佐々木加絵が語る青ヶ島の恋愛事情:日本一人口が少ない村で結婚は本当に難しいのか?

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東京都心から約360km離れた絶海の孤島、青ヶ島。

人口わずか163人(2025年3月時点)の日本一人口が少ない村として知られるこの島で、YouTube「青ヶ島ちゃんねる」を運営する佐々木加絵さんが、島の恋愛事情や結婚の課題について語っています。

島の小さなコミュニティならではの出会いの難しさや、少子化問題への取り組みについて、佐々木さんのインタビューをもとに詳しくお伝えします。

この記事のまとめ
  • 青ヶ島では幼馴染との結婚が現実的ではなく、島外との出会いが減少している。
  • 過去にはリゾートバイトを通じて島民と島外の人が結婚するケースもあったが、現在は出会いの場がほぼない。
  • 佐々木加絵さんは、観光客や移住者を増やすことで出会いの機会を創出しようと取り組んでいる。
  • 住居問題や少子化など、島が抱える課題は行政との連携が不可欠。
  • 若い世代の政治参加が、青ヶ島の未来を変える鍵となる。

青ヶ島の恋愛事情:幼馴染との結婚は「考えられない」

青ヶ島には若い人が多く、15歳から64歳の人口割合は全国平均の約59%に対し、約69%と高い割合を占めています。

しかし、佐々木加絵さんは、島の若者同士の恋愛や結婚には大きな壁があると語ります。

「現在、島には若い人が多いですが、小さい頃から家族のように育ってきているから、今更幼馴染との結婚は考えられません」(佐々木加絵さん)

島の人口が少なく、集落が一つしかないため、住民は皆ご近所さん。

子どもの頃から一緒に過ごしてきた相手を恋愛対象として見るのは難しいようです。

このため、島民同士の結婚は少なく、島生まれの子どもも減少しているのが現状です。

島外との出会いの減少と少子化の課題

青ヶ島では、役場や学校に転勤で来る人と島民が結婚するケースが過去にはありました。

しかし、転勤者の任期が終わると、家族で本州に戻ってしまうことが多く、島に残る子どもは減っています。

佐々木さんは、かつての出会いの場についても触れています。

「数年前までは青ヶ島の居酒屋で期間限定のバイトを募集していて、毎年のように本州からリゾートバイト感覚で来る人がいました。その中には、バイトの期間が終わっても島に残り、そのまま島の人と結婚する方もいたんですよ」(佐々木加絵さん)

しかし、この居酒屋は現在閉店。

島民と島外の人が自然に出会える場はほぼなくなってしまいました。

この状況が、島の少子化問題をさらに深刻化させています。

佐々木加絵さんの取り組み:出会いの場を増やす

佐々木加絵さんは、島の少子化問題を解決するため、島外の人との出会いの場を増やす必要があると考えています。

そのために、観光客や移住者を増やす取り組みを進めています。

「島の少子化問題を解決するには、以前のように島の人と島外の人が出会う場を増やす必要があります。そのためには、少しずつ観光客や移住者を増やしていかないといけません」(佐々木加絵さん)

具体的な取り組みとして、佐々木さんは「ミュージアムハウス」と「グランピング施設」の計画を進めています。

ミュージアムハウスは、青ヶ島の文化や自然を紹介するミュージアム兼ゲストハウスで、短期の観光客だけでなく、移住を検討する長期滞在者も受け入れる予定です。

隣には飲食スペースを併設し、リゾートバイトを復活させることで、島外の人との交流を増やしたいと考えています。

また、グランピング施設は、池之沢のキャンプ場に最新技術を使った簡易住宅を設置する計画です。

「将来的には、キャンプ場以外にも簡易住宅を設置して、移住希望者が住める場所をさらに増やしていきたいです」(佐々木加絵さん) 

これにより、移住のハードルを下げ、出会いの機会を増やすことを目指しています。

住居問題:移住の大きな壁

青ヶ島では、移住希望者が直面する大きな課題が住居問題です。

島は海に囲まれているため、空き家は潮風で傷みやすく、すぐに住めない状態になってしまいます。

また、新しく家を建てるには、材料を島まで運ぶ高額な送料がかかります。

「移住希望者が住める家がない、というのが問題になっていまして」(佐々木加絵さん)

この住居問題は、観光客や移住者を増やす上での大きな障壁となっています。

佐々木さんのミュージアムハウスやグランピング施設の計画は、この課題を解決する一歩となることが期待されます。

行政との連携と若い世代の役割

佐々木さんは、住居問題や少子化といった島の課題は、個人だけで解決するのは難しいと指摘します。

青ヶ島には「ひんぎゃの塩」や「青酎」といった特産品がありますが、これらも自治体のサポートなしで運営されています。

「自分の力で島を良くしよう」という青ヶ島スピリッツは島の誇りですが、大きな課題には行政との連携が不可欠です。

「青ヶ島には『この島をもっと良くしたい』と思う若い人たちがたくさんいます。その人達が心置きなくチャレンジができる自治体になっていってほしい。そのためには、若い人たちが政治に関わっていく必要があると思っています」(佐々木加絵さん)

佐々木さんは、若い世代が政治に参加し、島の未来を切り開くことの重要性を強調しています。

さいごに

佐々木加絵さんが語る青ヶ島の恋愛事情は、島の小さなコミュニティならではの課題を浮き彫りにします。

幼馴染との結婚が難しい中、島外との出会いの場が減少し、少子化が進行。佐々木さんは、ミュージアムハウスやグランピング施設といった新たな取り組みを通じて、出会いの機会を増やし、島の未来を切り開こうとしています。

しかし、住居問題や行政との連携など、解決すべき課題も多く残されています。

青ヶ島の若者たちが一丸となってチャレンジを続ける姿に、島の可能性と希望を感じます。佐々木さんの活動が、青ヶ島に新たな風を吹き込むことを期待したいです。

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