鳥山明さんの資産総額は?世界中の子どもたちに愛される作品たち

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はじめに

鳥山明さんの突然の訃報に世界中が驚き、追悼のことばがあふれています。

分かってはいたものの、これほど世界中に影響を与えたマンガ家はこれまでいなかったのではないでしょうか。

マンガだけでなく、アニメやゲームなどその活躍は多岐にわたります。

そこで今回は、鳥山明さんの資産総額はどれくらいになるのか、いくつかの切り口で推定してみました。

長者番付の申告所得から予測する

長者番付とは国税庁が公表していた高額納税名簿のことで、2005年まで発表されていました。(2006年以降は個人情報保護の観点から廃止されました)

鳥山明さんの1981年からの申告所得は次のようになっています。

  • 1981年 5億3900万円
  • 1982年 6億4700万円
    (1983年〜1986年までは不明)
  • 1987年 4億2900万
  • 1988年 3億9000万
  • 1989年 3億7900万
  • 1990年 9億1100万
  • 1991年 6億5400万
  • 1992年 5億6600万
  • 1993年 7億6400万
  • 1994年 5億700万
  • 1995年 11億400万
  • 1996年 6億6000万
  • 1997年 3億9400万
  • 1998年 8億2800万
  • 1999年 2億5900万
  • 2000年 3億8300万
  • 2001年 5億7900万
  • 2002年 6億1700万
  • 2003年 16億500万
  • 2004年 14億8000万
  • 2005年 9億5600万

1980年に『Dr.スランプ』の連載が開始していますので、そこから始まっているんですね。

この25年だけみてもおよそ150億円。ここからさらに20年経過していることを考えると、これまでの所得だけで250億円ほどの金額となるのですね。

ちなみに2003年、2004年あたりが突出して高い所得になっているのは、2002年に発売されたドラゴンボール完全版コミックスがベストセラーになったからではないか、と言われているようです。

『ドラゴンボール』の連載は1995年ですから、その後も長期にわたって人気が継続していたのがわかりますね。

鳥山明さんの作品はマンガやゲームで世界中に広がっていますから、もしかしたら2006年以降の所得はもっと高額になっているかも知れません。それほど世界中の子どもたちに底知れぬ影響力を持っていたんですね。すごいことです。

鳥山明さんのマンガ、アニメ、ゲームなどの作品から所得を推定する

マンガの発行部数から所得を推定

鳥山明さんの代表作といえば『Dr.スランプ』『ドラゴンボール』でしょう。

特に『ドラゴンボール』は、連載後もそのスピンオフ的作品が生まれ続けていて、その影響は日本にとどまらず世界中に及んでいます。

『ドラゴンボール』は漫画版だけで2億6000万部を売り上げており、予想印税収入は114億4000万円となっています。

一方で『Dr.スランプ』の印税収入は14億円ほどとのことですので、この2作品だけで130億円ほどの収入となるのですね。

アニメの人気から所得を推定

アニメの印税は1話あたり10~20万円が原作者に支払われるといわれています。

鳥山明さんの主な作品では、

「ドラゴンボール」関連:全444話 → 印税予測:4,440万円

「Dr.スランプ」関連:全555話 → 印税予測:5,550万円

両作品合わせてアニメの印税で1億円というところでしょうか。

この他に映画や関連グッズがあるので、トータルでも数億円になるのではないでしょうか。

ゲーム関連の所得を推定

鳥山明さんといえば、マンガやアニメのほかにゲーム『ドラゴンクエスト』のキャラクターデザインが有名ですね。

これまでの『ドラゴンクエスト』シリーズ累計の出荷数と配信数は8,300万本を超えるものです。

鳥山明さんのキャラクターデザイン料の印税収入が、「1個あたりの単価×3%」程度だとして、1個あたりの単価を5,000円で計算すると、それだけでも125億円ほどの計算になります。

これにグッズなどの売り上げも含めると、もっと高い数字になるかも知れません。

鳥山明さんのマンガ、アニメ、ゲームなどの作品から予測した総所得

マンガ、アニメ、ゲームの売り上げから予測する鳥山明さんの総所得は、250~260億ほどではないかとみられます。

長者番付の申告所得からの予測と近い金額ですので、やはり鳥山明さんの総所得は最低でもこれくらいの総所得となっているのではないかと思われます。

鳥山明さんの資産総額

鳥山明さんの総所得については250億円を超えるものだと予想しましたが、資産総額については明確に公表はされていません。

2017年に公開されたタックス・ヘイヴン取引に関する電子文書「パラダイス文書」に鳥山明さんの名前が記載されていることが判明。投資組合に出資していることがわかりましたが、鳥山明さん自身は資産運用は完全に税理士、このニュースも報道をみて知ったのだそうです。

これ自体は違法なものではなく、鳥山明さんとしては、ちょっと巻き込まれてしまった感じですね。

ただ、こうした資産運用をされていることを考慮すると、資産総額は相当なものになりそうです。

さいごに

鳥山明さんといえば、マスコミ嫌いであまり公に姿を現す方ではありませんでした。

けれども、そのマンガやアニメなどの作品や、ゲームのキャラクターデザインを通じて、多くの人に影響を与え続けたのですね。

その影響は世界中にひろがっており、まさに「世界の鳥山明」だったことを痛感しました。

多くの資産を築かれたことと思いますが、今後、鳥山明さんを顕彰する記念館やテーマパークなどができたらいいなぁ、などと夢のようなことも考えてしまうのでした。

心よりご冥福をお祈りいたします。

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