ポールトゥウィンホールディングスさんが、2025年6月24日に『ToHeart』や『うたわれるもの』で知られるアクアプラスさんの全株式をグループ外に譲渡する方針を発表しました。
このニュースは、6月26日の『ToHeart』リメイク版発売を目前に控えたタイミングで、ファンに衝撃を与えています。
売却がリメイク版の発売やアクアプラスさんの今後の展開にどのような影響を与えるのか、最新情報をもとに詳しく解説します。
- ポールトゥウィンホールディングスさんがアクアプラスさんの全株式をグループ外に譲渡する方針を決定。
- 『ToHeart』リメイク版は2025年6月26日に発売予定で、予約は好調とされています。
- アクアプラスさんの売却は、メディア・コンテンツ事業の競争激化と先行投資負担が背景。
- 譲渡先は未定で、複数の企業と交渉中。詳細は決まり次第公表予定。
- ファンからは『ToHeart』リメイクの品質やブランドの将来への不安の声が上がっています。
アクアプラス売却でToHeartリメイクはどうなる?
アクアプラスさんの売却が『ToHeart』リメイク版の発売に直接的な影響を与えるかどうかは、現時点で明確ではありません。
ポールトゥウィンホールディングスさんの発表によると、2025年6月26日の発売は予定通り進められており、予約状況も好調とされています。
しかし、Xの投稿では「予約好調なのに売却とは」と驚きの声が上がっており、発売直前のタイミングでの発表に不安を感じるファンも多いようです。
アクアプラスさんが開発を手掛ける『ToHeart』リメイクは、Nintendo Switch向けにリリースされる予定ですが、Xでは「Switch 2での動作不具合が直せない」との指摘もあり、開発環境の制約が話題になっています。
売却による経営体制の変更が、発売後のアップデートやサポートに影響を与える可能性がファンの懸念点です。

売却の背景:ポールトゥウィンHDのメディア事業撤退
ポールトゥウィンホールディングスさんは、2022年12月にアクアプラスさんを子会社化し、メディア・コンテンツ事業を強化する方針でした。
しかし、コンテンツ産業の競争激化と収益化に必要な継続的な先行投資の負担から、メディア・コンテンツ事業からの撤退を決定しました。
Xでは「とらのあなから買われてまだ2年もたってないのに」と、短期間での方針転換に驚く声が寄せられています。
同時に、アクアプラスさんの親会社だったHIKEさんがマネジメント・バイアウト(MBO)で独立することも発表され、アクアプラスさんはポールトゥウィンHDさんの直接子会社として譲渡手続きが進められています。
この動きは、アクアプラスさんの企業価値を高め、シナジーの見込まれる第三者への譲渡を可能にするためとされています。

譲渡先はどこ?アクアプラスの今後の展開
アクアプラスさんの譲渡先は現時点で未定で、ポールトゥウィンホールディングスさんは複数の企業と交渉中と発表しています。
Xの投稿では「単一売却なら自由度が広がるか?」と、譲渡先の企業がアクアプラスさんのIPをどう活用するかに期待と不安が混じる意見が見られます。
アクアプラスさんが手掛ける『ToHeart』や『うたわれるもの』などの人気シリーズの将来が、譲渡先の企業によって大きく左右されるため、ファンは詳細な情報公開を心待ちにしています。
なお、アクアプラスさんの2024年12月期の業績は売上高18億3500万円、営業利益700万円、純利益2100万円の赤字で、譲渡価格や条件にも注目が集まります。
譲渡の詳細が決まり次第、ポールトゥウィンHDさんから公表される予定です。

ファンと業界の反応
アクアプラスさんの売却ニュースに対し、Xではさまざまな反応が寄せられています。
『ToHeart』ファンの一部は「一時ハマったけど、リメイクの画像は微妙」と複雑な心境を吐露しつつ、売却への不安を表明しています。
また、『うたわれるもの』ファンからは「うられるもの」とのユーモラスなコメントも見られ、シリーズの今後を心配する声が広がっています。
業界関係者からは、ポールトゥウィンHDさんのメディア事業撤退がゲーム業界の競争環境を反映しているとの見方もあります。
インタビュー記事は見つかりませんでしたが、アクアプラスさんがカバーさん(ホロライブ運営)と著作物利用の包括契約を締結したニュースがXで話題になり、リメイク版の体験版リリースと関連して注目を集めていました。
このような動きが売却後の展開にどう影響するかも、ファンの関心事です。

さいごに
アクアプラスさんの売却は、『ToHeart』リメイク版の発売直前というタイミングで発表され、ファンに驚きと不安を与えました。
現時点では発売スケジュールに変更はないものの、譲渡先の企業や今後の経営体制がアクアプラスさんの人気IPにどう影響するかは不透明です。
『ToHeart』や『うたわれるもの』のファンは、譲渡の詳細が明らかになるのを待ちつつ、愛着ある作品の未来を見守っています。
ポールトゥウィンHDさんの戦略転換が、ゲーム業界に新たな動きをもたらすかもしれません。
