はじめに
80年代にアイドルとしてデビューし、大ヒット曲「まちぶせ」でブレイクした歌手の石川ひとみさん。
その変わらぬ歌声が、いま再び注目を集めています。
今回は、石川ひとみさんの現在について調べてみました!
石川ひとみさんの経歴
石川ひとみさんは高校2年生のときに渡辺プロダクションの新人歌手オーディションに合格し、その後フジテレビ系のオーディション番組『君こそスターだ!』で7週勝ち抜きでチャンピオンとなりました。
1978年に「右向け右」でアイドル歌手としてレコードデビュー。
なかなかヒットに恵まれず、1981年に発売された11枚目のシングル「まちぶせ」がようやく大ヒットし、ブレークしました。
27歳のとき、B型肝炎を発症
1987年、27歳のときにB型肝炎を発症。治療に専念するため入院することになります。
当時は肝炎が「感染する」という誤情報があり、渡辺プロダクションとも契約破棄となってしまいます。
病気公表後は、街なかで握手を拒まれたり、通っていた水泳教室で「同じプールで泳いだりすると病気がうつるから教室を辞めて下さい」と言われるなど、辛い日々が続いたそうです。
けれども、石川ひとみさんは「それで落ち込むのではなく、胸を張って生きよう、間違いを正していこう」という気持ちになり、正しい知識を広めるために『いっしょに泳ごうよ』(集英社)という本を出版したり、エイズや肝炎に関する講演活動にも取り組むようになったということです。
現在の石川ひとみさんは?
石川ひとみさんは、1988年に芸能活動を再開。
1993年には、デビュー以来バックバンドを務めていた、作・編曲家の山田直毅さんと結婚されました。
B型肝炎で入院中、ずっと石川ひとみさんを支えたのが山田直毅さんでした。
2023年、デビュー45周年を迎え、年振り10枚目のオリジナルアルバム「笑顔の花」を発売、10月には45周年記念コンサートを開催しています。
代表曲「まちぶせ」の作詞・作曲はあの人!
石川ひとみさんの代表曲「まちぶせ」の作詞・作曲は、あの荒井由実(現・松任谷由実)さん。編曲は松任谷正隆さん。
もともとは、歌手の三木聖子さんへの提供曲として1976年に作曲されたものだそうです。
石川ひとみさんの「まちぶせ」はそのカバーシングルということになるのですね。
松任谷由実さん自身も1996年にセルフカバーシングルを発売されており、他にも多くのアーティストによって歌われる曲となりました。
当時、鳴かず飛ばずだった石川ひとみさんにとって、この11枚目のシングル「まちぶせ」は最後の曲になるかも知れなかったようです。この曲で歌手としての一区切りをつけるつもりだったといいます。
石川ひとみさんの「まちぶせ」はTBSの歌番組『ザ・ベストテン』で最高位3位を記録するなど、大ヒットし、累計で70万枚以上を売り上げたそうです。
そして石川ひとみさんは、その年(1981年)の『第32回紅白歌合戦』への初出場を果たしたのです。
石川ひとみさんのプロフィール
【氏名】石川ひとみ(いしかわ・ひとみ) 【性別】女性 【生年月日】1959/9/20 【星座】おとめ座 【血液型】B型 【身長】153.7cm 【出身地】愛知県海部郡美和町 【ジャンル】歌手・アーティスト 【デビュー年】1978年 【デビュー曲】右向け右 (シングル・キャニオンレコード) 【代表曲】くるみ割り人形(シングル・キャニオンレコード)/1978年 まちぶせ(シングル・キャニオンレコード)/1981年
さいごに
80年代に大ヒットした「まちぶせ」ですが、いま聴いても心に響くのは、松任谷由実さんの作詞・作曲ということも然ることながら、はやり石川ひとみさんの歌声の印象が強いからでしょう。
多くの人にカバーされた「まちぶせ」ですが、その起点には石川ひとみさんの透きとおるような歌声があるように思われます。
いま改めて「まちぶせ」を聴いて、石川ひとみさんにはこれからもたくさんの歌声を聴かせていただきたいと思いました。
これからも、応援させていただきたいと思います!