成人式で着た振袖が一番のお気に入りなのに、結婚したせいで着られなくなるのは惜しい……。
そんな悩みをXに投稿した女性の声が、多くの共感とアドバイスを集めました。
伝統的な着物マナーでは既婚者が長い袖の振袖を着るのは避けるべきとされる一方で、街着としてカジュアルに楽しむなら問題ないという意見が多数。
着物好きや有識者たちのリアルな声から、現代の柔軟な着こなしが見えてきます。
この記事のまとめ
- 袖丈そのままの振袖を既婚者が街着で着るのは、公式な場でなければ基本的にマナー違反ではない
- 多くの着物有識者や呉服関係者が「好きな着物を着て楽しんでいい」と肯定
- 袖を切らずに着続ける方法として、袴合わせやカジュアル帯が人気
- 袖を短くお直ししたり、切った布で小物を作るリメイク案も提案されている
- 投稿者は多数の「そのまま着ていい」という声に安心し、自分の好きを大切にすると宣言
袖丈そのままの振袖を既婚者が街着で着るのはマナー違反?
伝統的な着物のルールでは、振袖は未婚女性の第一礼装とされ、長い袖は若さや未婚の象徴とされています。結婚後は袖を短くした訪問着や留袖が一般的です。しかし、今回の投稿のように「公式な場ではなく街着として」着たい場合、現代では柔軟な解釈が増えています。
投稿者さんは、成人式の振袖が「一生で一番気に入ってる」のに、結婚したことで袖丈そのまま着るのはまずいかと悩み、有識者に相談。結果、着物屋さんや和裁士さんから「街着なら全然問題ない」「おしゃれ着として着用される方が多くいる」との声が寄せられました。
たとえば、着物屋で働く方からは「一度しか着ていない振袖を切ってしまうのも勿体無い。おしゃれ着として着用される方が多くいます」とのアドバイス。別の和裁士さんは「着方によってカジュアルコーデでも袴履いても楽しめます」と具体的に提案しています。
このように、街着としての振袖は「好きに着ていい」という意見が主流。宇野千代さんのように年齢や季節を無視して好きな着物を楽しんだ例も挙げられ、「令和の今、好きに着ていいと思います」との声もありました。
有識者たちの本音「そのまま着ていい!」
投稿に対して寄せられた意見の多くは、肯定的なものでした。着物クラスタやレイヤーさん、呉服関係者から「既婚でも街着なら振袖OK」「着たい気持ち大事」との温かい言葉が続出。
ある方は「人の意見気にしてたら何もできない。好きにしてOK」とストレートに鼓励。別の着物好きさんは「今どきの振袖は袖を切ることを想定して作られてないものがほとんど。公式な場でないなら着用するのはいいと思います」と専門的な視点から支持しています。
また、「着ないでタンスの肥やしにする方がもったいない」「素敵な柄だからどんどん着て」との声も。投稿者さんはこれらの意見に「ほっとしました」と感謝を述べています。
カジュアルダウンで楽しむアイデア
袖丈をそのままに着続けるための工夫として、さまざまなコーディネート提案が寄せられました。一番多かったのは「袴と合わせて大正ロマン風にする」アイデア。袴なら既婚未婚問わず着られ、長い袖が違和感なくモダンに映えるそうです。
他には「半幅帯や名古屋帯でカジュアルダウン」「ブーツや現代的な小物を合わせる」といった街着らしいスタイリング。AIの提案を疑っていた投稿者さんですが、実際の有識者からも似たアドバイスが届き、納得した様子です。
袖のお直しやリメイクの選択肢
どうしても袖の長さが気になる場合の対処法も議論されました。縦縞の柄の場合「袖を切ってしまうと全体のバランスが崩れる可能性が高い」との指摘があり、切るのは慎重に。
一方で「柄次第でお直し可能」「切った部分を小物やバッグにリメイク」「縫い代を入れて短くし、後で元に戻せるようにする」といった実践的な提案が。和裁士さんからは「ごたつくかもですが長めに縫い代に入れて袖だけ仕立て直す方法もあります」との丁寧な説明もありました。
これらの声から、好きな振袖を長く楽しむための選択肢は豊富にあることがわかります。
さいごに
この投稿は、伝統と現代の狭間で悩む多くの女性の心を代弁したものだったようです。
厳格なマナーを守るべき場もある一方で、街着としての着物はもっと自由でいい──そんな有識者たちの本音が集まり、投稿者さんを安心させました。
大切なのは「自分の好き」を尊重すること。気に入った振袖をタンスに眠らせるより、カジュアルに着て楽しむ時代です。あなたのお気に入り着物も、ぜひ袖を通してあげてください。

