70年代から歌手として活躍し、日本のポップ・ミュージックの草分け的存在として知られるミュージシャン・大貫妙子さん。
今回は、大貫妙子さんのプロフィールや、若い頃の活動について調べてみました。
大貫妙子の学歴
大貫妙子さんの最終学歴は、都立桜水商業高等学校(現在の都立杉並総合高等学校)です。
都立桜水商業高等学校は、都立高校の統廃合・再編計画で旧永福高等学校と併合し、2004年4月に都立杉並総合高等学校として開校しています。
大貫妙子の若い頃の活動
大貫妙子の生い立ち
大貫妙子さんは、東京都杉並区の裕福な家に生まれました。
小学生の頃は、ピアノとバレエを習い、自宅にあったクラシックや軍歌のレコードに親しんでいました。
ところが、小学4年生の頃に父親の仕事の都合で、突然、家庭が経済的に困窮します。
そのせいで、自宅のレコードがすべて失われ、大貫妙子さんはそれに耐えられず友人の家でこっそりと音楽を聴かせてもらっていたいたそうです。
中学生時代には、ビートルズのをコピーして文化祭で歌い、高校時代には本格的にバンドを組んで、フィフス・ディメンションやママス&パパスのコピーをしたそうです。
大貫妙子の若い頃
大貫妙子さんは高校卒業後の1972年、フォークグループ「三輪車」を結成しデビュー。
と思いきや、大貫妙子さんの音楽性がグループに合わないと判断され、大貫さんだけデビューすることができませんでした。
その後、「三輪車」のプロデューサーだった矢野誠さんから、ロック喫茶「ディスクチャート」でセッションしていたミュージシャンの山下達郎さんと出会い、1973年にロックバンド「シュガーベイブ」を結成し、1975年にアルバム『SONGS』でついにデビューすることになりました。
今では信じられないことですが、シュガーベイブは当時の時流に合わず、1976年には解散することになってしまいます。
けれども、ご存じの通り、その後の大貫妙子さんや山下達郎さんの活躍で、シュガーベイブの名前は広く知れ渡ることになったのですね。
シュガーベイブ解散後
大貫妙子さんは、1976年にシュガーベイブが解散した同じ年にソロ活動をスタート。
初のソロアルバム『グレイ・スカイズ』をリリースします。
それ以降は、多くのアルバムをリリースしてゆくことになります。
1997年に公開された竹中直人監督の映画『東京日和』の主題歌として「ひまわり」が起用され、第21回日本アカデミー賞の最優秀音楽賞を受賞しました。
また、デビュー以降、多くのアイドルやアーティスト、ミュージシャンに楽曲を提供もしており、その創作のエネルギーはとどまることを知りません。
ゲーム「MOTHER3」やアニメ「どうぶつの森」の主題歌なども担当
2000年以降には、ゲームやアニメの音楽も手掛けるようになります。
2006年には、任天堂から発売されたRPGゲーム「MOTHER3」のテーマソング「We miss you 〜愛のテーマ〜」が収録されたサウウンドトラックCD「MOTHER3+」が、オリコンアルバムチャートのインディーズ部門で1位を獲得しました。
さらには、同じく2006年に公開された映画「劇場版 どうぶつの森」では、主題歌「森へ行こう」も担当しされました。
大貫妙子のプロフィール
【氏名】大貫 妙子(おおぬき たえこ)
【愛称】ター坊
【生年月日】1953年11月28日
【出身地】東京都杉並区
【血液型】B型
【最終学歴】都立桜水商業高等学校(現在の都立杉並総合高等学校)
【所属事務所】ソニーミュージック
さいごに
すでに還暦を過ぎた大貫妙子さんですが、現在も幅広い音楽活動を続けています。
コンサートやCM音楽、ドラマのテーマ曲など、私たちが知らないうちに耳にし、知らないうちに体に染みついてしまっている曲があるかも知れません。
これからも、日本の音楽界のトップランナーとして活躍される大貫妙子さんに注目です!