はじめに
幕末を舞台にした大河ドラマは昔から大好きなのですが、実は個人的に尊敬している、幕末に活躍した人物がいます。
それは、江戸無血開城で知られている勝海舟です。あの坂本龍馬の師匠としても有名ですね。
今回は、大河ドラマで勝海舟を演じた、歴代の俳優たちについて調べてみました。
意外とイケメンな勝海舟
勝海舟は幕末から明治(1823年~1899年)にかけて活躍した江戸幕府の政治家です。
貧しい生い立ちから、刻苦勉励し、徳川幕府の要職となりました。
日本に初めての海軍をつくり、戊辰戦争の際には幕府側の最高責任者として、新政府側の軍司令官・西郷隆盛との直接会談により、江戸城を無血で開城したことで知られています。
もし、勝海舟が江戸城無血開城を決断していなかったら、江戸は戊辰戦争の戦場となり、焼き尽くされ、いまの明治から現代に続く首都・東京は存在しなかったかも知れません。
その、勝海舟ですが、当時の最先端であった写真が残っています。それをみると、なんともイケメンではないですか。
NHKの大河ドラマでも、これまで幕末を舞台にした物語がたくさん作られましたが、そこで勝海舟役を演じた俳優には、どんな方々がいたのでしょうか?
これまでに大河ドラマで勝海舟を演じた俳優は誰がいるの?
これまでの大河ドラマで勝海舟を演じた俳優にはどんな人がいたのでしょうか。
まず、第6作『竜馬がゆく』(1968年)。司馬遼太郎原作の超有名な作品ですね。
ここで勝海舟を演じたのは加東大介さん。あの黒澤明の名作『七人の侍』の七郎次(しちろうじ)役は有名ですよね。
次が第12作『勝海舟』。勝海舟が主役です。原作は子母澤寛。勝海舟といえば子母澤寛です。
主人公の勝海舟を演じたのは渡哲也さんと松方弘樹さん。病気が理由で渡哲也さんから松方弘樹さんへとキャストがバトンタッチしたそうです。
次はすこし間が空いて、第28作『翔ぶが如く』。主人公は西田敏行さん演じる西郷隆盛でした。
勝海舟役は林隆三さん。個人的には大好きだった俳優さんです。
さらに第37作『徳川慶喜』。主人公の慶喜役は本木雅弘さん。勝海舟役は坂東八十助(現・第十代坂東三津五郎)さんでした。
第43作『新選組!』。三谷幸喜さん脚本で、若くて溌剌とした新選組隊士たちが印象的でした。
勝海舟役は野田秀樹さん。なんか個性的で、印象に残る海舟役でしたよね。
そして前にも話に出た、第47作『篤姫』。主人公の篤姫役は宮崎あおいさん。
勝海舟を演じたのは北大路欣也さん。これは重厚な配役ですね。
そして第49作『龍馬伝』。竜馬役は福山雅治さん。なんといっても人気の坂本龍馬を福山さんが演じるということで話題になりました。
勝海舟(役名は勝麟太郎)役は武田鉄矢さん。武田さんと言えば竜馬のイメージだったので、ユニークな配役でしたね。ま、武田鉄矢さんはやっぱり武田鉄矢さんでしたが。
続いて第54作『八重の桜』。主人公が同志社の創始者で知られる新島襄の妻の新島八重という、意外な設定でした。八重を演じたのは綾瀬はるかさん。
勝海舟役は生瀬勝久さん。この配役もユニークですね。
そして一番直近が第57作『西郷どん』。鈴木亮平さんが西郷隆盛を演じたのは記憶に新しいです。
勝海舟役は遠藤憲一さん。コワモテの海舟ですね。
調べてみると、幕末を舞台にした設定では欠かせない役だけに印象的な実力派俳優さんたちが演じていますね。
さいごに
個人的に勝海舟が好きなので、つい勝海舟にだけスポットをあててしまいました。
調べてみると多くの俳優さんたちが勝海舟を演じているんですね。
じつは他にも1990年に日本テレビの年末時代劇スペシャル『勝海舟』で田村正和さんが演じた海舟も実に印象的でした。
惜しくも田村正和さんは、2021年4月3日にお亡くなりになられました。とても残念です。
勝海舟がどれだけ偉大で魅力的なのかについては、また別の機会に取り上げられたらいいな、と思っています。