2025年6月9日、東京・銀座7丁目の高級時計ブランド「ブレゲ」のブティックで、油圧エレベーターの支柱が折れる事故が発生し、Xを中心に大きな話題となりました。
事故はけが人なしで収束しましたが、「時計の天真が折れたみたい」と揶揄されるなど、ブランドイメージへの影響が懸念されています。
この記事では、事故の原因と銀座店舗の安全性について、真相を詳しく探ります。
- 2025年6月9日、銀座のブレゲブティックで油圧エレベーターの支柱が折れ、大きな音と共に傾く事故が発生。
- 事故原因は油圧エレベーターのチェーン切れで、支柱がレールから外れたことが要因とされる。
- Xでは「同型機全国一斉点検が必要」「構造に問題?」と安全性や設計への疑問が噴出。
- ブレゲブティック銀座は2024年6月にリニューアルオープンしたばかりで、ブランドイメージへの影響が懸念される。
- 油圧エレベーターの保守点検や構造的課題が、今後の安全対策の焦点に。
ブレゲブティックの油圧エレベーターが折れた!なぜ起きた?
2025年6月9日午後2時ごろ、銀座7丁目のニコラス・G・ハイエックセンターにあるブレゲブティックで、1階と3階を結ぶ専用油圧エレベーターが大きな音と共に傾きました。
Xの@kaichuskiさんは「ブレゲブティックの油圧エレベーター折れた!!!!!!」と投稿し、「時計を見ていたら突然大きな音がして、店内は一気に騒然と」と現場の様子を伝えました。
エレベーターは「支柱が折れてレールから外れた瞬間に傾き始めた」とのことです。

FNNプライムオンラインによると、事故の原因は「油圧式エレベーターのチェーンが切れたこと」とされています。
けが人はなく、エレベーター内に人はいませんでしたが、警視庁や管理者への通報が相次ぎました。
Xでは「油圧エレベーターが折れるって何」と驚きの声や、「同型機全国一斉点検だろうなぁ」と安全性を疑問視する投稿が広がりました。

事故原因:チェーン切れと構造的問題
事故の直接的な原因は、油圧エレベーターのチェーン切れです。
FNNプライムオンラインは「エレベーターが3階あたりで止まり、傾いた」と報じ、チェーン切れが支柱の破損とレールからの脱落を引き起こしたとしています。
Xの@kaichuskiさんは「横から見てた感じ、人が降りたあと下がってる途中で支柱が折れた」と詳細を補足し、事故の瞬間を描写しました。
油圧エレベーターは、ロープ式に比べ部品点数が少なく、デザイン性が高い一方、チェーンやシャフトの強度が課題とされます。
SECエレベーターの資料によると、油圧式は「ロープ本数が3本に満たないケースがあり」、構造的に負荷がかかりやすい場合があると指摘されています。
Xの@schnee0322さんは「搬器の道路側にサイネージ置いてるし、荷重が常に道路側にかかっていそうなのも原因な気がしないでもない」と、設計上の偏荷重を推測しました。

銀座店舗の安全性と保守点検の実態
ブレゲブティック銀座は、2024年6月26日にリニューアルオープンしたばかりの店舗で、「ブランドの歴史と技術力を体感できる空間」として注目されていました。
しかし、今回の事故で安全性への懸念が浮上。
Xでは「白いピラーの下に細すぎるシャフト」「安全性もそうだけど」と、設計やメンテナンスへの疑問が寄せられています。
過去のエレベーター事故では、ブレーキやソレノイドの不具合が原因とされた事例があり、保守点検の重要性が強調されています。
SECエレベーターによると、油圧エレベーターは部品供給終了問題もあり、定期的なメンテナンスが不可欠です。
Xの@schnee0322さんが指摘する「同型機全国一斉点検」の必要性は、こうした保守の不備を防ぐための声として注目されます。
インタビュー記事は見つかりませんでしたが、ビルの所有会社が原因調査を進めていると報じられています。

ブランドイメージと顧客信頼への影響
ブレゲは高級時計ブランドとして、精巧な技術と信頼性を売りにしていますが、今回の事故はブランドイメージに影響を与える可能性があります。
Xの@Thesoundspiritさんは「ブ、ブ、ブレゲさん…」と投稿し、ファンや顧客の動揺を伝えました。
また、@k_zeppeliさんは「ギャラリーフェイクでやっていたブレゲの時計か」と、ブランドへの関心と事故の意外性を結びつけています。
事故が起きたニコラス・G・ハイエックセンターは、スウォッチグループの高級ブランドが集まる施設で、エレベーターのデザイン性も店舗の魅力の一部でした。
しかし、「時計の天真が折れたみたい」と揶揄する声や、「縁起が悪い」との投稿がXで見られ、顧客の信頼低下が懸念されます。

油圧エレベーターの課題と今後の対策
油圧エレベーターは、デザイン性や低層ビルへの適応性から採用される一方、構造的強度やメンテナンスの課題が指摘されます。
三菱電機の資料によると、油圧式はロープ式に比べ「落下防止設計が限られる」場合があり、チェーンやシャフトの耐久性が重要です。
過去のエレベーター事故では、ブレーキの摩耗やソレノイド不具合が原因とされ、定期点検の徹底が求められています。
Xでは「油圧エレベーターはもしもを考えると色々と怖い」との声があり、事故後の安全対策に関心が集まっています。
ブレゲブティックやビルの管理者は、チェーン切れの再発防止や、同型エレベーターの点検強化を迫られるでしょう。

さいごに
ブレゲブティックの油圧エレベーターが折れた事故は、チェーン切れによる構造的問題と、保守点検の重要性を浮き彫りにしました。
銀座のフラグシップ店舗としての信頼性に影響を与える可能性があり、ブランドと管理者の迅速な対応が求められます。
Xでの「全国一斉点検」への声は、こうした事故が再発しないための期待の表れです。
高級ブランドの象徴であるブレゲが、安全性と信頼を取り戻すための対策をどう進めるか、注目が集まります。
