ビワマスが新種と判明!アメノイオご飯やこけらずしで味わう琵琶湖八珍の魅力とは?

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琵琶湖の名物魚として知られるビワマスが、100年ぶりに新種として認定され、話題を呼んでいます。

琵琶湖固有のこの魚は、伝統的なアメノイオご飯やこけらずしといった料理で親しまれ、琵琶湖八珍の一つとしてもその地位を確立しています。

この記事では、ビワマスの新種認定の背景や、その魅力を味わう料理、そして琵琶湖の食文化について詳しくご紹介します。

地元の誇りともいえるビワマスの新たな一面を、ぜひ一緒に探ってみましょう!

この記事のまとめ
  • ビワマスが新種「オンコリンカス・ビワエンシス」として認定され、琵琶湖固有種としての価値が高まった。
  • アメノイオご飯はビワマスを使った滋賀県の伝統的な炊き込みご飯で、産卵期のビワマスを活用。
  • こけらずしは長浜市の郷土料理で、ビワマスの旨味を活かした食べやすい発酵食品。
  • 琵琶湖八珍はビワマスを含む8種の湖魚で、滋賀県の食文化を象徴。
  • 新種認定により、ビワマスの保全活動や地域の観光・食文化への注目が期待される。

ビワマスが新種と判明!その背景とは?

2025年6月27日、琵琶湖博物館はビワマスが新種であると発表し、学名「オンコリンカス・ビワエンシス」を付与しました。

これまでアマゴと同種とされてきたビワマスですが、琵琶湖博物館の藤岡康弘特別研究員や京都大学の中坊徹次名誉教授らの研究グループが、目の形やうろこの枚数などの形質を比較し、明確な違いを明らかにしました。

この成果は、2025年6月21日付の国際学術誌に掲載されています。

藤岡さんは「15年来の研究成果が実り、肩の荷が降りた。これで『琵琶湖の固有種』とはっきり言えるようになった」とコメントしています。

この新種認定により、ビワマスは琵琶湖の生物多様性を象徴する存在として、さらに注目を集めています。

ビワマスとはどんな魚?

ビワマスは、琵琶湖にのみ生息するサケ科の淡水魚で、体長は40~50センチメートル、大きいものでは70センチメートルを超えることもあります。

鮮やかなサーモンピンクの身は「琵琶湖の宝石」や「マス類の女王」と称され、程良い歯ごたえと上品な脂の旨味が特徴です。

産卵期には大雨の日に河川を遡上することから「アメノイオ(雨の魚)」とも呼ばれます。

Xの投稿でも、ビワマスの独特な味わいに驚く声が見られます。

@emp_takさんは「食べたとき、むむむ初めての味だと思ったのはこれか?」と投稿し、新種認定に興味を示しています。

地元の方々にとっては馴染み深い魚ですが、新種としてのニュースが新たな関心を呼び起こしているようです。

アメノイオご飯で味わうビワマスの魅力

アメノイオご飯は、ビワマスを使った滋賀県の伝統的な炊き込みご飯です。

特に産卵期のビワマス(アメノイオ)を活用し、シンプルながら魚の旨味を引き立てる料理として親しまれています。

この料理は滋賀県の無形民俗文化財にも指定されており、地域の食文化を象徴する一品です。

地元では、ビワマスの脂の乗った身を米と一緒に炊き込み、ほのかな甘みと風味を楽しむのが一般的です。

観光客にも人気で、琵琶湖周辺の飲食店や旅館で提供されることがあります。

たとえば、休暇村近江八幡では、ビワマスを含む琵琶湖八珍を使った料理プランが提供されており、訪れる人々に地元の味を届けています。

こけらずし:ビワマスの発酵食品としての魅力

こけらずしは、長浜市を中心に親しまれるビワマスを使った発酵食品です。

鮒寿司と異なり、発酵期間が短く、食べやすい味わいが特徴です。

@kiki_aromaさんは「滋賀と言えば鮒寿司が有名だが、私にとっては祖母の作るビワマスのこけら寿司が慣れ親しんだ味」と投稿し、個人的な思い出とともにその魅力を語っています。

こけらずしは、ビワマスの身を塩漬けにして発酵させ、米と合わせたもので、独特の風味とさっぱりとした後味が楽しめます。

地元の祭事や家庭料理で愛され、滋賀県の食文化を体現する一品として、観光客にも注目されています。

琵琶湖八珍:ビワマスを含む湖の恵み

琵琶湖八珍は、ビワマス、ニゴロブナ、コアユ、スジエビ、イサザ、ウロリ、ハス、モロコの8種の魚介類を指し、琵琶湖の豊かな食文化を象徴しています。

これらの湖魚は、滋賀県の食卓や観光資源として欠かせない存在です。

ビワマスは特にその鮮やかな身と美味しさから「琵琶湖の宝石」と呼ばれ、刺身や丼、焼き物など多様な調理法で楽しめます。

琵琶湖八珍は、地元のレストランや旅館で提供されるほか、琵琶湖博物館の展示やイベントを通じてその価値が発信されています。

ビワマスの新種認定により、琵琶湖八珍全体への関心も高まることが期待されます。

ビワマスの保全と未来への期待

ビワマスは環境省のレッドリストで準絶滅危惧種に分類されており、河川改修による産卵場所の減少や近縁種との交雑が課題となっています。

新種認定により、ビワマスの保全活動がさらに進むことが期待されています。

琵琶湖博物館では、7月19日から9月28日まで新種認定に使用した標本を展示し、ビワマスの生態や重要性を広く伝えています。

地元の方々もこのニュースに反応しており、@cotachi_booksさんは「滋賀生まれなので小さい頃から馴染みのある魚が新種だったとは」と驚きを投稿しています。

保全活動とともに、ビワマスを通じた地域振興や観光への影響も注目されます。

さいごに

ビワマスの新種認定は、琵琶湖の自然と食文化の豊かさを改めて浮き彫りにしました。

アメノイオご飯やこけらずしを通じて味わうビワマスは、琵琶湖八珍の代表格として地元の人々や観光客に愛されています。

新種としての認知が進むことで、ビワマスの保全や地域の魅力発信がさらに加速することでしょう。

琵琶湖博物館の展示を訪れたり、地元の料理を味わったりしながら、ビワマスの新たな物語に触れてみませんか?

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