はじめに
パリ五輪が近づいてきて、女子卓球の世界も活性化してきました。
パリ五輪日本代表に選出された張本美和選手は、今回のパリ五輪注目の選手ですが、その張本美和選手が過去4戦全敗しているのが、世界女王・孫穎莎さんです。
今回は、孫穎莎さんの経歴と戦歴、プロフィールについて調べてみました。
孫穎莎さんの経歴
孫穎莎(すん・いーしゃ)さんは2000年11月4日生まれ。中国の河北省石家庄市の出身です。
5歳で卓球を始め、15歳で全中国少年選手権で優勝すると国家2軍チームに加入し、2017年に行われた入れ替えリーグ戦を勝ち抜き、1軍チームにまで登りつめました。
2019年には世界選手権女子ダブルスで金メダル獲得。さらに、ワールドツアーで3度優勝を果たすなど、世界女王と呼ばれるほどの活躍を見せました。
2021年には東京五輪に参加。初の五輪参加でしたが、女子シングルスの決勝で陳夢(チェンムン・中国)さんに敗れ残念ながら銀メダルに終わります。しかし、女子団体では決勝で日本を下し、金メダルを獲得しましました。
その後、次の世界選手権では、女子ダブルス、混合ダブルスで金メダル。女子シングルスでは銀メダルを獲得。出場した全種目でメダルを獲得しました。すごいですね!
2022年1月、ついに世界ランキング1位となります。
その後もメジャー大会で勝ち続け、2023年の世界選手権では、ついに女子シングルス金メダルを獲得しました。
いま、絶対女王として、世界女子卓球界のトップに君臨しています。
孫穎莎さんの戦績
2017年 | ジャパンオープン | 女子シングルス:優勝 |
世界ジュニア選手権 | 女子シングルス:金メダル | |
2019年 | 世界選手権ブダペスト大会 | 女子ダブルス:金メダル |
ジャパンオープン | 女子シングルス:優勝 | |
アジア選手権 | 女子シングルス:金メダル | |
ドイツオープン | 女子シングルス:優勝 | |
チームワールドカップ | 女子団体:優勝 | |
2021年 | 東京五輪 | 女子シングルス:銀メダル、女子団体:金メダル |
世界選手権ヒューストン大会 | 女子シングルス:銀メダル、女子ダブルス:金メダル、混合ダブルス:金メダル | |
WTTカップファイナル | 女子シングルス:優勝 | |
2022年 | WTTシンガポールスマッシュ | 女子シングルス:ベスト4 |
WTTチャンピオンズマカオ | 女子シングルス:優勝 | |
世界選手権成都大会 | 女子団体:金メダル | |
WTTカップファイナル | 女子シングルス:優勝 | |
2023年 | WTTシンガポールスマッシュ | 女子シングルス:優勝、女子ダブルス:優勝 |
WTTチャンピオンズ新郷 | 女子シングルス:優勝 | |
世界選手権ダーバン大会 | 女子シングルス:金メダル、女子ダブルス:銅メダル、混合ダブルス:金メダル | |
WTTスターコンテンダーリュブリャナ | 女子シングルス:優勝、混合ダブルス:優勝 | |
アジア選手権 | 女子シングルス:銀メダル、女子ダブルス:銀メダル、女子団体:金メダル | |
杭州アジア競技大会 | 女子シングルス:金メダル、混合ダブルス:金メダル、女子団体:金メダル | |
WTTスターコンテンダー蘭州 | 女子シングルス:優勝 | |
ITTF混合ワールドカップ | 混合団体:優勝 | |
WTTチャンピオンズ名古屋 | 女子シングルス:優勝、女子ダブルス:優勝 | |
2024年 | WTTスターコンテンダードーハ | 女子シングルス:優勝、混合ダブルス:優勝 |
世界選手権釜山大会 | 女子団体:金メダル |
孫穎莎さんのプロフィール
【氏名】孫穎莎(すん・いーしゃ/(日本語読み)そん・えいしゃ)
【生年月日】2000年11月4日
【身長】160cm
【国】中国
【出身地】中国 河北省石家庄市
【利き腕】右
【戦型】シェーク攻撃型
【世界ランキング】1位
さいごに
日本の女子卓球界にも張本美和選手をはじめ、早田ひな選手、伊藤美誠選手、平野美宇選手など、多くの注目選手がいますが、同世代に孫穎莎選手という強いライバルがいるということは卓球界全体にとってすばらしいことだと思います。
お互いに切磋琢磨して、ぎりぎりのところで実力を競い合う姿が観る者の胸を打ちますね。
パリ五輪は2024年7月26日から8月11日までの期間で開催されます。
もうすぐですね。
パリ五輪では、日本の女子卓球選手たちを応援するとともに、孫穎莎選手の活躍にも注目したいと思います。
楽しみですね!