車両によって異なる)に設定されているため、8号車は自由席客の通り道になりやすく、トイレやデッキが混雑しやすいのです。
その点、9号車はグリーン車の間にあるため、そうした影響を受けにくいという実体験に基づく意見です。
さいごに
「新幹線は9号車しか乗らない」という発言の裏に、ブランディングなのか、自己防衛意識なのか、それとも単なる快適さ追求なのか――正解は本人にしかわかりません。
ただ、今回の議論で明らかになったのは、新幹線に乗る人々がそれぞれ「自分なりの快適さ」や「安全」の基準を持っているということです。
あなたはどの号車に乗りますか?
乗る列車や時間帯、目的によっても変わってくるかもしれませんね。
いずれにせよ、安全で快適な新幹線旅を楽しみましょう。

