『機動戦士ガンダム GQuuuuuuX（ジークアクス）』は、2025年春に放送開始され、ジオン公国が一年戦争に勝利したパラレルワールドを描くガンダムシリーズの最新作です。
この作品では、主人公アマテ・ユズリハ（通称マチュ）がジークアクスを操り、クランバトルに挑む姿が描かれますが、ファンの間で特に注目を集めているのが、アムロ・レイの不在です。
『機動戦士ガンダム』でガンダムを駆ったアムロは、ジークアクスでは登場せず、行方不明とされています。
さらに、「シャロンの薔薇」やループ設定が、彼の生存や最終回での登場を暗示しているとの考察が盛り上がっています。
この記事では、アムロの運命や「シャロンの薔薇」とループ設定の関連、最終回での登場可能性について、公式情報やインタビューを基に詳しく探ります。
- ジークアクスではアムロ・レイは登場せず、行方不明扱いで、一年戦争でガンダムに乗らなかった設定。
- フラウ・ボゥがアムロの自宅を訪れるシーンや、謎のメッセージがアムロの生存を匂わせる。
- 「シャロンの薔薇」はモビルアーマー「エルメス」とララァ・スンで、時間干渉やパラレルワールドに関連。
- ループ設定はララァがシャアを救うため歴史を繰り返す試みを指し、アムロが関与する可能性が示唆される。
- Xでは、アムロがジークアクスのAIやメッセージ送信者として関与する生存説が議論されている。
- インタビューは見つからなかったが、庵野秀明はエヴァ要素の誤解を否定し、スタッフの意図が反映。
- 最終回でのアムロの登場は未確定だが、ファンからはカメオ出演やメッセージ関与の予想が挙がる。
ジークアクスでアムロはどうなったのか？
ジークアクスの世界では、アムロ・レイは物語の序盤で退場し、ガンダムに搭乗することはありませんでした。
公式設定によると、一年戦争でガンダムがシャア・アズナブルに鹵獲されたため、アムロは戦場に出ず、行方不明として扱われています。
劇場先行版『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』では、フラウ・ボゥがアムロの自宅と思われる場所へ向かうシーンが描かれ、彼の存在が間接的に示唆されていますが、具体的な消息は不明です。
Xの投稿では、「アムロがゼクノヴァ事件で死亡した説」や「ハロ職人として隠居している説」が飛び交っていますが、公式な裏付けはありません。
一方で、物語の進行に伴い、アムロの生存を示唆するヒントがいくつか登場しています。
特に、第9話「シャロンの薔薇」では、ジークアクスがマチュに謎のメッセージを送り、行動を導く描写があり、これがアムロによる干渉ではないかと話題になっています。
「シャロンの薔薇」の正体とアムロとの関連
「シャロンの薔薇」は、ジークアクスにおける最大の謎の一つで、第9話でその正体がモビルアーマー「エルメス」と、時間凍結状態のララァ・スンであることが判明しました。
この「エルメス」は、『機動戦士ガンダム』のものと酷似していますが、ジークアクス世界には元々存在しない機体で、パラレルワールドから出現したとされています。
キシリア・ザビが「グラナダの地下に保管されていた『シャロンの薔薇』が消失した」と語り、ゼクノヴァ現象との関連が示唆されています。
「シャロンの薔薇」は、ニュータイプ能力の増幅や時間干渉を目的とした実験装置とされ、ジークアクスのオメガ・サイコミュ開発にも影響を与えたと考察されています。
一部のファンは、アムロがこの時間干渉に関与し、ジークアクスのAIやメッセージ送信者として裏で動いていると推測しています。
Xでは、「シャロンの薔薇を地球に移動させたのはアムロ」「メッセージの送り主はアムロ」との声があり、ジークアクスが自律的にマチュを導く描写がこの説を後押ししています。
ループ設定とアムロの生存説
ジークアクスの物語には、ループやパラレルワールドの要素が強く示唆されています。
第9話で登場したララァは、ジークアクス世界の「カバスの館」にいるララァと、「シャロンの薔薇」内の時間凍結したララァの二人が存在します。
カバスのララァは、夢で「シャアが白いモビルスーツのパイロット（アムロ）に殺される」光景を繰り返し見ており、これがループ設定の核心とされています。
Xでは、「ララァがシャアを救うため、ループしてアムロがガンダムに乗らない歴史を作った」との考察が人気です。
このループ設定において、アムロの生存説が浮上しています。
ララァがアムロとシャアの対決を防ぐため歴史を改変したなら、アムロは戦場に出ず生き延びている可能性があります。
Xでは、「アムロがララァの動向を探るためハロを送り込んだ」「ジークアクスのAIにアムロの意識が宿っている」との推測があり、ジークアクスがマチュを抱きかかえるような自律行動を取る描写が、これを裏付ける根拠とされています。
ただし、公式な情報ではアムロの関与は確認されておらず、あくまでファンの考察段階です。
庵野秀明のコメントとスタッフの意図
ジークアクスに関する直接的なインタビュー記事は見つかりませんでしたが、庵野秀明さんは、作品に含まれるエヴァンゲリオン風の要素について、株式会社カラーの公式Xアカウント「（株）カラー 2号機」を通じてコメントしています。
庵野さんは、第8話「月に墜ちる」のエヴァっぽい演出について、「自分の仕業という誤解」「鶴巻監督の影響」と否定し、自身が意図的にエヴァ要素を加えたわけではないと述べています。
このコメントから、ジークアクスの物語や設定（アムロの不在やループ設定など）は、庵野さんの初期プロットに加え、鶴巻和哉監督や他のスタッフのクリエイティブな判断が反映されたものと考えられます。
アムロの運命についても、庵野さんやスタッフが意図的に謎を残し、視聴者の考察を促している可能性があります。
最終回でのアムロ登場の可能性
最終回（第12話）でのアムロの登場については、公式な発表やヒントはありませんが、Xではさまざまな予想が飛び交っています。
「アムロがジークアクスのAIとしてマチュを導き、最終回でその正体を明かす」「フラウ・ボゥが訪れた自宅でアムロがカメオ出演」「シャロンの薔薇を通じてアムロのメッセージが現れる」といった説が人気です。
特に、ジークアクスのオメガ・サイコミュがニュータイプの意識を宿す可能性が示唆されており、アムロのニュータイプ能力が物語の解決に繋がる展開を期待する声もあります。
一方で、アムロを登場させず、視聴者の想像に委ねる結末も考えられます。
『ジークアクス』は、ガンダムの伝統を継ぎつつ新たな物語を描く作品であり、アムロの不在自体がこの世界の独自性を強調する要素となっているためです。
さいごに
ジークアクスにおけるアムロ・レイの不在は、ファンにとって大きな謎であり、物語の魅力を高める要素となっています。
「シャロンの薔薇」やループ設定は、アムロの生存や関与を匂わせるヒントとして機能し、視聴者の考察を刺激しています。
最終回でアムロが登場するかどうかは未確定ですが、ジークアクスの物語は、アムロの影を追いながらも、マチュやシャア、ララァの新たな戦いを描くことで、ガンダムシリーズに新風を吹き込んでいます。
残りのエピソードを一気見して、アムロの運命をあなた自身で感じ取ってみてください！
