はじめに
10月13日より全国での公開が予定されている映画『キリコのうた』に、お笑いコンビ・霜降り明星の粗品さんが出演されているそうです。
最近はお笑い芸人の方もドラマや映画に出演することが多くなり、その演技に注目が集まりますね。
今回は、霜降り明星・粗品さんの映画『キリエのうた』への出演について調べてみました。
粗品の役は？
粗品さんが演じるのは、キーボード奏者・日高山茶花（さざんか）役です。
日高山茶花は、歌うことでしか“声”を出せない路上ミュージシャン・キリエ（アイナ・ジ・エンド）の歌声に惚れ、キリエのもとに集う音楽家の一人だそうです。
どうやら、粗品さんが演じるのはムードメーカー的な役どころのように想像されますね。
【粗品さんコメント】 岩井監督とも撮影以来、久しぶりに再会できました。毛量偉人やん！ 俺の知ってる60歳のなかで一番毛量多い！ 監督のロン毛を見て俺は髪の毛を切りました（笑）。アイナさんにはいらんもんばっかり貰って、和気藹々とさせてもらってありがとうございます。
粗品さんの演技の評価は？
粗品さんの演技の評価について、映画『キリエのうた』の完成報告イベントで、粗品さんが岩井俊二監督に質問する場面がありました。
ひととおり登壇者に話を振ったあと、終盤には岩井監督に「僕はどうでした？」と撮影での感想を問う場面も。岩井監督は「すばらしかったです。役柄的にいうと、天使のような役で、キリエを支えて一緒に音を鳴らすシーンではうるうるが止まらなかった」と絶賛。粗品も「まじ？僕ですよ。ありがとうございます！うれしいわあ～」と素直に喜ぶ場面もあった。
「天使のような役」ということは、きっと主人公のキリエを明るく導いていくような、ポジティブな役柄なんでしょうね。いよいよ、楽しみになってきました。
ちなみに、粗品さんのドラマ出演としては、2020年1月に放映されたフジテレビ系ドラマ『絶対零度〜未然犯罪潜入捜査〜』で、上昇志向と野心の強いキャリアの刑事・門田駿役があります。
自分が優秀であるがために、同期や先輩を見下しているという、ちょっと嫌な奴の役だったのですが、その際の演技には好意的な評価も多かったようです。
霜降り明星・粗品さんプロフィール
【本名】佐々木直人 【生年月日】1993年1月7日 【出身地】大阪府 【身長】180㎝ 【血液型】O型 【コンビ名】霜降り明星 【相方】せいや 【所属事務所】吉本興業・東京本社
映画『キリエのうた』
映画『キリエのうた』の岩井俊二さん
監督は岩井俊二さん。『Love Letter』、『スワロウテイル』、『リリイ・シュシュのすべて』、『花とアリス』、『リップヴァンウィンクルの花嫁』、『ラストレター』など、どの作品も話題になる映画監督として知られていますね。
独特の映像美を感じさせる作風で、今回の『キリエのうた』の予告を観ても、岩井俊二監督独特の雰囲気と緊張感が漂っていて、予告編なのに観ていてドキドキするような高揚感があります。
これは、楽しみですね～！
映画『キリエのうた』の主演はアイナ・ジ・エンドさん
主人公の路上ミュージシャン・キリエを演じるのはアイナ・ジ・エンドさん。
2023年6月29日に解散したBiSHのボーカルとして活動されていましたが、今回の映画初出演はBiSH解散後の大きなターニングポイントになりそうですね。
今回の役・キリエは「歌うことでしか自らを表現できない路上ミュージシャン」という設定ですから、まさにアイナ・ジ・エンドさん自身と重なる部分も多く、どんな演技が観られるのか楽しみです。
（アイナ・ジ・エンドさんの発言より）
『自分には歌しかない』というキリエの気持ちは、これまでずっと、私自身も感じていたことなんです。今年、大怪我をしてしまった際も、傷を負った場所が顔でよかったと思っちゃったりして……。
歌やダンスに大きな影響が出ないことに安堵しました。だから、特別な役作りをしなくても自然とキリエの心情に寄り添うことができたと思います。
（講談社ViViのインタビューより引用）
映画『キリエのうた』基本情報
原作・脚本・監督：岩井俊二
音楽：小林武史
出演：アイナ・ジ・エンド、松村北斗、黒木華／広瀬すず
村上虹郎、松浦祐也、笠原秀幸、粗品、矢山花、七尾旅人、ロバート・キャンベル、
大塚愛、安藤裕子、鈴木慶一、水越けいこ、江口洋介、吉瀬美智子、樋口真嗣、
奥菜恵、浅田美代子、石井竜也、豊原功補、松本まりか、北村有起哉
制作：ロックウェルアイズ 配給：東映
「キリエのうた」は、10月13日より全国でロードショー。
さいごに
岩井俊二監督『キリエのうた』に霜降り明星・粗品さんが出演するというのは、とても意外な組み合わせで、どんな化学反応がみられるのか、とても楽しみです。
岩井俊二監督は、テレビドラマとはまた違う映画独特の魅力を引き出すことのできる名手でもあり、どんな魅力的な世界が描かれているのか、とても楽しみです。
その岩井俊二ワールドで、粗品さん、アイナ・ジ・エンドさん、黒木華さん、広瀬すずさんらの若いキャストのみなさんの魅力がどう開花するか、是非、映画館で拝見したいと思います！
