2026年1月31日に行われた小倉競馬場の第6レース(3歳未勝利、若手騎手限定、芝1200メートル)で、JRA史上最高となる3連単の払戻金5836万7060円が記録されました。この超高額配当は、18頭立てのレースで最低人気のカシノリアーナが勝利し、2着に17番人気のスッサンエア、3着に10番人気のコンフィアンサが入るという大波乱の結果によるものです。的中はわずか1票だけでした。この出来事はSNS上で大きな話題となり、「200円で一億円」という誤解から議論が広がりました。競馬の配当ルールを正しく理解していない初心者の方が多く見受けられました。この記事では、その誤解の原因と真相を詳しく解説します。
この記事のまとめ
- 小倉6Rの3連単配当は5836万7060円で、JRA史上最高を更新した。
- 的中は1票(100円単位)のみで、的中者が200円購入した場合でも配当は倍にならず、総額が分配される。
- 「200円で一億円」という考えは、的中票数が不明な時点での単純計算による誤解。
- 3連単の配当は総売上から控除率を引いた額を的中票数で分配する仕組み。
- 初心者は配当表示の意味を正しく理解することで、無駄な誤解を避けられる。
- 高額配当は稀だが、ルールを学ぶことで競馬を楽しめる。
小倉6Rで起きた大波乱の詳細
2026年1月31日の小倉6Rは、3歳未勝利戦として行われました。出走馬は18頭で、単勝オッズを見ると1着のカシノリアーナは388.2倍という最低人気でした。2着のスッサンエアは209.0倍の17番人気、3着のコンフィアンサは26.4倍の10番人気という結果です。この組み合わせで3連単は5836万7060円となりました。これまでのJRA最高記録(2012年新潟5Rの2983万2950円)を大幅に更新した歴史的な出来事です。
的中票数は1票のみで、馬単174万9330円(的中10票)、馬連61万5560円(的中69票)、ワイド16万770円(的中115票)などもそれぞれ記録を更新しました。こうした大波乱は、競馬の醍醐味の一つですが、同時に配当の仕組みについての誤解を生みやすいのです。
3連単の配当はどうやって決まるのか
3連単の配当は、総売上額から控除率(JRAの取り分)を差し引いた額を、的中した馬券の購入金額で分配します。控除率は三連単の場合72.5%で、払戻率は27.5%です。つまり、総売上100円に対して27.5円が払戻金に回ります。
配当金 = (総売上 × 払戻率) ÷ 的中票数の合計購入金額
このレースでは的中が1票(おそらく100円または200円単位)だけだったため、ほぼ総払戻金がその1票に集中しました。JRAの公式ルールでは、馬券は100円単位で購入され、配当は100円あたりで表示されます。的中者が複数いれば、払戻金は均等に分けられます。
「200円で一億円」と思った理由とその誤解
SNS上で見られた「200円買っていたら一億円」という発言は、配当表示の5836万7060円を「100円あたり5836万円」と勘違いし、200円なら単純に倍の1億1672万円になると考えたものです。しかし、これは根本的な誤りです。
配当は「100円あたりの払戻金」として表示されます。5836万7060円とは、的中した100円馬券1枚に対する払戻金額です。的中者が200円分(2枚)購入していた場合でも、総払戻金は変わらず5836万7060円×2ではなく、総額が分配されるため1枚あたりは半分近くになります。的中票数が1票だけだったため、200円購入でも払戻は5836万7060円(100円あたり)×2ではなく、総的中金額に対する分配となりますが、実際の表示は的中1票でこの金額です。
的中票数が不明な投稿時点では、「オッズが出ている=当たった人がいるが、1人なら200円で倍になるかも」と想像した人が多かったようです。しかし、JRAの配当発表後、的中1票が確定したことで真相が明らかになりました。200円購入しても1億円にはならず、最大でも5836万円台の払戻です。
競馬初心者が陥りやすい配当の勘違いポイント
競馬初心者の方は、配当表示を「その馬券を買えばもらえる金額」と誤解しやすいです。例えば、単勝や複勝では人気馬で低配当が出ますが、三連単のような高難易度券種では的中が少ないため高額になります。
もう一つのポイントは、馬券の単位です。最低購入額は100円ですが、200円買うと2倍になるわけではなく、的中時の分配が変わるだけです。また、的中票数が事前にわからないため、投稿時点での推測が過大評価を生みます。こうした誤解は、ルールを学べばすぐに解消されます。
的中1票の高額配当がもたらす影響
的中が1票だけだったことで、この配当は「1人の幸運な購入者」がほぼ総額を得た形になりました。SNSでは「家が建てられる」「脳が溶ける」などの驚きの声が相次ぎましたが、一方で「バカにするような投稿」に対する反論も見られました。競馬は誰でも参加できる娯楽ですが、知識の差がこうした議論を生むのです。
初心者の方は、まずは単勝や複勝から始め、徐々に三連単の仕組みを理解することをおすすめします。高額配当は夢がありますが、確率は極めて低いため、無理な投資は避けましょう。
さいごに
小倉6Rの5836万7060円という歴史的配当は、競馬の興奮を改めて教えてくれました。しかし、「200円で一億円」という誤解は、配当の分配ルールを正しく知らなかったことが原因です。競馬を楽しむためには、こうした基本を押さえることが大切です。初心者の方も、ルールを学びながら、少しずつ挑戦してみてください。競馬は予測不能な面白さがありますが、正しい知識でより深く味わえるはずです。

